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(短編集)

暗い宿



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【この小説が収録されている参考書籍】
暗い宿 (角川文庫)

暗い宿の評価: 4.10/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 1~20 1/2ページ
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No.21:
(4pt)

何度も読み返しています

細かいことですが、「異形の客」でアリスがチェックインした際に「車で着いたばかりだが」とありますが、チェックアウトの間際には「電車に乗ったら、たちまち大阪に着いてしまう」と考えていることが気になりました。はっきり「電車で帰る」と言っているわけでもなく、推理には関係ないほんの些細なことですが…。

内容はいつもの安定したクオリティです。火村の意外な一面が垣間見られる「二〇一号室の厄災」が好き。
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No.20:
(4pt)

中編集

読んでいると、旅行にいきたくなる。そんな不思議な味がある中編集。とても読みやすく、一気に読んでしまう。
中でも他の作品と雰囲気のちがう「201号室の災厄」が印象にのこった。火村先生が一人で奮闘するのもおもしろい。
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No.19:
(5pt)

違うタイプの4つの宿を舞台にそれぞれ個性的な短編です

様々なタイプの宿泊施設にまつわるミステリが4つ収められています。

「暗い宿」鉄っちゃんでもある有栖川氏自身が実際に旅された場所だと思うのですが、奈良の山奥にある廃線跡を作家アリスが一人旅した時の出来事。体調を崩して熱を出し、廃業寸前の旅館に泊めてもらった、その真夜中にスコップで地面を掘る音を聞き、立ち去る男を目撃したことから始まります。そして後日、その床下から白骨が出たという小さな新聞記事をみつけることに。訳ありそうだった女主人、自分は骨の上に寝ていたことになるとぞっとして、火村教授と駆けつけてみれば・・・。真っ暗な田舎の夜とホラーっぽい雰囲気がおもしろいです。

「ホテル・ラフレシア」石垣島のリゾートホテル、アリスはそこで行われるミステリ仕立ての企画の感想を聞かせてほしいとたのまれます。担当編集者と、それに火村教授もくっついてきて滞在することに。のんびりと気持ちがほどけていくような、もう一生ここにいたいと思ってしまうほどのまるで天国のように居心地のいいホテル。そこで出会った何か訳ありらしい裕福な夫婦は・・。
実は、私が鈍いのかラストがよくわかりませんでした(汗)。結局、この夫婦を追いかけてきたのは取立て業者だったのか?それとも刑事?
この作品が書かれた時点では、有栖川氏はこういう企画に関わった経験はなかったそうです。けれど少し前に大阪のホテルで、有栖川氏が原案を担当したミステリツアーの広告を見たことがあるので、この作品以後、実際に企画されたのですね。最初に舞台劇があり、食事がついて、その後、ホテル中を探索して犯人を探すというものでした。また企画があれば一度参加してみたいです。

「異形の客」は、ドラマ化された「火村英生の推理」で最初に出てくるシャングリラ十字軍がらみのお話です。原稿が完成して、自分へのご褒美にと、近畿のとある鄙びた温泉に骨休めに行ったアリス。そこで、顔を包帯でぐるぐる巻きにしてサングラスにマスクで顔を隠した怪しい客に出会い・・・そして殺人が起き、火村が駆けつけます。テーマも、ミステリとしてもよかったです。

「201号室の災厄」火村は学会で、アリスは調べ物のために、たまたま同じ日に東京に滞在することに。火村は知り合いが譲ってくれた優待券で、超高級ホテルに格安で泊まることになっていました。わくわくしながらホテルへ戻ると、公演を終えた世界的なロックスターと鉢合わせして・・・。有栖川氏の作品には大変めずらしいことですが、火村がアクション劇を演じるはめに。びっくりでなんだか苦笑してしまいました。

全体的に、トリックとその解決というよりは、雰囲気を楽しむ作品のような気がしました。バリバリの本格ミステリを期待していた方にはやや肩透かしかもしれません。個人的には、廃屋っぽい旅館跡も、南国ホテルのふんわりした雰囲気も、こじんまりした温泉旅館も、東京の超高級ホテルも、それぞれ個性があって楽しめました。よかったです。
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No.18:
(5pt)

新鮮な驚き❗

有栖川有栖、こんな一面があったとは。
面白くて、大切に読んでます。
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No.17:
(5pt)

到着いたしました。

あまりの早さにびっくりしました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
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No.16:
(4pt)

手軽に楽しめる短編推理小説

宿を題材にしてるのは、なんか新しさがあって楽しめた。本当に旅先で事件に巻き込まれたら、厄介なことこの上ないが。
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No.15:
(4pt)

楽しめました

火村&アリスのシリーズでは珍しく、地元である京阪神を離れての
中編四つ。
ミステリとしてはさほど驚くこともないのですが、どことなく旅情も
感じられて、ファンには楽しめる一冊だと思います。

いろいろ書店をまわりましたが、店頭で見かけることがなかったので、
購入できてよかったです。
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No.14:
(5pt)

私的に一押しの 火村アリス作品。

たまたま旅先で読みました。
だからというわけではないのですが、
作者の作品では一番印象に残る、良作だと思っています。

程よい長さの短編が四つ。
かなりあっと言わせる結末があり、
それぞれ個性的で面白かった。

色々なタイプの宿が引き金となるミステリ。

初めて火村とアリスのコンビを読む方にもおすすめします。
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No.13:
(5pt)

宿がコンセプトの充実の短編ミステリー集

装丁からは分かりにくいが、有栖川氏の火村シリーズの一編で今回や宿をコンセプトに様々な宿泊施設での事件を描いた短編集となっている。
宿がコンセプトと言っても、綾辻氏の館シリーズのような館自体の特異な構造を盛り込んだようなテイストではなく、いつもの火村短編シリーズのテイストそのままなので、火村シリーズが好きならが間違いなく楽しめる作品と言える。いずれも標準以上の出来栄えのミステリーで、このレベルで短編を量産できる有栖川氏の凄さがあらためて堪能できる。
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No.12:
(4pt)

パラレルワールドに迷い込んだ感覚

遊び心に溢れたテーマと、完成度の高いトリックが高次元で融合している。
どの短編も憎らしいくらいにヒントは数多く与えられているが、なかなか難しく、推理するのが楽しい。
複雑で明快なトリックの数々。1500円の価値がある本。
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No.11:
(4pt)

ストロベリー・ダイキリ

ホテル・ラフレシアのトロピカル・ミステリー・ナイトという犯人探しのイベントが、さも自分も参加しているような気分になりとても楽しかった!ホテルの素晴らしさや、夏の石垣島、楽しいイベント、と、素晴らしい夏の一時!の中で、最後が何だか寂しく終わる、というのも
私は好きです!
あと、ホテルのバーで、バーテンと一言二言話すシーンが凄く好きです!「ストロベリーダイキリを!ただし、アルコールは抑えめで。徐々に酔いたいから」と有栖川!慈愛に満ちた笑顔で頷く初老のバーテン!あぁカッコイイ大人の一時に凄く憧れます!
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No.10:
(5pt)

雰囲気が良い

火村×アリスのシリーズ。
四篇収録されています。
それぞれホテルや宿の雰囲気がうまく描かれていて雰囲気が面白いです。その雰囲気を味わいながら有栖川先生の論理性の高いお話を読み進めて行くと驚きの結末が待っていて楽しめます。
暗い宿
有栖川先生の巧みなトリックにびっくりしました。
始まり方も好きです。
ホテル・ラフレシア
本作はイーグルスのホテルカリフォルニアから由来して題名から浮かんだそうです。
アリスがホテルのミステリーイベントに参加するのですが結末が衝撃的でした。裏切られないと思います。
異形の客
この作品はすごく好きです。意外というか…流石有栖川先生!な作品です。思わせぶりな演出も有栖川先生らしいです。
201号室の災厄
この作品は漫画化もされています。
火村が巧みな話術で犯人を追い込むところがハラハラします。
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No.9:
(5pt)

4つの味付け

宿シリーズと銘打たれた本書には、様々な宿を舞台とした4編が収められている。
廃線跡を訪れたアリスの泊まる、廃業した宿。
南国のリゾートホテル。
鄙びた温泉宿と奇妙な客。
都内の超豪華ホテルと火村助教授の災厄。
どの作品も、違った味付けで楽しめた。中には、後味の悪さが残るものもあるけれど、それはそれで良い作品だと思う。
有栖川氏の、センシティブでありながら突如ばっさりと人を斬るような辛口の言葉が飛び出す文章は、読んでいていろいろと迫るものがある。
火村助教授の「自首するんじゃないよ」は、彼の心の中をほんの少しだけ曝してくれた気がして、息が止まった。
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No.8:
(5pt)

とにかく面白い

表題作「暗い宿」をはじめ、たくさんの宿の話。
でも「異形の客」が思ったより話が大きかった気がする・・・。
この話に出てくる組織の話は結構違う話にも出てはいるけど。
「ホテル・ラフレシア」はちょっと悲しい終わり方だったかも。
少し暗い話になっているような・・・?
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No.7:
(5pt)

配置の妙

「201号室の災厄」が評価が高いようだが、表題作の「暗い宿」の方が気に入っている。正確に言うと、「暗い宿」と「ホテル・ラフレシア」の対比が。深い緑の息吹、鉄道廃線跡に溜まる闇の暗さ、鄙びた旅館に灯る微かな明かり。まっくろくろすけが出てきても不思議は無いような、暗い部屋の隅。作者の描く夜の闇には、いつも恐れと安らぎを感じる。南国の熱気、光が一杯の「ホテル・ラフレシア」だが、このリゾートホテルもどこか幻想的で、海の底から太陽の光を見たような浮揚感がある。日常からかけ離れた世界で捲き起こる事件とともに、アリスや火村の少し違う顔をぜひ覗いて欲しい。
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No.6:
(5pt)

文庫化を待っていた!

 読んだあと、素直にあ~おもしろかった、と思えました。4つの作品がそれぞれ良い味を持っていて、どれも楽しめます。 個人的には『201号室の災厄』がお気に入り。火村助教授のファンなもので、やっぱり彼には活躍してもらわなくっちゃ。でも、アリスあっての火村センセなんですよね。あの漫才のような掛け合いがあってこそ、推理の面白さも増すというものです。 トリックにばかり重きを置く推理小説もあるけれど、有栖川氏の作品は登場人物がとても魅力的で、「小説」のおもしろさが味わえるので大好きです。
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No.5:
(5pt)

すごく読みやすい。

私がいつも思うことは、有栖川有栖先生の作品はとても読みやすいということ。パッと手にとって読める感じがすごく好きです。この作品の中に、ちょっとだけ有栖が活躍(?)していた作品があったんですが、有栖川作品の中でも好きな話です。胸が締め付けられるような想いで読みきりました。これは、是非読んで欲しいと思います。この本は『宿』をテーマにした本で、色々なバージョンが味わえるかと思います。
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No.4:
(5pt)

一夜命を預ける場所で。

「宿」をテーマにした作品が集まって1冊に。取り壊し寸前の宿あり、南国のリゾートホテルあり、宿ではなく客が怪しい宿あり、そして、珍しく最高級ホテルに止まった火村教授を襲う事件!4作品だけですが、かなり違いのはっきりした作品で、読み応えは十分でした。どの作品かは申しませんが、「自首するんじゃないよ」の一言には、いろんな意味でゾクッときました。全ての作品において、犯罪の真相を突き止めると同時に、必ず「犯人を逮捕させる」火村助教授の考えたかが個人的には好きです。真相はわかっても犯人は逮捕できない、という推理小説を読むと非常にすっきりしないので・・・。(有栖川作品では、たとえ犯人が自殺したとしても真相は探偵一人の胸のうちに隠されることなく、誰が硊Н!!人だったのかは周知のものになるのがとてもいいと思います)後半は三人称になり火村教授がソロで奮闘する「201号室の災厄」がお気に入りです。
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No.3:
(4pt)

闇の旅館。。

表題作ほか三編の臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖シリーズの短編集。どの短編も、「宿」に関わって事件が起こる。これを読むと、旅行に行きたくなること間違いなし。私の特にオススメは表題作「暗い宿」だ。作家アリスが、偶然立ち寄った古い、いまでは使われていない宿で一夜を過ごすことから事件が始まるのだが、その暗い宿での描写が私は大好きだ。電気の全くない真っ暗な闇、闇に映える月、静まり返ったはりつめた空気・・・・・さあ、みんなで電気を消してみましょう
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No.2:
(4pt)

「暗い宿」を読んで

真夏の暑い日に発売された、旅行に行きたくても行けない人たちや、ちょっと不思議で不気味な夜を楽しみたい方に読んでもらいたい本です。 今回は国名シリーズでお馴染みの推理作家、有栖川有栖と犯罪学者、火村英生が様々なホテル、旅館、あばら家etc…で起こったちょっと奇怪で妖しいギミックの謎を解いていきます。推理的な部分では「異形の客」がオススメです。他にもアリスや火村のちょっとした意外性に驚かされる事もしばしば(笑)ストーリー的にも楽しめる作品で著者、有栖川先生の作風がよく出ている作品だと思われます。
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