狩りの風よ吹け



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    初公開日(参考)2002年04月
    分類

    長編小説

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    狩りの風よ吹け (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    2002年04月30日 狩りの風よ吹け (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    30年ぶりの再会だった。私立探偵アレックスのもとを訪れたのは、かつてバッテリーを組み、共に一流のメジャーリーガーを夢みた親友だった。その夢を捨て、音沙汰のなかった彼が、昔の恋人の捜索を依頼してきたのだ。アレックスは旧友のために彼の最愛の女を追うが、まもなく何者かに暴行を受け監禁される…やがて明らかになる悲劇的な真相とは?雪解けの水のように清らかな感動があふれる、現代ハードボイルドの収穫。 (「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.4:
    (5pt)

    人の本当の姿を知るというのは辛いものだ。

    今回は巨漢の相棒は怪我でお休み。しかし、情報機器を駆使して安楽椅子探偵よろしく主人公を支援する。
     代わって一緒に行動するのは、マイナーリーグ時代の相棒である元ピッチャーの不動産業者。この人間的魅力にあふれた旧友の本当の姿が一つの謎になっている。二人で、30年前の恋人探しに奔走するハメになるのだが、今回も次々起こる事件の犯人がわからず、謎解きの展開になっている。二人が探し当てるかつての恋人の姿がこれまた魅力的。
     相棒が変わったことで新鮮さがあり、「同じパターンの拡大再生産じゃないぞ」という作者の意気込みを感じた。セリフ回しもさらに軽妙。今回、ツボにはまったやり取り。「俺にも女房がいた。結婚はどんなものか知ってるよ」「よし、お前の知っている通りのものだ」
     犯人探しのひねりも健在だがで、人の本当の姿を知ってしまう驚き、悲しみに満ちた内容となっている。その結果、結末は暗澹としているが、いつもどおり楽しめる作品になっている。 
    アレックス・マクナイトのシリーズは本国では8冊上梓されているようだが、邦訳は今のところ、この3作目で止まっている。ぜひ続きが読みたいものだ。
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    No.3:
    (3pt)

    いま一歩・・・中味の話ですよ

    この人のハードボイルドは軽いのかハードなのか、ちょっとだらける部分が惜しい。
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    No.2:
    (4pt)

    ストライク・ゾーン!

    アメリカの人たちは野球が大好きなのだ。大リーガーにものすごい敬意を払う。そういう「超人」たちに古き良きアメリカの持つ、道徳心や男らしさや強い意志を具現してもらいたいーゆえに作家達はこぞって「元」大リーガーたちを主人公にした小説を書く。スティーヴ・ハミルトン描くアレックス・マクナイトも元マイナー・リーグのキャッチャーあがりの私立探偵だ。そこへおよそ30年ぶりで昔の相棒ーサウスポーの投手が突然現れる。彼はずっとアレックスとコンビを組んでいたのだが、1試合だけメジャーに昇格した試合で滅多打ちに会い、その後は音沙汰がなかった。その彼の依頼とは、昔の恋人を探して欲しいーと来ればストーリーの半分はできたも同然。いやそれは言い過ぎかもしれないが、元大リーガーの思いを馳せる読者に「友情と勇気と信頼の物語」だーと印象付けるのにはじゅうぶんだろう。加えてこのシリーズは3作目ー主要人物の設定もこなれてきている。序盤の2人の珍道中だけでも読んでいてわくわくする。そこまでは快調で、ストーリーも意外な展開を見せるのだが、いかんせん彼らの設定に比べると多少の陳腐さは否めない。地元を離れているので、シリーズものの強みもじゅうぶんには生かしきれていない。それでも彼らの一筋縄ではいかない結びつきが不自然さを打ち消して余りある。スポーツ系の話を書かせるとアメリカの作家はほんとうにうまい。とても楽しめた。
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    No.1:
    (3pt)

    アレックス・マクナイトらしい一作

    本書、「狩りの風よ吹け」はデトロイトの警察官時代にうけた銃弾がいまだに心臓のそばに残っている私立探偵アレックス・マクナイトのシリーズ三作目にあたる。もっともマクナイトはこの稼業にちっとも熱心ではなく、相棒のリーアンがいつのまにか”プルーデル=マクナイト探偵事務所”というホームページをつくっていることを聞かされて驚くほどである。そのホームページを見たかつての友人が訪ねてきたことから事件は始まる。30年前にバッテリーを組み、ともにメジャーリーガーを目指した親友ランディー・ウィルキンズが突然アレックスのもとを訪ねてきた。ランディーがデトロイト・タイガースに昇格したときに10日間だけつきあった恋人マリアを探し出してくれという依頼だった。その動機に疑念をいだきながらも、アレックスは30年前の親友ランディーをともなって、警官時代の忌まわしい記憶の残る街、デトロイトへと出向く。しかし、マリアの消息も途中で立ち消えになり、調査を断念したアレックスとランディーはデトロイトで別れる。しかし、翌日アレックスのもとにオーカス・ビーチという小さな町の警察から電話がかかる。ランディーが撃たれて、重体だという。いったい、別れたあとに何があったというのか。そして、この事件にマリアは関係しているのか・・・。前作「ウルフ・ムーンの夜」でもそうだったように、アレックスはもっぱら殴られ役と狂言回しの役割で、周囲の人々によって事件は進展していく。やがて、アレックスの知らなかったランディの30年間やマリアの素性が明らかになっていく、という筋書きだが、いささか玉虫色の結末で消化不良の印象は拭えない。メジャーリーガーを目指して挫折した記憶、警官として人生の裏表をみた経験、そして銃撃を受け同僚を死なせた悪夢、そんなデトロイトでの過去にどっぷり浸った中年アレックスの姿がもともと本書の狙いなのかもしれない。そのせいか、本国アメリカのアマゾンの書評でも評価がわれているようだ。
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