ボンベイのシャーロック



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    初公開日(参考)2022年05月
    分類

    長編小説

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    ボンベイのシャーロック (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No. 1)

    2022年05月10日 ボンベイのシャーロック (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No. 1)

    1892年インド、ボンベイ。騎兵連隊を除隊し病院で療養生活を送っていたジム・アグニホトリは、二人の女性がボンベイにある時計塔から転落死した事件の記事を見つける。二人の死に違和感を覚えたジムは、被害者の夫であるアディが書いた投書を読み違和感を確信に変える。アディから事件の調査を依頼されたジムは、敬愛するシャーロック・ホームズに倣い、変装を駆使し、事件の手掛かりを再構成することで真相を究明しようとするが……。植民地時代の活気溢れる、インドの描写が豊かなエドガー賞最優秀新人賞候補作(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (3pt)

    パズラーとしては、★★

    大部のため、思いの他時間がかかりましたが、「ボンベイのシャーロック "Murder In Old Bombay"」(ネヴ・マーチ ハヤカワ・ミステリ)を読み終えました。インド発のミステリと言えば、最近では、「ブート・バザールの少年探偵」(2021/4月)があり、2020/5月に読んだ「ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち」(小学館)は、1920年前後のボンベイを舞台にしたパールシーの物語でした。
     そして今回。東インド会社解散後、英国がインドを統治しようとしていた頃、1890年代?主人公のジム・アグニホトリ大尉は、戦線で大怪我をし、その入院中に妻と妹を同時に亡くしたアディの手紙を(新聞紙上で)見つけます。
     ボンベイの時計塔から女性二人が転落死し、容疑者が挙がったものの立証できず、結果、自殺と判断されてしまいます。その事件にシンパシーを抱いたジムは、アディを訪ね、その真相を究明すべく、調査に乗り出します。「四つの署名」のシャーロック・ホームズのように。
     とは言え、邦題に惑わされがちですが、この物語はシャーロック・ホームズのパスティーシュのようなものではなく、また私はシャーロッキアンではありませんので、細かい点が見える読者ではないことを前提に言えば、邦題タイトルはただの"キャッチ"だと思えます。
     パズラーとしては、<Who-Done-It>も<Why-Done-It>も特筆すべき内容のものではありませんでした。
     しかし、その美点は、十九世紀末から二十世紀前半のインドのローリング・ストーンのような歴史的背景と風俗がきめ細やかな筆致で描かれており(セポイの反乱、奴隷貿易、藩王国・・・)、パールシー、イスラムなど混在する宗教的背景を丁寧にこの<冒険行>に織り込んでいることにあるのでしょう。
     ジムを支えるパールシー、フラムジー家族の「よき考え、よき言葉、よき行いを」が物語全体を支えており、もう一つの物語でもあるジムとアディの妹、ダイアナのロマンスもまた(歯痒いとは言え(笑))、好ましいものでした。
     よって、今回の評価は「物語」に対してのものだとご解釈ください。パズラーとしては、★★。
    ボンベイのシャーロック (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No. 1)Amazon書評・レビュー:ボンベイのシャーロック (HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS No. 1)より
    4150019797



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