しずるさんと気弱な物怪たち
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今回の巻は「しずるさん」シリーズの魅力を維持しつつ、さらに世界を広げてくれた内容でした。同時に、変に風呂敷を広げすぎたりせず、話の中心はあくまで、しずるさんとよーちゃんのいる部屋を中心に動きます。この話の軸のブレなさが、安定感につながっていると思います。 昨今ではすっかり百合カップルも一般的になってきた感じですが、この「しずるさん」シリーズが始まったのは今から10年以上前。上遠野氏の先見の明というか、時代を先取りした力に驚かされます。同時に上遠野氏の、流行の変化に惑わされない、独自のスタイルがこの最新作でも貫かれていて、「ああ、やっぱり上遠野さんなんだ」と安心できます。 しずるさんとよーちゃんというコンビは不思議な二人です。一見、しずるさんがホームズ、よーちゃんがワトソン役として狂言回しをつとめているように見えますが、しずるさんは常によーちゃんを尊敬していて、「あなたが主犯」と言います。実際、このシリーズを見ていると、深い知性を持つしずるさん以上に、暖かな人間性を持つよーちゃんの重みが伝わってきます。一見平凡な少女ながら、その人柄にとても尊いものを秘めたよーちゃんには、上遠野氏の伝えたいメッセージがこもっている気がします。 同時に、事件に近付こうとするよーちゃんの身を案じるしずるさんからは、よーちゃんに僅かでも危険が及ぶことを嫌う神経質なまでの思いやりと、「同性愛」と銘打ってはいなくても本当の恋人以上に深みを感じる危険なほどの愛が感じられます。この危うさ、繊細さはまさに百合の本質。上遠野氏の描写力の巧みさには、圧倒されるばかりです。 今回も健在の「はりねずみチクタ」シリーズも好調。穏やかな語り口から、はっとするような内容も時にあって、上遠野ワールドの幅広さを感じさせてくれます。あとがきの上遠野節もいい感じで、見識の深さの割に自己評価の低いあたりがよーちゃんチックで好感が持てます。何度も読み返したくなる一冊だと感じました。 | ||||
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まず今回の事件はテーマがより広がったような感じを受けました より日常的な場所に潜むようなものです 二人の関係はより互いを求めるような百合的にさらによくなってますので買いでしょう そしてネタバレはまずいので詳しくは書きませんが、予想外の人物がしっかりと登場 二人は今後も事件と距離をおいた流れで続いていくのか それとも大きな事件へと巻き込まれることもあったりするのか、長らく続編のないままでしたので5巻目は早めにお願いします あまり知られている作品ではないと思うのでアニメ化とかで花ひらいてくれないかなと思ってます | ||||
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ファン待望の「しずるさん」シリーズ第4巻。 今作最大の見所はネタバレになるので控えますが、自分はヤバイ、ヤバイと呟きながら読んでいました。 といっても「しずるさん」らしさは相変わらずで、魅力のひとつである“しずるさんとよーちゃんの会話”も健在です。 国道12号さんのイラストも少し幼く描いた感じが作風に合っていると思います。 (よく見たら表紙のふたり、腕を組んでいるんですねw) | ||||
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