暁の死線
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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タイムリミットサスペンスの古典的名作であり、著者の代表作。都会で偶然出会った若い男女は、更に偶然同じ町の出身だと分かる。都会を引き上げ故郷へ帰るきっかけを探していた二人は、早朝の長距離バスへ乗る事を決めるが、なんとそれまでに殺人事件の犯人を捕まえなければならない事に。残された時間は3時間。と言う訳で、無理に決まってます。犯人が特定出来ていても難しいのに、誰だか全く分からないのですから。簡単では無いこの状況をどう打開して行くのか、私は十分楽しんで読めました。無理を通すのですから、野暮な事は言わないでね。 | ||||
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場末のダンスクラブで舞台ダンサーを夢見ながらも、挫折感に打ちのめされる毎日を送るブリッキー。いつもの仕事を終えたある夜、彼女の後を追う奇妙な男性に逢う。彼の名はクィン。彼はある富豪の家の現金を盗んだというのだ。 | ||||
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「幻の女」と並び称される、1944年発表のウィリアム・アイリッシュの代表作。1940年代の青春のドラマをわずか5時間25分の間に凝縮した、タイムリミットものの傑作である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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夢と希望を抱き都会に出てきたはずなのに、一人は仕事を失い脱落寸前。もう一人は場末の世界でなんとか糊口を凌いでいるだけ。成功者ではない二人は、田舎に帰る決心がつかずぐずぐずと過ごしている。その夜その若い二人が偶然に出会い、地元に帰る決心をする。田舎に帰るなら身ぎれいにしようとモタモタしているうちに、殺人事件に巻き込まれる。真犯人を見つけてからバスに乗らないと、犯人に間違われてしまう。死体は目の前にあるが、状況は皆目わからない。バスの時間は迫る。さあ、どうする! ノンストップ青春ミステリーの傑作と言っていいと思う。 | ||||
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稲葉明雄版と読み比べてみたが、ちょっと酷すぎではないか。 | ||||
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殺人事件に巻き込まれた同郷の男女が、朝までに真犯人を見つけ故郷に戻ろうとする。時間との競争となるサスペンスという点では『幻の女』と同じだが、本作は数時間しか余裕がない。 古い訳のせいか原作のせいか、古風な美文調が気になるが面白い。ヒロインのブリッキーが魅力的。 | ||||
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稲葉明雄氏の訳文が素晴らしい。分り易い訳文ですが、決して平板ではなく、語彙が見事に駆使された名訳だと思います。話の展開に合わせて、テンポ良く読み進めるも出来ます。内容では、事実の断片を拾い集めて事件の真相を組み立てていく、と云う推理小説の面白さを堪能することが出来ます。丁寧に読み進められるならば、著者・アイリッシュの人間観察の鋭さにも気付かれると思います。 | ||||
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なかなか良く出来た作品である。訳者あとがきで江戸川乱歩がこの作家の傑作順位として、一位「幻の女」二位「暁の死線」三位「黒衣の花嫁」と並べていて、この順位は訳者もまったく同感であると書いてある。今の感覚からするとスピード感に物足りなさを感じるが、タイムリミットが設定されていて、僅かな希望に向かって右往左往しながらも果敢に挑戦して駆け回る主人公の二人には清々しささえ感じる。最後がハッピーエンドなのも読後感がいい。そろそろ活字を大きくした新訳の本を出してもいいと思うのだが。 | ||||
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