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秘密 異形コレクションLI
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異形コレクションと言うので買ってみたけれど、作品に異形はあまり出てこなかった。 ミステリー大好きだしお話は楽しめたのでまぁ良いかなと思い☆4にしました。 不気味な雰囲気は良いですね。壁の中、好きです。 | ||||
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きょうや/ポーの黒猫の劣化版。慎一/座敷童子の恐るべき新解釈。いづみ/ウイルスの生存戦略、SF的ホラー。有紀/転生の動物戯画…共感、俺達を永劫の闇が待っている。対地/住所録の恐怖。勝則/真相はシンプルが案外意外。紀夫/呑ミニケーションが?博愛が地球を救う!雅彦/言葉を削いだらこの理屈っぽさはなくなるだろうに…。理宇/設定がガチャガチャして興を削ぐ。俊介/変転の先、最期の余韻が沁みる。伊智/怪談「ぼく ◯◯えもん」。正紀/親父ギャグかよ!日名子/意図が不明。博子/詩だ!千昭/まるでやりすぎ都市伝説だよね。夢明/変調デスノート。 | ||||
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坂入慎一さんのファンで、表紙に名前をお見かけしたので衝動買いしました。 複数の著者の作品を集めた短編集ということで、どのお話もそれぞれ違った個性があって新鮮でした。 お目当てだった「私の座敷童子」も期待通りで、個人的には満足しています。 初めてお見かけした方の中では、織守きょうやさんの「壁の中」が特に引き込まれました。 不気味なものが不気味で不透明なままに終わる、得体の知れなさの残る読後感がとても良かったです。 それと、最東対地さんの「胃袋のなか」。 こちらは描き方が独特というか、録音メッセージのやり取りのみで展開される形だったので、少ない情報の中から登場人物の人物像や関係性、起きている出来事を手探りで読み取っていく感覚が印象的でした。 初めて触れたシリーズでしたが、面白かったです。 同シリーズの他の巻も読んでみようと思います。 | ||||
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新型コロナを題材にした2作品の明と暗が目立った一冊。 黒澤いずみ作「インシデント」は、今の時代に生きる同業者なら「あー、ありそうだな」と思わせるシチュエーションから今リアルタイムに発生している事象をなぞりつつ、最後はホラーとして落とす逸品。まさに2021年のホラーと言える。 一方で小中千昭作「モントークの追憶」。なんだこれはどうしたトンデモ本か?私は異形コレクションという短編集を買ったはずだが、このタイトルを冠した一文には「マスクは自己免疫を下げる」「ウイルスの粒子はマスクを通過するが風邪を引いた人の飛沫は浴びない」「PCRは感染症判定に使ってはいけない」「マスクから慣らせてワクチンを強制する」「ロックダウンなどのステップを踏んで政府は国民管理のためのマイクロチップ挿入を進めようとしている」などなどのトンデモ論が、ネットでググったらしき知識とともに展開され続ける。小説ではなく「チラ裏」だ。怒りを通り越して哀れですらある。 政治的なメッセージを含んだ小説や反体制をテーマとした小説があっても良い。しかし、現在進行形で発生している人の命に関わる、本当か嘘かもハッキリしていない情報を、その他のただ検索しただけのトンデモ情報とともに、カッコを多用してただ並べただけで小説とはこれいかに。そして最後に「登場人物の一人はすでに死んでました」じゃさすがにプロとして恥ずかしいし、小説集を買ったのにこんなものを読まされたのではたまらない。コンビニでアングラ雑誌を買ったわけではないのだ。 黒澤いずみ氏がイマドキのカルチャーをよく知る比較的若い人であり、ユニークな発想力を持つ期待される作家であることがわかる反面、後者(誰でしたっけ?)はSNSでワクチン保存冷蔵庫のコンセントを抜いて回れと喚いている人たちを彷彿とさせる寒さがあった。 一言で言えば「金返せ」。 井上雅彦氏も後者を掲載することを躊躇ったかのような紹介文を書いているが、今後もう少し慎重になるべきだろう。 | ||||
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かつて異形コレクションの開幕を飾った中井紀夫が『明日への血脈』で復活です。 『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』の解説によれば、これは14年ぶりの新作短編だそうです。 この作家らしくSFテイストを盛り込み、小さなバーでの人間ドラマが、壮大な未来への希望へと広がる名作でした。 本書では、あるギミックを使いたいだけっぽい、SF部分がちょっと無理やり・ご都合主義の連続に感じる短編もあったので、余計にさすがという印象になりました。 他の作品で特に気に入ったのは、蔵に閉じ込められた奇妙な座敷童子をめぐるサスペンスの坂入慎一『私の座敷童子』と、分岐する道の魔を祓うために置かれていた地蔵の石がもたらす運命の変転を描いた嶺里俊介『霧の橋』です。 懐かしい作家と再会でき、初めて読む作家も私好みで楽しめた良い巻でした。 | ||||
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