日和ちゃんのお願いは絶対
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5巻完結お疲れ様でした。 今の時代にここまでド直球のセカイ系をやりきった作者や出版サイドに拍手を。 比較するのはかわいそうかもしれませんが『イリヤの空、UFOの夏』あたりが好きな方はぜひどうぞ。 | ||||
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YouTubeのプロモーションで興味を持ち、読ませて頂きました。 感想ですが、可もなく不可もなくみたいな、少し微妙な感じです。 物語の舞台、設定などはすごく好きなのですが、物語や主人公とヒロインの関係性等を無理に展開させているような感じだった。 また、ヒロインが〈天命評議会〉という大きな組織のトップにも関わらず、主人公との交際の記憶を消した際、そのことを知っている主人公の幼なじみの記憶を消さなかった所に疑問を持ちました。 今まで、〈お願い〉の能力を使ってきたのに、大事なところで抜けているような感じがしました。 最後に、物語の設定や背景、主人公の置かれている境遇はすごく私の好みです。また、作者の文章の書き方、心情の描写、行間などは登場人物の感情や雰囲気が伝わりやすくすごく読みやすかったです。 | ||||
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『三角の距離は限りないゼロ』の作者によるセカイ系作品です。文章は少年の一人称が基本です。 セカイ系作品といえば、エヴァから『イリヤの空UFOの夏』『最終兵器彼女』『ほしのこえ』などに代表されて、まどマギで収束し、最近だと少女残酷系などに派生していく物語群です。 少年と少女の二人の関係と、世界の破滅という問題が、中間的な地域や社会などの媒介なく、結びついている作品は、アニメや漫画のように、少し設定的な緊密生をぼかしてもいいメディアによくあうもので、ギャルゲーとかだと、当時はループものの全盛期だった頃でしょうか。 本作品は、瀬戸内海に近郊の町を舞台に、特殊能力をもっている少女と少年の淡い恋愛関係を描くものです。一巻では、そこまでセカイの終わりというものは、ひしひしと感じられるものでないですね。青春小説という読後感が強めです。 堀泉インコ氏のイラストが、とても作品に合っていていいですね。キャラと風景が構図に入っていて、海や坂道が印象に残りますね。 | ||||
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作者が好きなので購入 続きは気になりますが……似たような感想がありますがストレートな物語ですね セカイ系に分類される捻りのない話 雰囲気はいいのですが今のところはそこで止まっています 2巻が出てるのでそちらも読む予定です | ||||
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王様ゲームを彷彿とさせるタイトルの本作は、スマッシュヒットしている 『三角の距離は限りないゼロ』第5巻と同時発売された岬鷺宮の新作は筆者自らが 『セカイ系』と謳う、願ったことが何でも叶ってしまう能力を持つ少女と、 世界を変えたいと願いつつも凡庸な少年の日常と非日常が描かれた物語である。 頃橋深春(ころはしみはる)は尾道・東土堂町で居酒屋を営む家の高校生。 いつかこの街を出て世界を変えるような人物になりたいと願う一方、幼馴染みの 卜部絵莉(うらべえり)とオンラインのFPSに興じる日々を送っていたが、 ポンポン岩でクラスメイトの葉群日和(はむれひより)から告白され、 返事を一晩保留する。頃橋はせっかく告白してくれたことに対しうれしさは 覚えるものの、付き合うならば自分が好きになった女の子と付き合いたいと考え 断ることにするが、翌朝、偶然葉群日和の鞄から落ちた『お願い帳』なるリングで 留められたメモ帳の中に彼女の願い事が記されていることを知り、 『ヤベェ奴判定』をするものの、自身が願ったことが必ず実現するという彼女の 能力により返答が歪められ、二人は付き合うことになってしまう――が冒頭の あらすじ。 葉群日和の『ポータブル国会』や『食蜂操祈(レベル5)』を彷彿とさせる能力も さることながら、尾道が舞台であれば、『尾道三部作』に対するリスペクトを 織り込みつつ、大海を知らない井の中の少年少女が織り成す少し切ない恋愛模様が 描かれると思いきや、アバンタイトル的な第一話の終盤でそれは大きく裏切られる こととなるとともに、物語が地方都市のスライス・オブ・ライフから世界規模へと 一気に拡張し、物語が大きく動くと見せかけて急激にしぼませることを繰り返すことで 他作品との差別化と緩急をつけようとしていることが分かる。 読んでいくうちに分かってきたことは、葉群日和が優柔不断かつ少し頭の悪い人物で あることが物語のキモであり、それを認識している彼女が頃橋と付き合うことに したのは、純粋に彼のことが好きになったことに加え、話が世界規模になって しまったことによる精神的な支柱と決断力のあるブレーンが欲しかったからだ ということを窺い知ることができる。 また、今までは『こうだったらいいな』という軽い気持ちで行使していた自身の力 だったが、『お願い』という名の強制力では人を動かすことはできても、覚悟までは 植え付けることができないこと、そして自身の力の本当の恐ろしさに気付き、 頃橋を自身の『お願い』から解放するシーンを描くことで、葉群日和の成長を 示唆していることが理解できる。 今回は第1巻ということもあり、『もしも学校がテロ組織に占拠されたら どうするかを妄想する』という、中二病あるあるが描写される結果となったが、 もし続刊が出るようなことがあれば(月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)での コミカライズ連載が決定していることからその確率は高いだろう)、今後は腹を括った 恋人兼相棒のふたりが世界を股にかける話へと変化していくのだろうか。 | ||||
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