(アンソロジー)

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家が呼ぶ



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初公開日(参考)2020年06月
分類

アンソロジー

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家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)

2020年06月11日 家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)

おそろしい家、奇妙な家、住みたくない家、不思議と惹かれてしまう家ー「家」にまつわるホラー作品は古今東西人々の心を掴んで離さない。王道の屋敷、マンションにシェアハウス、様々なタイプの「物件」をモチーフ&舞台に据えた“逃亡不可能”な短編を一堂に集結!怪奇好きからビギナーまで病みつき必至の贅沢な特選アンソロジー。(「BOOK」データベースより)




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No.9:
(5pt)

小松左京「くだんのはは」を読むなら、本書で

「くだんのはは」は、徳間文庫版『黄色い泉』収録時に用語規制がかかり、ドイツ鯉を指さす場面のセリフが改変された。
(『新潮カセットブック』で朗読版が出た時には、おそらく視覚障害者への配慮したつもりだろうが、当該部分は削除されていた)
創元推理文庫版『日本怪奇小説傑作集』では、改変後を底本としている。
だが、「くだんのはは」には、元々は読者に『九段の母』という歌を連想させ、屋敷の離れにいる者が病気の女の子ではなく、実は江戸川乱歩の「芋虫」や映画『キャタピラー』に登場するような、一種の「生きている軍神」のような存在ではないかと誤認させることで、結末の衝撃度を大きくする意図があったのではなかろうか?
改変前のオリジナルのセリフは、その誤認を誘発させるための、ミスディレクションだったのではないか?
もしそうなら、改変版は作者の本来の意図を無視した改悪である。
オリジナル版は筒井康隆編『異形の白昼』で読むことが出来たが、集英社文庫版はもとより、ちくま文庫版も増刷されていない。
現状で、新品の本で読めるのは、著作権継承者の指示で保存原稿から復刻された、本書である。
著作権継承者が、用語規制前のバージョンでの収録を望んでいることを考えると、やはり改変版では作者本来の意図が無視されていると見るべきであろう。
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)より
4480436693
No.8:
(5pt)

創作中心の安定感

実話怪談ブームも頭打ちしつつある中、やはりプロの書く怪談小説は恐怖の作り方が抜群に上手く引き込まれてしまいます。
実話怪談と言っておけば、盛り上がりやオチが無くても通用していましたが 自然淘汰され、本当の怪談の価値が見直されつつあるのが今の現状ではないでしょうか。
 この本は 名うての作家が「家」にまつわるホラーをこれでもかと、立て続けに引き込むように読ませてくれ、「家」そのものの恐怖が見事に表現されています。
また、小松左京氏の「くだんのはは」では戦時下の空気感の恐怖も併せて伝えてきて 「流石。。」と唸らせてくれました。
 続編的な、「宿で死ぬ」もぜひ購入したいと思います。また、シリーズ化も期待します。
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)より
4480436693
No.7:
(5pt)

あっという間に読了

こういうアンソロジーって、気に入った作家さんの話はとても気に入るんだけど、合わない作家さんの話にはなかなか入っていけず、結果そこから本が進まなくなって途中で読むの止めてしまう…ってパターンが多いんですが(私だけか?笑)
この本の話はどれもさくさく読めました。
それだけで評価が高くなる。
やはり皆さんプロだ、物語に入り込ませる力が強い。選んだ朝宮さんも凄い…。

若竹七海「影」→いかにも若竹さんらしい
三津田信三「ルームシェアの怪」→何回読んでも好き
小池壮彦「住んではいけない!」→実話怪談らしく楽しい!(ラストの話凄すぎませんか…)
中島らも「はなびえ」→「主人公、いい部屋見付けて良かったねー」と喜んでたら…
高橋克彦「幽霊屋敷」→切ない
小松左京「くだんのはは」→やっぱ圧巻だ…(昔はくだんの所ばっかり読んでました。今は戦時下の少年の生活や心情が興味深いです)
平山夢明「倅解体」→もうタイトルから怖い笑
皆川博子「U Be Me」→「どこのどなたかは存じませんが、どうか気をしっかり」と言いたくなる笑
日影丈吉「ひこばえ」→あれよあれよの怒涛の展開に「…」ってなった…
ひこばえ=孫生え=若芽のことらしいです…さわやかなタイトルも読み終えた今は怖い…
小池真理子「夜顔」→怪異自体は良くある話なんでしょうが、病弱な女子大生の描写やその後の人生が読ませるわあ…
京極夏彦「鬼棲」→あーもう京極さんらしい…

楽しく読み終えました。満足。
やっぱり「くだん」、「ルームシェア」、「鬼棲」が楽しかったな…
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)より
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No.6:
(4pt)

高水準の「家」怪談集

「怪奇幻想ライター」の朝河運河氏が編んだ、家に因んだ怪談アンソロジー。1968~2015年に発表された、11人の作品からなる。各作品のプロフィルは「yuma」氏のレビューにうまくまとめられているので、そちらを参照してほしい。全体に水準が高く、アンソロジストの力量の確かさが伝わってきた。この点、『怪談傑作集』の類のタイトルを掲げながら到底怪談とは言えない作品を多々混入させる(時には100%近く)東××氏とは雲泥の差なので、安心して購入して頂きたい。
個人的には、若竹七海氏の『影』、三津田信三氏の『ルームシェアの怪』、中島らも氏の『はなびえ』は、このアンソロジーがなければ出会うことのなかった逸品であったし、京極夏彦氏の『鬼棲』も意外な味わいがあった。平山夢明氏の『倅解体』は、残念ながら怪談として読むには余りに平山流スプラッター臭がきつすぎた。
高橋克彦氏の『幽霊屋敷』、小松左京氏の『くだんのはは』、日影丈吉氏の『ひこばえ』、小池真理子氏の『夜顔』は、他の選集にも入っているので新味には欠けたが、何回読んでも怖い名品である。日影丈吉氏は『ひこばえ』を発表した時75歳。その歳で、あの説明のつかない忌まわしさ、無力感、そして衝撃的な結末は、凄い!
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)より
4480436693
No.5:
(5pt)

とてもきれいな本

商品の状態も、とてもきれいで気に入りました。
到着後、すぐに読みきりました。
家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)Amazon書評・レビュー:家が呼ぶ --物件ホラー傑作選 (ちくま文庫)より
4480436693



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