戦車のような彼女たち
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主人公の私ダメダメ人造人間☆ けれど任務で知り合った男性と初恋に落ちてしまったの! 胸のドキドキはエスカレートして心不全寸前! 新婚生活を送ってるなかで妹が旦那さんを付回したりしたけれどなんとか生きてるわ! そんな私だけど医者さんに治療してもらって新婚旅行に出かけたの! 警察に主婦なんですけど!って訴えても取り合ってもらえなかった主人公が可愛かった | ||||
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冒頭、リセットさんが「これは一目惚れの話よ」と言って始まりますが 寧ろ結婚するまで相手を知らない見合い結婚した二人が夫婦になるまでの話、な気がします。 (二人の出会いは一目惚れですが・・・) 一目惚れモノとしてなら、同作者の「冥王と獣のダンス」の方が出来がいいような。 この作者お約束の特殊能力戦もイマイチ盛り上がりません。 スプーキーEとか飛鳥井仁とか、この作者を追いかけてきた人には気になるキャラが出てきたりしてるので シリーズファン向け作品、といった所でしょうか。 | ||||
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統和機構もの。 高いスペックを与えられ過ぎて役に立たなかったドイツのヤークト・ティーガーに例えられたコードネームを与えられた合成人間のヒロインが、監視対象と偽装結婚するが・・・ ヒロインとその相棒、そして彼女たちを取り巻く機構の合成人間たちに”ダイヤモンズ”や二代目イマジネーター迄登場する連作集。 | ||||
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「こういうものを描くために 作家をやているんだろう」 ー本書帯より本人談 「そう、これは一目惚れの話よ」 ー本書カバーより抜粋 非常に個人的な意見で申し訳ないが、好きな人にもごめんなさいではあるが、女の子たちの恋愛には、 こう何か、まとわりつくような〈押し付け〉を感じる。それを賛美する彼女や共感する彼氏たちにとって 恋愛は〈 自分中心 〉のモノなのだろう… 『恋してる自分が好き』 『あなたが好き。だから 私を好きになって!』 こんな声が聞こえてくる恋の話が巷にあふれている。 しかし、この物語たちは違う。 恋に対して無知だったり、侮蔑だったり、無視したり、どう扱っていいのかわからない。 そんな奴らが一目惚れしてしまった。 落ちる感情に抗うことなど出来なくて お互いのことを優先するがゆえにすれ違って、 もどかしくて 求めずにはいられなくて けれど、どこへもたどりつけなくなって……… O・ヘンリーの短編に『賢者の贈り物』という話があって、確か 自分の一番大切なものを それよりも大切な恋人のために、互いに こっそり売ってプレゼントを買う。しかし、それぞれのプレゼントは売ってしまったものがないと意味のない品物だった。ーけれど、相手が本当に欲しいモノを知っている人こそ賢者であるから、彼らの愚かな行為を〈賢者の贈り物〉と 呼ぼう! と言った感じの趣旨だった気がする。 まあ、そんな 賢者 とか第三者的視点は私にはどうでもよくて、 この恋する二人の見事なまでのスレ違いが愛おしいのだ。 お互いがお互いを好きで、大切に思ってるが故に 何だか、バカなことしてるなあーというのがツボなのだ。 切なくて愛おしい、泣きながら抱きしめたくなるような …苦笑いの中に隠した喜び こういう話がわたしは大好きだ。 「戦車のような彼女たち」のサブタイトルLike toy soldiers (おもちゃの兵隊のように) これは、おそらくアンデルセン童話の 『すずの兵隊さん』 のことを言っている。 この話、昔読んだ覚えのある人もいると思うが、ざっと説明すると、 片足の兵隊の人形が恋をするのだ。片足で立つ踊り子の人形に。 周りとは違う似たもの同士の二人が出会って恋に落ちて、最後には……!というラストは悲しいけれど 心温まるストーリーになっている。 多分、戦車のような〜は上遠野浩平テイストのたっぷり詰まった、すずの〜のオマージュなんじゃないかな。 『ポルシェ式ヤークト・ティーガー』が雑誌に掲載されたのは2005年5月 同じく2005年8月に『しずるさんと人魚姫』という短編でアンデルセンについて語っている。 ついでにいうと『ゴリアテに生き甲斐はない』のリミットとブリックが初登場したのは ブギーポップシリーズ『ロスト メビウス」でこれの発売も2005年4月なのだ。 実に7年ぶりの再登場!そして7年越しの物語の完結である! 7年前の私と現在のわたし。ー変わらないこと。 上遠野浩平先生の描く「こういうもの」を楽しめること ドキドキしながら ワクワクしながら開くページがあること あの時以上に、 あの時よりももっと深く、 好きであることが 嬉しい。 以上 (以下の文章は蛇足、そして独り言) この本の表紙を飾るのは“コイ”ではなく“カチューシャ”とクランマイ”である。 おそらくコイの話はこれで終わりだ。彼女たちがどうなったのか、知る者は誰もいないが、 二人は今、一緒にいるのだ。それだけわかれば十分だ。 戦車のような彼女たち…残ったカチューシャとクランマイ。 一方は睨みつけ、もう一方はそれを面白がるように見つめ返す… 両極端の彼女たちの物語は終わらない。まだ続いていく。 彼女たちの“恋”もまた、どうなるのか、どこへ向かうのか 誰も知らず 〈恋を知りバランスのとれなくなったオルガン〉と 〈サヨナラを受け入れたスズメバチ〉は その視線の先に何をみているのだろうか? ゴリアテに例えたリセットが空を見つめていたように そこには答えがあるのだろうか? 最強を誇るはずのキング・ティーガーは沈黙した。 前にも進めず、戻る場所を持たず、壊れゆく運命。 しかし、その砲身は虚空へ向け“一撃”を放った。 空を、つらぬいた。 私たちにもいつかそのときが来るとして、その時私たちは 選べるだろうかー 『もしかしたら私たちも、あの二人と同じくらいにひたむきに生きられたら、納得のいくとこ ろに辿り着けるかもしれないー そういうことは言えるんじゃないかしら?』 ー〈ゴリアテに生き甲斐はない〉 | ||||
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うーん、正直、どこをおもしろがればいいのか、よくわかりませんでした。 それでいて、おもしろくないわけではない。 筆力があって、ぐいぐい引っぱられていく。 しかし、読後は、 「で、結局なんだったの?」 みたいな感想しか残らない。 いわゆる”自分の肌に合わない作家”なのかもしれません。 | ||||
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