殉教カテリナ車輪
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.25pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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コロナ禍ということで、前々から気になっていた飛鳥部作品を一気読み。 | ||||
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読む前と読了後ではかなり印象が変わった作品です。 | ||||
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イコロジー(図像解釈学)とイコノグラフィー(図像学)を使って絵画に秘められている真実に迫る。そんな手法が新鮮で面白かった。わずか数年の製作期間に絵を描き自殺した地方の名もなき画家。東条寺桂という人物の足跡を追う美術館の | ||||
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作者自ら描いた絵を挿入しミステリに絡ませた独自の作品作りに感銘を受けました。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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悲しい、面白かった 事件の真相自体はたぶんたいていの人が(あまりミステリーの造詣深くない俺でもすぐわかったので)わかるだろうけど、それ自体はどうでもいい 良い小説だった | ||||
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最近の鮎川賞は読んでいない。 本作はまだ鮎川賞初期の頃の作品であったと記憶している。 端正な本格ミステリにひねりを加え、さらに絵画を解釈するという新しい試みを持ってきた傑作である。 | ||||
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選考委員全員一致で絶賛された鮎川哲也賞受賞の飛鳥部氏のデビュー作。 内容がよく掴めないタイトルだが、殉教と車輪という絵画をモチーフにある地方のマイナーな画家の創作を辿りながら、作中作ネタでひとつの凶器で同時に二つの密室殺人が発生するという本格スピリット溢れる作品。 ミステリーとしてのメインの同時に二つの密室殺人のトリック自体は特に斬新でもないのだが、随所に著者自身が書いた絵画を使って絵画から背景や心情を読み解いていくという斬新な趣向が加わり、一読の価値ある意欲作となっている。 | ||||
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ストーリーもキャラクターも私は楽しみました。だけど一言だけ。 …添付されてる作者自らの手による絵がひど過ぎる… 絵画については全くの素人の私ですが、 絵ってこんなもん?ええこんなもんだっけ?と迷うあまり 古今東西の有名画家の絵を集めた軽ーい画集を買いまでしてしまった。 ゴッホやモネやラファエロと比べるなっつう話か。 | ||||
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わずか五年の間に五百余点の絵を描き上げ、 その後自殺を遂げた無名の画家・東条寺桂。 彼に興味を持った学芸員・矢部直樹は、遺された二枚の絵、《殉教》 《車輪》に込められた主題を、図像解釈学の手法を用いて読み解こう とする。 やがて浮かび上がってきたのは、二十年前の聖夜に 東条寺桂の義父の家で起きた、二重密室殺人の謎。 二つの部屋でほぼ同時に、しかも同一の凶器で行われた不可能犯罪の真相とは……? 本作は枠物語的構成が採られており、“額縁”に当たる第一部と第四部の間に、 矢部が東条寺桂の作品と人物像を読み解こうとする第二部、そして、二重密室 殺人事件の顛末を記した東条寺桂の手記である第三部が挟み込まれています。 第三部は、典型的な《雪の山荘》ものといった様相を呈し、関係者による 推理合戦も行われ、なかなか説得力のある仮説が提示されるのですが、 それ以上に、読者を真相から遠ざける巧みな叙述トリックが素晴らしい。 そのための伏線は、手記の中だけでなく、矢部と事務員との ミステリ談議の中でもぬけぬけと張られており、驚かされます (あと、事件の真相を暗示する「プロローグ」の記述も巧妙)。 東条寺桂が遺した二枚の絵については、図像解釈学にもとづき、矢部が絵解きを するのですが、その営為によって、東条寺桂の人物像が浮き彫りになると同時に、 浮かび上がった絵の主題が、事件の真相を象徴していたという仕掛けには、感嘆 させられました(タイトルに仕掛けられた“罠”も心憎いです)。 | ||||
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