(アンソロジー)
宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選
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前作、「家が呼ぶ」が素晴らし過ぎたので期待値が上がってしまうのは読み手の事情か。。 しかし、続編的な今作も平均以上の怖さを醸しており充分お勧めできる。 なにより、作家の皆さんの顔ぶれが凄い。 残念なのは、 相変わらず、”恩田氏” の世界観は微妙…(描写は素晴らしいのですが,,) ”綾辻氏” もネームバリューが凄すぎて苦労してそう… それ以外の方はその名に恥じない高水準な秀作ばかり。 | ||||
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朝宮運河氏の手になる、『家が呼ぶ―物件ホラー傑作選』に続く怪奇小説アンソロジー。今回は旅先の怪を主題としている。収録作は以下の11作。 遠藤周作『三つの幽霊』 福澤徹三『屍の宿』 坂東眞砂子『残り火』 小池壮彦『封印された旧館』 山白朝子『湯煙事変』 恩田陸『深夜の食欲』 綾辻行人『カンヅメ奇談』 北野勇作『螺旋階段』 半村良『ホテル暮らし』 都築道夫『狐火の湯』 小川洋子『トマトと満月』 生理的恐怖に終わりそうな『深夜の食欲』、いかにも怪談という盛り上げ方がかえって野暮な『カンヅメ奇談』、終わりのない下り階段という点でマーガニタ・ラスキの『塔』と同工異曲の『螺旋階段』の3作以外は、いずれもよくできていた。坂東眞砂子は『死国』があまりにひどすぎたので(映画はあんなに良かったのに!)敬遠していたのだが、『残り火』は秀逸である。小川洋子の『トマトと満月』は、因縁が解き明かされるわけではないのに不気味、それも清冽な不気味さという独自の味わいである。山白朝子は、文庫本の『死者のための音楽』の収録作(『幽』という雑誌に掲載されたらしい)よりも本作の方が正統的な怪談。 このアンソロジー一冊でも十分楽しめるが、巻末で紹介されている各作家の作品をここから読んでゆくのも一興かもしれない。 それにしても、怪談アンソロジストと称されて知名度だけは高い東雅夫氏は、どうしてこのレベルのアンソロジーをただの一冊も編むことができないのだろう?? | ||||
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→11作品が載ったホラー傑作選。 →既視感はあるけれど、『湯煙事変』(山白朝子)は心に染み入るものがあり、『深夜の食欲』(恩田陸)は独特の世界観が展開されていて、名作だなぁ、と。 | ||||
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遠藤・狐狸庵先生の実録怪談、歯切れは悪いが余韻を残した大人な幕引き。福澤・生臭い大人の関係の末路が、自縛する血天井の解答。坂東・妻の恭順、夫と舅の呪縛、間違えた拠り所の正体は…。小池・無自覚な相談者、ヤバイのは貴女だ!山白・温泉の怪、ノスタルジー!恩田・深夜勤務、曰く付きのワゴンと共に!綾辻・暗転はサイレントヒル-ような気がした。北野・観客は貴方だ!半村・これぞ自縄自縛!?都筑・分別臭い。小川・ストーカーおばさん。 | ||||
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旅館、ホテル、旅に関する怪談のアンソロジーで、「三つの幽霊」(遠藤周作)を含め、 全11篇収録されています。 「三つの幽霊」は、傑作の「怪奇小説集」の巻頭を飾る作品で、 各種のアンソロジーでもよく収録されています。 おそらくは著者の実体験に基づく作品だろうと思います。 「屍の宿」(福澤徹三)もよく出来た作品です。幽霊に遭遇するお話かと思うと・・・ 最後のツイストが強烈に効いています。 「カンヅメ奇譚」(綾辻行人)カンヅメといっても缶詰ではありません。 締め切りの追われるとこのような悪夢があるいは起こったりするのかな?? 「ホテル暮らし」(半村良)この人結構怪談が得意なのです。 夢か真か・・・、面白いですね! 「トマトと満月」(小川洋子)これは素晴らしい作品です。多分この世に存在しない老女なのでしょうが、 妙にリアリティがあります、そしてラストに見事な幕切れ、いう事ありません!! 余談ですが、この種のジャンルの怪談は、結構あります。 日本では「怪談宋公館」、海外では「シャイニング」など・・・・。 | ||||
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