たとえ傾いた世界でも
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敵味方の宿命のもと出会ったために大厄災(人災)を招くが、 大厄災(人災)のおかげで人生をリセットできることになる男と女。 「ねじれた路、ねじれた文字」も良かったが、こちらはさらに面白かった。 上質なウイスキーのような、スモーキーな香ばしさとまろみを感じる作品であった。 ディキシー・クレイのウイスキーの味を想像しながら読み進めた。 映画を観たように禁酒法時代のミシシッピ川流域の情景が脳裏に浮かぶ。 最低最悪の事態に遭ってもあるものを活用してちゃっかり強く生き抜こうとする人々のタフな息遣い(美談ではなくしたたかでもある人間の力強さを描いている)、汗と泥の匂い、そういうものまで感じ取れる。 読み終えて良いタイトル(THE TILTED WORLD)だとわかる。 | ||||
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赤ん坊の様子が不自然。洪水シーンは描写が細やかとも言えるが敢えて読む必要はない感じ。 | ||||
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禁酒法時代のアメリカ南部で密造酒を作る女と取り締まる男の人生が交差し・・・というお話。 通読してみて殆ど事件らしい事件が起こらないので結構意外な気になりましたが、著者の二人が書きたかったことが犯罪のある環境の下での男女の葛藤劇と親子の間の人類愛だとするならその意味では成功していると思いました。その人間関係を大規模な自然災害の被害を絡めることで極限状況下で試される人間愛の話と受け取りましたがどうでしょうか。あまり犯罪等は起こらない物語なので、そういう小説を期待して読むと肩透かしを喰うかもしれませんが、上質の小説としては読めるので読んだ方の殆どは納得できるのではないかと思いました。まぁ読後感に個人差が出るかもしれませんが。個人的にはウィリアム・スタイロンの小説などが想起されました。 夫婦で一緒に書いた作品だそうですが、一方のトム・フランクリンの方はこれの前に翻訳された「ねじれた路、ねじれた文字」と本書を意識しながら読むと、アメリカの南部史を独自に書き継いでいこうという意思があるようで、これからもこういう南部が舞台の小説を書いていくのかなとも思います。 サスペンスかどうかは微妙ですが、小説としては上質だと思います。興味があったら是非。 | ||||
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