失恋探偵の調査ノート 放課後の探偵と迷える見習い助手



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    初公開日(参考)2014年12月
    分類

    長編小説

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    失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫)

    2014年12月25日 失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫)

    終われぬ恋をすくう探偵と、恋をなくした見習い助手の織り成す、青春"失恋"物語。 この道立宇田路中央高校にまことしやかに伝えられる、「不思議な噂」がある。 失恋探偵。それは、正しく終われなかった恋を終わらせてくれる探偵なのだという。 幼馴染への失恋をきっかけに「恋する気持ち」をなくしてしまった少女・零は、失恋探偵を名乗る優しい少年と出会う。 彼の見習い助手となった零は、いくつかの恋の終わりに立ち会い、そして……。 「……どんな気持ちも、いつかは消えてしまうの?」 「恋は、終わり際が肝心なんですよ」 青春のいたみを優しく、しかしあざやかに描き出す、青春"失恋"物語。 (「BOOK」データベースより)




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    失恋探偵の調査ノート 放課後の探偵と迷える見習い助手の総合評価:6.80/10点レビュー 5件。Cランク


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    No.5:
    (4pt)

    優しい気持ちになる話

    こう言う日常系の推理ものはいいですね。心がポカポカします。

    失恋探偵って何だよ、と思っていたのですが、読めば納得。
    持ち込まれる依頼は様々だし、結果を受けての結末も様々で、応援したくなったり、一緒に涙が溢れたりな助手の主人公と探偵役の後輩の関係がなんかいいです。
    じんわり効いてくる話が連作としてきちんと繋がっているのもいい。
    続編があったらまた読みたいなぁと言う気持ちにさせてくれました。
    失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:失恋探偵の調査ノート ~放課後の探偵と迷える見習い助手~ (メディアワークス文庫)より
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    No.4:
    (4pt)

    もう一度見たい恋がある

    『失恋探偵ももせ』の作者がMW文庫で続編チックに出した作品です。
    正直作風は全く一緒なので、全作『失恋探偵ももせ』が好きであればかなり安心して読めますね。
    その一方で、ももせの一巻ほどの絶妙な伏線の貼り方などはなく、少し物足りないともいえるかも。完成度は高いのでももせファンは是非。
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    No.3:
    (2pt)

    失恋の真相を探る、という発想は悪くないけどミステリ部分が相変わらず雑過ぎる

    以前電撃文庫で刊行された「失恋探偵ももせ 【電子特別版】 (電撃文庫)」。依頼者の失恋の真相を
    明かすというちょっと変わった着眼点の学園ミステリだった作品だったけど、今回その続編らしき
    作品がMW文庫で刊行されるという事でどのような変化を遂げているのかという興味から拝読

    物語は主人公で宇田路中央高校の学生である逢川零が幼馴染の秋人に告白するものの、
    「幼馴染としか見る事が出来ない」と断られる場面から始まる。客観的に見ても完全な玉砕に
    終わった告白であったが、零には何故か失恋に付き物の筈の心の痛みが感じられなかった
    自分の気持ちの不自然さに悩む零は廊下の掲示板に小さな張り紙をしていた「失恋探偵」の
    存在を思い出す。意を決して失恋探偵に相談する事にした零をミステリ研の部室で
    待っていたのは一学年上の一之瀬那由他という男子生徒であった。自分の気持ちが本当に
    恋であったのか確かめたいという依頼を引き受けた那由他とともに零は秋人と毎日
    通い続けた学校への道のりを歩く事になるが…

    うーん、これは良くも悪くも「失恋探偵ももせ」の正式な続編としか言えないシリーズだなあ…
    物語の舞台が前作と同じ宇田路中央高校であり、失恋探偵の相談場所がミステリ研の部室、
    なにより前作のヒロインである千代田百瀬が顧問として登場する辺り、完全に前作を
    意識した造りとなっている

    物語の方は冒頭の話で自分の依頼を那由他に解決してもらった零が自分も失恋探偵として
    活動したいと那由他の助手にして貰う形で他の依頼者の相談事に応じ、調査を進めていく
    という形で進んでいくのだけど、失恋探偵である零自身が意外なほどに精神的に未熟であり、
    失恋の真相を明かす過程で依頼者以上に傷付き、悩んだりする辺りも前作に通じる部分がある

    解き明かすほどに、依頼者が傷付く結果が待っている事が多い「失恋探偵」という発想
    それ自体は前作と同じだけど、やはりかなり独自の着眼点で面白いとは思う

    ただし、欠点の方も前作そのままなのである。要するにミステリとしてはかなり怪しい
    トリックというか謎解きの方がかなり強引で「いや、それは無理があるでしょ」という
    突っ込み所が満載なのである

    彼女のお土産や脚本を担当した劇に込められた意味が分からない
    →劇の登場人物「浦野薫」はローマ神話の「天の神」ウラヌスに語感が近い
    →依頼者の名前は乾陽で「乾」は「天」に通じる
    →劇の脚本を書いた彼女は登場人物「浦野」に依頼者への想いを重ねていた!
    …この語感だけで気付けと言う方が無理ではなかろうか???

    これはまだいい方で、第三話の校舎の構造がトリックになった話は無理過ぎる
    現実的にはあり得ない異様な構造の校舎に探偵以外の誰も気付かないまま話が
    進む展開に無理があり過ぎる。計算すれば分かるが舞台となっている校舎の間
    依頼者が食事をしていたという中庭はとんでもない斜度の急斜面になっているんだが…
    (もしくは校舎間を結ぶ渡り廊下が異常に長いけど、その場合、別校舎にいた
    依頼者の姿を正確に認識できる彼氏の視力も異常に良い事になる)
    これはもう探偵の頭が良いと言うより依頼者を含めた周りの人間の頭がおかしい
    話になっているのではないだろうか???

    正直、この作者がミステリに向いているとは思えない。前作もミステリ部分が
    粗いというか強引な所が目立っていたし、いくら「失恋探偵」という発想自体が
    素晴らしくても、その発想のレベルに追い付く「ミステリ」が書けないんじゃ
    どうしようもないんだし…発想そのものを評価して星の数はオマケするけど、
    まともなミステリを期待する人にはかなり厳しい代物かと
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    No.2:
    (2pt)

    微妙

    失恋をどう心残りがなく終わらせるか、そのお手伝いをする失恋探偵を描いた作品です。
    3つの失恋エピソードからなる連作集です。
    著者のデビュー作の失恋探偵ももせの数年後の世界を描いた続編でもあります。
    完全に独立しているお話のようですが。
    感想としては、すごい軽めの内容だったなという印象。
    対象年齢も低めで、女性向きの本だと思います。
    少なくとも、自分のようなおっさんが読むものではなかったです。
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    No.1:
    (5pt)

    探偵は学校にいる(Heartbreak Detective is still there)

    作者のデビュー作『失恋探偵ももせ』から数年後を描いたスピンオフ作品。
    自分自身の失恋がきっかけで、信憑性の薄い噂だと思っていた失恋探偵に辿り着き、失恋探偵として活動する一ノ瀬那由他の姿に
    興味を持った零は、失恋の苦しみから逃れるために助手になることを志願し、助手見習いとして失恋探偵の活動に携わっていく
    おはなしです。
    個人的に日常の謎の話が好きで、『失恋探偵ももせ』を愛読していたので、発売のアナウンスから発売日に本作を手にするまで
    指折り数えていたぐらいですし、決してそれを裏切るものではありませんでした。
    本作も『失恋探偵ももせ』同様連作短編で構成されていますので、各話ごとにレビューをしていきたいと思います。
    (個人的には失恋探偵の長編も読んで見たいと思いますので、続編が出るとしたらそれにも期待したいところです)

    『恋する街(48 minutes away)』
    逢川零は幼なじみである三島秋人に振られてしまうが、振られた瞬間、なぜか彼に対する好きだと言う気持ちが
    消え失せてしまい、本当に彼が好きだったのかが分からなくなってしまったため、事実を知るために掲示板に貼ってあった
    メールアドレスを頼りに失恋探偵である一ノ瀬那由他に接触し、那由他とともに秋人との思い出の場所を訪ね歩くのだが……
    が大まかなあらすじ。
    文章を通じ、作者自身が五感をフル回転させながらモデルとなった街を歩き、細部にわたって情報を調べ上げたことを
    窺い知ることができます。
    また、一ノ瀬那由他の一挙手一投足に、杉下右京(相棒)の姿がオーバーラップしますが、冷静沈着かつ理性的な
    キャラクター設定は失恋探偵としておあつらえ向きだと言えるでしょう。

    『菫の選択(under the sea)』
    失恋探偵・那由他と、前章がきっかけとなったのと、顧問の千代田百瀬の勧めもあり見習い助手となった零のもとに
    依頼人のサッカー部のFW・乾陽が訪れ、他人とは変わったセンスを持つ演劇部の浅野海洋(あさのみひろ)と
    友達以上恋人未満の付き合いをしていたが、彼女が脚本を書いた演劇『菫の選択』のゲネプロを観ても真意を
    理解できなかった乾を無視するようになり、彼女が『菫の選択』に込めた真意を知るべく失恋探偵に調査を依頼するおはなし。
    あくまで『日常の謎』なので、途中で謎が分かってしまうのは仕方の無い話だが、北海道出身者が使う独特な表現を取り入れて
    物語に対するリアリティを増幅させる効果を狙ったり、十代を中心とした若い子の恋愛独特の、
    告白によって今まで築き上げてきた関係が崩壊する怖れを描いたりするなど、多くの工夫を垣間見ることが出来ます。

    『眼差しのラビリンス(Escapee in school)』
    おしどりカップルだった三組の伊勢香織が、中学一年から交際している七組の寺山廉太郎に自分が身に覚えの無い浮気を
    していると誤解されたため、その理由を知るため失恋探偵に調査を依頼するというおはなし。
    所謂『叙述ミステリ』であり(ホワイダニットとしての性格が強い話なので、この程度のスポイルは許してくれ)、
    『失恋探偵ももせ』でも言及されていなかった、学校に関するある事実が判明します。

    『白い声(I [do not] love you)』
    零の中学時代からの親友である槙野八重が好きだった男の子が誰に恋をしているのかを知るため、
    失恋探偵に調査を依頼するおはなしですが、このおなはしの主題は『事件』の解決ではなく、零が自分が関係する事象に
    関する事実に正面から向き合い、それを乗り越えることができるかどうかなのかと考えます。
    また、那由他が文化祭の準備のため調査に携わることが出来ない一方、比較的時間があり、調査対象への接近も容易な
    零が代わりに調査を行ない、それをもとに那由他が推理を行なうと言う、事実上の『安楽椅子探偵もの』そして
    『信頼できない語り手』として綺麗にまとまっています。
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