黒と愛



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初公開日(参考)2010年09月
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長編小説

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黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)

2010年09月22日 黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)

奇妙に傾く狂気の城、奇傾城――血と内臓と腐肉が主題の絵画が集う一室に幽霊が出没する噂がたち、「探偵」亜久は心霊特番に協力して城を訪れる。遅れて「霊能リポーター」役の女子高生、全身黒服の少女・黒が現れ、亜久にそっと囁いた。「あなたは、鋏が好きですか」……やがて密室状況で、黒と親しい男がくだんの部屋で首を切断された。これは幽霊の凶行か? 呪わしく美しい純愛(変愛)本格ミステリ (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

黒と愛の総合評価:7.07/10点レビュー 14件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

なんというか、、、強烈です。

好みの問題で点数は低めですが、作品は強烈なインパクトです。

これが"飛鳥部勝則"だと言わんばかりの、他では味わえない個性的な本でした。
"オカルト"や"怪奇"という言葉だとしっくりこない。
他の方が述べてますが"キワモノ"と言われるとなるほど。と思う小説でした。

登場する人物たち、建物の奇傾城、その他もろもろ、
いつ崩壊してもおかしくないアンバランスなモノが
印象的に数多く出てきます。

微妙な均衡で今まで存在していたものたちが、
女子高生の示門黒との関わりをきっかけに、
より狂いが強調されていってしまった……。
(ブラックホールのように闇を集められた感じ……)

ミステリ的な仕掛けを気にするよりも、
読み終わった最初の印象はそんな感じで、
黒を取り巻く闇が印象的でした。

肉体や精神的な崩壊。
小説枠の崩壊。
(崩壊というより異形への変化?)
なんかガラガラと色々な物が崩れた印象。

序盤は落ち着いて、ゆったりとした雰囲気だったのに
後半は急加速してどこかへ突き抜けてしまった勢いで、
とても唖然とさせられました。

egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(3pt)

まずまず

堕天使拷問刑ほど惹かれる世界観やキャラクタでなかったので三ツ星。
犯人判明からの焦らしとも言える章構成が私的には好きじゃなかった。
あと、他の方も既に書かれてますが、終盤になって物語が初代仮面ライダーになりました。
ページを捲ることに戸惑いを覚えたのは初めてです。
黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152091576
No.12:
(4pt)

あの作品の前日譚

飛鳥部氏の作品の中でも最も内容に賛否ありの異色過ぎるミステリーである「ラミア虐殺」の前日譚に当たる作品である。
前作を読んでいなくても特に支障はないが、読んでおけエピソードの繋がりににやりとできるはず。
本作も前作と同様にクローズドサークルと化した館での密室殺人がモチーフだが、構成が凝っており、トリック主体というよりは登場人物達の異常な愛憎劇を強調したような作りである。
やはりこの著者にしか書けない強烈な個性を持ったミステリーとなっている。
ラミア虐殺を読んでいればラストのあの展開はお約束だが、初めて読む人は受け付けないかもしれない。覚悟して読んで頂きたい。
黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152091576
No.11:
(4pt)

面白かったけど、たぶん合わない人は全く合わない

ミステリーでホラーでハードボイルドで純愛小説でした
それぞれの部分を個々で見れば微妙過ぎるのですが
一つの作品となる事で不思議と面白い作品になっております
それ反則だろとか思う部分も、何故かまあ良いかなという気分になる、そんな作品でした

【以下若干ネタバレ感想】

ヒロインが意外に普通の娘だった点は良い意味で驚いた、幸せになれそうで好ましい
だが仮面ライダー出現はさすがにふざけ過ぎやろ、いやかっこ良かったけどふざけ過ぎやろ
黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152091576
No.10:
(2pt)

何とも言いがたい…

最初は、本格派恐怖ミステリーと思って読み始めたが、途中から人造人間というか完全に空想の世界に入ってしまい、おどろおどろしくなって何がなんだか…という感じで終盤に向かい、最後はあっけないほどスパッと終わってしまう。

そもそも「黒」という名前の女の子が主人公なのだが、自分の娘に「黒」とかいう名前つけるか??
その黒という高校生が、とても別嬪さんで、周りの男をめろめろにしてしまい(笑)、それが原因で何角関係かになってしまい、殺人事件が起こる。それがとてつもなく悲惨で猟奇的な方法で。(余談だが、この猟奇的という言葉を思いつくのに相当苦労した)
その美形の女子高生が初対面の人に必ず聞く言葉「あなた鋏は好きですか?」の意味は?

黒い家などの本格ホラーミステリーからすると、数段落ちるが、こんな変な本も売られているのだと思うと、作家というのはどうにでもなる職業なのだとおもってしまう。実際にこの本買う人いるのだろうか??
黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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No.9:
(4pt)

飛鳥部節炸裂!

飛鳥部節炸裂!あらすじ奇妙に傾く狂気の城、奇傾城。幽霊スポットとしても名高いその城に、心霊番組のロケハンにきた面々。そしてその晩、密室状況で、一人の男が切断された。これは幽霊の仕業なのか。霊能リポーター役の女子高生、全身黒服の少女・黒と彼女に狂わされていく人々を描く愛の物語。感想フルコース。大盤振る舞い。満腹必須の作品です。怪奇趣味、軸のずれた登場人物、エログロナンセンス。たぶん、飛鳥部さんの魅力とアクをいっぺんに楽しみたいなら、これしかないないだろ、と言い切れる作品です。首を切ったトリックもその理由もとんでもなくて、それでもこの作品世界ならそれしかないだろうと言うような異様な説得感があります。現時点で書きたいことを全てつっこんだと思われるとんでもない怪作。初めての人が読むと、たまげてしまいかも。読んでからの一言やけに清らかなエピローグが逆に恐ろしいよ。
黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:黒と愛 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152091576



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