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(短編集)

絶叫城殺人事件



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絶叫城殺人事件の評価: 6.00/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

これ一冊で縮小版『館シリーズ』?

「黒鳥亭殺人事件」
「壷中庵殺人事件」
「月宮殿殺人事件」
「雪華楼殺人事件」
「紅雨荘殺人事件」
「絶叫城殺人事件」

以上の六編のいずれも独特の特色を持った館や廃墟などで起きた殺人事件を扱う『作家アリスシリーズ』の短編集です。
このタイトルラインナップを見ただけで、所謂「館もの」が好きな人はゾクゾクするでしょうか、どれもあくまで短編なので、そこまで大掛かりなトリックやインパクトのある建物が出てくるわけではありません。ある意味全部名前負けです(苦笑)

あと、表題にもなっている最後の「絶叫城」だけは、実際に作中でその城が舞台の殺人事件が起こるわけではなく、絶叫城というタイトルのホラーゲームに見立てた連続殺人事件が街中で起こるというストーリーです。

個人的に建物に惹かれたのは「月宮殿」ミステリとして出来がいいと思うのは「紅雨荘」ですね。

※作品ごと個別にも登録されているみたいなので、気が向いたら個々の感想も書こうかなと思います。

マリオネットK
UIU36MHZ
No.1:
(5pt)

絶叫城殺人事件の感想

タイトルだけ聞くと、あの「城シリーズ」を想起させ嫌な思い出がよぎったが、当然そこまで破天荒ではない。
有栖川有栖の館シリーズって事だが、当然あの「館シリーズ」のような派手さはない。
やはり有栖川有栖は有栖川有栖なのだ。派手なタイトルの割にやはり地味だ。

火村シリーズの短編集。
火村シリーズはどこか淡々としていて静のイメージ、江神シリーズと比べると退屈な作品が多い印象だから、短篇集の方が切れがあるようには感じた。
でも、やっぱりこのシリーズはその退屈なのがいいんだわ。大人二人が繰りなすあの「正統派本格」っていう雰囲気がね。
だからたまに読みたくなるんですよね。短編だと若干その良さが殺されてるかな。
6編ありますけど、ロジック勝負の作家さんですからね。
「バカヤロ~」ってのと「こんなモン分かるかい」ってのが1編ずつありましたけど、残り4編はまずまずかな。

梁山泊
MTNH2G0O

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