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ホッグ連続殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
ホッグ連続殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ホッグ連続殺人の評価: 6.50/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いろいろ読んだモノの原型だった

事故か他殺か判然としない人たちの死に関与を伺わせる声明文を記者に送ってよこすHOGと名乗る人物。
連続殺人なのか? しかし、犠牲者たちを結びつける材料は何もない。紆余曲折の捜査陣に対して名探偵と言われる教授が登場する。
金にはシビアな教授と言われる人物。魅力的とは言えないキャラクターだけれど弟子になる私立探偵の青年が推理を展開するという内容。
お話自体は面白いんだけれど、どうも文章が読んでいて楽しくない。個人的にはこういった文体のものは好きじゃない。
私立探偵の青年と心理学者の恋のお話は良いけれど、その他はどうかすると退屈になってしまう。伏線はキチンと貼られているが
読み終えて良く考えればかなり危ない話だと気付く。でも要は料理の仕方の話しでこれはこれで一品としての価値はあると思う。

著者はクイーンに心酔してミステリを書きだした人物と紹介されている。たぶん後世に残るであろうこの一冊を書いたことでクイーンへの思いは成就したのではないだろうか。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

真相は関心したけれどもっと面白くもできたのではと思ってしまいます

クリスティの『ABC殺人事件』、クイーンの『九尾の猫』などに代表されるミッシングリンクものの有名作の一つ。
当時は古き良き本格推理小説が戻ってきたような扱いで話題になったようですが、もう現在ではこれも古典の一つとなるでしょうか?

雪深いとある街を舞台に、下は8歳子供、上は老人まで、一見事故と思われていた死が、豚を意味する「HOG」を名乗る殺人犯の手によるものと、犯人自身より送られてきた手紙で判明する。
果たして犯人の正体と被害者を繋ぐものとは?殺人動機は?そして「HOG」とは何を意味するのか……?

真相は面白かったし、「HOG」の意味もなるほどと思いましたが、例にあげたクリスティやクイーンの有名作に比べると正直途中経過が退屈に感じた作品で、真相部分しか残らなかった感想です。
雪に閉ざされたそう広くない街で子供から老人まで無差別に殺害していく殺人鬼の恐怖みたいなのがもう少し煽られてもいいんじゃないかと思いましたね。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジリジリ、イライラさせられた

1979年度のアメリカ探偵作家クラブ最優秀ペーパーバック賞受賞作。かなりヒネリが利いたディテクティブミステリーである。
ブリーザードが吹き荒れるニューヨーク州の地方都市で連続殺人事件が発生。自らをHOGと名乗る犯人は、車の事故、家庭内での事故、麻薬の使用ミスなどに見せかけながら、まったく共通項が見つからない被害者を殺害し、事件のたびに地元紙の記者にメッセージを送りつけてきた。捜査の方向性が見つからない警察は、犯罪学の研究者・ベイネディッティ教授に協力を要請し、教授は教え子の私立探偵ロンとともに調査に乗り出した・・・。
シリアルキラーものではあるが、サイコパスが登場するわけではない。殺人事件そのものには重点が置かれていないので、凄惨さや恐さは無い。ただ、犯人が見つかりそうで見つからないこと、捜査陣の中に裏切り者(犯人?)がいそうな疑惑がつきまとうこと、犯行の目的や動機がまったく推測できないことなどから、かなりジリジリさせられる。そして、真相が判明した時の意外性もなかなかで、読み応えがあるミステリーに仕上がっている。
サイコ系の連続殺人ものを読み慣れた今の時代の読者には、ちょっと生ぬるいかもしれないが、構成の上手さがそれをカバーしているので、謎解きもの、私立探偵ものなどオーソドックスなミステリーが好きな方にはオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(4pt)

薄っぺらでした

あまり面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4

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