ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに
- ホーンテッド・キャンパス (19)
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これまでの一冊につき4つほどの短編を収録する、という形式を破壊したシリーズ第8作は長編作。加えて民俗学的知識が全面に採用され、それが「事実としてのオカルト」という物語内の虚構に支えられて文句を言いようがない傑作に仕上がっている。副題こそ童歌「通りゃんせ」の歌詞から採ったもので、各章題も同様なのだが、「通りゃんせ」自体は物語には関わらない。むしろ主題は昔話「瓜子姫」であり、「マレビト」論であり、あるいは人身供犠論であるのだが、それを理屈っぽくならずストーリーとして展開するというのが素晴らしい。因習に縛られた村、という点では横溝正史の一連の作品を想起させ(それは作中でも言及されている)、その雰囲気がまた内容を盛り上げる。ホラーとミステリーが良い形で融合されたような作品。 | ||||
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満足 | ||||
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読書録「ホーンテッド・キャンパスこの子の ななつのお祝いに」4 著者 櫛木理宇 出版 角川ホラー文庫 p261より引用 “「ハイヌウェレ型神話は、インドネシアの セラム島に伝わる伝承だ。ココヤシの花から 生まれた少女ハイヌウェレは、尻からさまざ まな宝物を生むことができたという。村人た ちはそんな彼女を気味悪がり、殺してしまっ た。ハイヌウェレの父親は、掘り出した死体 を切り刻んであちこちに埋めた。すると、彼 女の死体からは芋が生えてきて、人々の飢え を満たしたそうだ」” 目次より抜粋引用 “ここはどこの細道じゃ 天神さまの細道じゃ ちいっと通してくだしゃんせ 御用のない者通しゃせぬ 御札を納めに参ります” 見たくないのに幽霊が見えてしまう大学生 を主人公とした、短編連作青春オカルトミス テリの長編作。シリーズ第八弾。 副部長・三田村藍の卒業旅行を理由にして、 部員全員で温泉旅行へ出かけた雪大オカルト 研究会。色々なトラブルに見舞われた挙句、 とうとう吹雪で立ち往生までしてしまい…。 上記の引用は、昔話の瓜子姫と世界の神話 についての部長の台詞。 距離も時代も離れた世界で、同じような神話 や昔話のエピソードが語られるのは、人が生 きることはどんな所でも同じような物という ことなのかもしれませんね。 シリーズ初の長編。終わりに向けて怖さや 気持ち悪さが積み重なり、濃密になっていく のが、ここまでのシリーズとは少し違った味 わいです。ホラー度は長編の方が、高く描き やすいのかもしれませんね。 どんなことでも、執着が過ぎると人は狂っ てしまうものなのか、と思わせる話でした。 ーーーーー | ||||
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シリーズ、はまっていっきに読んでます。登場人物のキャラやセリフが丁寧なところと各ストーリーの多様なネタとの絡みが絶妙。誰か灘こよみ役を浜辺美波で映画化してほしい‼️ | ||||
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本シリーズ初めてで、オカルトミステリーという言葉につられて買ってみましたが、 期待はずれでした(;_;) 題材的には結構面白いとは思うんですが、如何せん登場人物が万能すぎて・・・ 終始ナレーターのごとく登場人物に物語を解説されては、わくわく感とかドキドキ感とかそういうのが全然感じられませんでした。 あと、登場人物は多いんですが似たような境遇の人達が多すぎて差別化できてません。。。 | ||||
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