人間に向いてない



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初公開日(参考)2018年06月
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長編小説

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人間に向いてない (講談社文庫)

2020年05月15日 人間に向いてない (講談社文庫)

とある若者の間で流行する奇病、異形性変異症候群にかかり、一夜にしておぞましい芋虫に変貌した息子優一。それは母美晴の、悩める日々の始まりでもあった。夫の無理解。失われる正気。理解不能な子に向ける、その眼差しの中の盲点。一体この病の正体は。嫌悪感の中に感動を描いてみせた稀代のメフィスト賞受賞作。(「BOOK」データベースより)




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人間に向いてないの総合評価:8.52/10点レビュー 54件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

何かを試されている


 突如として醜い異形に姿を変える異形性変異症候群によって息子が芋虫になってしまった主婦美晴。 家族の無理解、世間の眼、被害者同士の派閥、嫌悪感の中に見出す成長と愛情。 現代世界にカフカの変身を取り入れた第57回メフィスト賞。

 嫌な話だ。 息子の生殺与奪の選択を委ねられ、葛藤する母親。 あまりに不条理な病によって描かれる被害者心理、傍観者心理のリアルさは心に刺さるものがある。 「生まれてこなきゃよかったのになぁ」 何者にもなれないなら、人間に向いてないなら、私が最後に望むのは・・・。 ドロドロとおぞましい物語ながら、テンポよい語り口、特に終盤の展開は圧巻だった。

 
 

りーり
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.53:
(5pt)

重いテーマだが、読了感は清々しい

タイトルに惹かれ予備知識無しで読み始めましたが、冒頭から主人公(母である美晴)の息子(優一)が異形の虫に変わる話で驚きました。
人の心情の繊細な機微が描かれた物語を期待したのですが、なんだこれはファンタジー系かと。
しかし、読み進めて早々にその判断は見当違いでした。
結論、めちゃくちゃ面白いです。

自分の環境の悪いところと相手の環境の良いところを比較しがちですが、それは良くないですよね。
母も異形になった息子のためにこれだね頑張れるならそれまで頑張れた気もしますが、どうしようもならないと分からないもんですもんね。
ネタバレになりそうですが、ラストの息子の激情には心を打たれました。

※余談ですが、芋虫みたいなユウくんがだんだんかわいく感じてくるのも不思議なところです。笑
人間に向いてないAmazon書評・レビュー:人間に向いてないより
4065117585
No.52:
(4pt)

価値観の押し付け合いで互いに縛りつける人間

今の世の中の価値観、勉強していい学校に入り、高所得の会社に就職し、結婚して子供を作り老後まで安泰に過ごす。このさも正解に思える人生も誰かの手の中で踊っているに過ぎない。本質は、資本家のために訓練し、優秀な成績を残せば資本家の飼い犬になって高級な餌を与えられる。質のいい道具であれば良い人生を送ることが出来るということだ。では、この価値観にそぐわない、もしくは疑問を持つ人達はどうなるか。生産性のない無価値と見なされ資本家やその道具達にレッテルを貼られてしまう。多様性が世界の課題なら、全ての価値観を認めてこそだが、人の上に人を作る限り不可能であろう。苦しみは消えないのだ。
人間に向いてないAmazon書評・レビュー:人間に向いてないより
4065117585
No.51:
(5pt)

ホラーじゃなかった

ホラー小説が好きなので期待して読んだら、全然思っていたのと違う方向性の話でした。
ただ、読んで凄く良かったです。
自分の家族がやや鬱で仕事が行けない状態になっていて、可哀想と思いつつも怠けているようにしか見えない時もあります。でも、辛さは本人にしか分からない、それを私がとやかく言うのはただ追い詰めるだけなんだと気付かされました。解決方法は分からないけど、家族は理解者であるべきなんだとこの本を読んで思いました。
人間に向いてないAmazon書評・レビュー:人間に向いてないより
4065117585
No.50:
(5pt)

世の中の親に読んでもらいたい

子への期待のあまり、子供の存在そのものを肯定できない親はたくさんいると思いますが、客観的にそういった問題を考えるきっかけを与える本だと思いました。
人間に向いてないAmazon書評・レビュー:人間に向いてないより
4065117585
No.49:
(1pt)

合わなかった★

途中から飽きがくる。毒親というほどでもない、過干渉気味の親への呪詛が延々と続く描写には辟易。
読みながら食傷気味、エンディングも消化不良。
人間に向いてないAmazon書評・レビュー:人間に向いてないより
4065117585



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