カクテルパーティ
- ヒ素 (2)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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1950年代のイギリスの「新本格派」とされているエリザベス・フェラーズの1955年の作品。謎解きミステリーであると同時に人間ドラマとしても面白く、古さを感じさせない作品である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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動機は最後まで読まないとわかりませんが、犯人については1つの視点に立ってブレることなく論理的に推理していけば、なんとか辿り着くことができるように構成されています。 しかしながら錯綜した人間関係、偶然の一致、警察が殆ど出てこないので誰が探偵役なの?等々、話があっちに行き、こっちに行きと作者が仕掛けた煙幕に翻弄され、結局結論らしきものを出せないまま読みきってしまいました。「読者への挑戦状」こそありませんが、あったとしても犯人にたどり着く人は少ないと思います。 日本ではあまり名前が売れていませんが、イギリスではヴィンテージを代表する女性推理小説家。侮れないです。 | ||||
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歳の離れた弟の結婚を祝うため、近隣の友人を招いて開いたカクテルパーティで招いた客が毒殺される。しばらくして第二の殺人事件が発生。 本作は探偵や警察が主役となって謎解きを行うのではなく、事件に巻き込まれた友人たちが思い思いに推理を述べます。その推理は全く納得できる内容で、読むほどになるほどと思わされます。推理の過程で述べられる友人間、夫婦間のあつれきや悪意の数々。それらが真実かどうかも不明なままある種の不穏な空気を感じつつ、グイグイとページを繰らずにいられません。最後に明らかになる真相は、まさに意表をつくもの。 本作は、謎を解く手がかりがすべてストーリーで明らかにされている、いわゆる本格ものではありませんが再読すれば、あちこちに犯人につながる伏線が張られており、緻密なプロットや人物描写と相まって、再読に堪えるサスペンスの秀作です。 | ||||
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