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解錠師
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解錠師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 1~20 1/5ページ
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過去のとある出来事から口から話せなくなった主人公には錠前破りの天性の才能があった… 二つの年代が交互に近づく書き方で飽きない。クライム青春物でとても面白い。さすがMWA賞とCWA賞のダブル受賞作。 | ||||
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説明の通りで満足です。 | ||||
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初恋の憧れの女性の心と股の錠を開けて侵入してしまうところがすでにロック・アーティスト(天才解錠師)だと思った。 | ||||
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"その昔、僕は"奇跡の少年"だった。やがて、"ミルフィードの声なし"となった。金の卵。若きゴースト。小僧。金庫破り。解錠師。どれもぼくのことだ。でも、きみはマイクと呼んでくれればいい。"2009年発刊の本書は声をなくした少年の光と影を描いた犯罪小説にして鮮やかな青春小説。 個人的にはミステリにはまっている事から、MWA、CWAの両賞など様々な賞を受賞している本書も手にとりました。 さて、そんな本書は8歳の時にある出来事から言葉を失ってしまった青年マイク。彼の物語が刑務所に収監されている場面から始まり、一人称の語りで【どんな経緯で凄腕の金庫破り"解錠師"になったのか】また【どうして服役することになったのか】が、二つの時間軸を行き来しながら少しずつ打ち明けるかのような形で綴られていくのですが。 国内では"このミステリがすごい!に選ばれていたり『推理小説』として受賞している本書。実際に著者が【超一流の金庫破りに合法的に取材して書きあげた】侵入時のピッキングの場面こそ、心理描写も含めて『犯罪小説』として緊張感はありましたが、いわゆる作品中で事件が起き、その犯人が誰なのか?といった【具体的な謎解き要素がなかった】のが良くも悪くも意外でした。 とは言え、ではつまらないか?と言えば、まったくそんな事はなく、むしろ【すこぶる面白く】本質的には善良な主人公が、せっかく絵描きとしての才能を持ちながら、もう1つの才能、どんな錠を開くことが出来る事を無防備に周囲に披露し続けてしまった事や、絵を通じて心を通わせる恋人アメリアの為に。と【悪の道、犯罪者として次第に転落していく】姿は、鮮やかながら切ない物語で、最終的に二つの時間軸が見事に収束するラストも含めて、素晴らしい作品だと思いました。(映像化にも向いてる作品ですね) 読みやすい犯罪小説にして『青春小説』を探す人へ。良質なエンタメ作品が好きな人へ。 | ||||
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素晴らしいにもほどがある!全ての登場人物、全てのおこる出来事が完璧にもほどがある!最高のミステリである!1人の少年の成長を通して私達も必ずや成長してしまいそうな、そんな芳醇な薫りを漂わせる甘美な一冊である‼️ | ||||
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何かが欠落している者が特殊な才能に恵まれているという、結構ありきたりな主人公の造形ですが、ストーリーは牽引力があります。この状況からどうやって脱出するかという興味に引かれて頁を繰る手が止まらない。 ただ、読んでいる最中にも、主人公が声を失った原因となる事件が、あまりにももったいぶって小出しにされるのに辟易したり、ラストの金庫解錠に拍子抜けしたりというアラも感じました。 しばらくすると忘れること必至のエンターテイメントですが、いっとき浮世の憂さから離れてフィクションの世界を楽しみたいときには最適の書かも。 | ||||
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話の展開が非常に遅く、途中で飽きてしまいました。回想シーンが挟ま流性で話が一向に進みません。主人公の少年が喋れない天才というのもありきたり。よくあるお涙頂戴ものといった感じです。 | ||||
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かといって原題のロック・アーティスト、というのもしっくり来ないんですけどね。これは犯罪小説の皮をかぶった ボーイ・ミーツ・ガール、ラブロマンスだと思うのですが、その面ではたしかに美しいシーンがふんだんに盛りこまれた 一級品。画のやりとりや「人魚と金庫」をめぐるラストの情景には心震えるものがありました。あの出逢いのときめき、 想いが結実する瞬間のあざやかさは、ちょっと比類がない美しさではないかと。 その反面で、犯罪のパートはどこかで見たような既存のイメージが勝ってしまっているようにも感じられて。主人公が いささかリア充で、金庫破りの天才であるだけでなくべらぼうに絵も上手い、となるとちょっと盛りすぎなようにも思 うし、なにしろ金庫破り、と、絵画の巧さ、というのが実は有機的に結びついていないのでは。とはいえこれは、個人 的な好みの問題でもあると思うので、万人におススメしやすい最上質な作品であることに変わりはありません。 | ||||
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面白く全部読みましたが、耐えがたく後味悪い描写もあります。読まなかったほうが良かったかも。 | ||||
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ここまで高い評価得る作品なのかな??というのが正直な感想、確かに小説としては良作だけど読み終えた後の「でっていう」感が凄かった。 感情移入しにくいのが理由なのか、原作のニュアンスが翻訳によって伝わりにくくなってるのが原因なのか、いまひとつ物語に深みが無い。 金庫破りの臨場感とか各キャラの見せ方は良かったので、その辺が評価されてるのかな。 まぁそこまで期待しなければ素直に楽しめる小説ではあると思います。 | ||||
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ほろ苦いテストの青春ミステリーとして出色。 深い心の傷を抱えた孤独な少年の成長と葛藤を描いた青春小説としても優れているし、互いが互いの欠落を補い合う引力の強いボーイミーツガールものとしてもお勧めできる。 だがなんといっても絵を描くもの、創作に携わるものに読んでもらいたい。 主人公の特技が錠破りなのでそこがクローズアップされがちだが、ヒロインと交流する手段や、本書の重要な場面にマイクのもう一つの特技の絵が登場する。 特に終盤、ヒロインと空き家に忍び込んで壁に交互に絵を描き合うシーンのイノセンスな美しさときたら! 絵を描くという言葉を用いぬ営みがどのようにして孤独なふたりを繋ぎその心を癒してきたか、静かな感動がこみあげて胸に迫る。 言葉にするには刺々しすぎ生々しすぎる、その行為は傷口を抉るような痛みを伴う。だから告白の代償として二人は漫画の交換を選択した。 どんな辛い記憶や酷い体験も、絵にすれば濾過されて、諦観で慰撫されて伝えることができたから。 フィクションに救われた経験があるものは感情移入せざるをえない。 マイクの特技であり本書の重要なターニングポイントとなる「錠前破り」が「閉じたものを開く」行為なら、絵は「閉ざされたものを表現する」行為であり、二つの対比が過去から未来へ響き合うことで切ない余韻をもたらしている。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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このミス第一位に選ばれた作品の中に、本当の傑作は数少ないように思う。 解錠師もやっぱりそう。 特に、ミステリー要素の驚きは全くと言っていいほどない。 主人公への感情移入はそこそこ簡単。その意味で、一人称小説として良く出来てはいる。 だけど、それだけ。これほど長いストーリーにする必要があったのかも疑問。 それから、個人的に一番嫌だったのは、主人公が言葉を失うきっかけになった事件。 あそこまで性的なひどい描写を入れる必要があったのか? 8歳の子供が見ていたなんて、いたたまれない気持ちになる。 | ||||
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傷をかかえた天才少年の純愛ストーリーです。 最後までハラハラさせてあきさせません。 | ||||
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電車の中で読んでいて、久しぶりに電車を乗り過ごしてしまった。これほど、一気に読める本は久しぶりである。 幼い頃の事件のため口をきけなくなった金庫破りの名人という設定が素晴らしい。しかも、特定の犯罪グループに所属するのではなく、金庫破りの専門職としてのみ登場する。複数のポケベルを所持し、どのポケベルに依頼がかかってくるかで、その依頼人のレベルがわかるしくみになっている。 本当にあるかのような設定の中で、スピーディにストーリーが進む。読後感も、すっきり、という最高のミステリである。 | ||||
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フツーの感覚だと思うけど、登場人物たちの行動がアホすぎる小説は、読んでいてイライラするばかりで、感情移入もできない。生きにくかろうが、口がきけなかろうが、白痴ではないのだから、主人公は錠前を開ける能力なんて広言すべきものでないくらいは分かるはず。なんの義理もない馬鹿マッチョのために「解錠」なんてする必要もないし、するのがマズイくらいのことが理解できないとしたら、小説のヒーローになる資格はない。 いやいや、プライドの問題なんか動機にならない。 ジュリアンたち4人組の行動も、ひたすらアホ過ぎる。どこが超一流の「プロ」なのか。あり得なさすぎの設定。馬鹿さ加減には笑っちゃうしかない。 登場人物たちのそうしたあり得ない愚行を前提にしないと動かないストーリーなんて、問題外。「このミス」1位というのは、今年(2016年)読んだ私は知らなかったが、業界の都合以外にまともな理由などあったのか疑わしい。 青春小説という評価にも呆れるばかり。かの女性飛行家と同じ名前のヒロインは、人物像が薄っぺら過ぎる。主人公に共感してくれる女性という「役割」だけの存在。自分が寝ている間に、部屋に勝手に忍び込む人間がいたら、あなたはどう感じるか。あなたを熱烈に愛していると伝えられたら、逆にその熱烈さの分だけ恐怖感も強いだろうではないか。 男の勝手な思いこみ・妄想に、男の期待するままに応えてくれるヒロインがここにも登場していて、それを「青春」だ、「青春」だと讃える読者がいる、大変気色悪い状況がある。 | ||||
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軽妙なノリで書かれているので、すらすらと楽しく読み進むことができましたが、一つ一つのエピソードを本気で読み込むと、どれも恐ろしかったり、切なかったり、苦しかったりするような話ばかり。たまたま今テレビで放映されているからかもしれませんが、『ジョジョの奇妙な冒険』(ご存じない方はゴメンナサイ)に似た雰囲気を感じました。スタンド(特殊能力)は、その人の精神(何を大事にしているかとか、何を強く願っているかとか)によって発現する能力が決まってくるという設定からすると、マイクルの能力もまさにスタンド(パワーE、スピードE、精密動作A、射程距離E、成長性A、あと一つなんだっけ・・・)。どんなスタンド名がよいでしょうか? 表紙のデザインが雰囲気に合っていないように感じられたのが残念でした。あと、題名ももう少し工夫があったほうが・・・。 | ||||
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数年前に新聞の書評で知り、図書館で借りて読みました。 ドラマティックな展開と胸がキュンとするピュアなラブストーリーに夢中になって読んだ覚えがあります。 本を返却し、手元に置いておきたくて購入しようと思いながらそのままになっていましたが、 家族が最近、面白い本はないかと家の本棚を漁っていて、ふとこの本を思い出したので購入しました。 低評価があってびっくりしましたが、まあ好みの問題かなと思います。 私はとても好きです。 図書館で借りて読んだ本をまた買うことはあまりないのですが、こうやって買ったことがなによりの答です。 | ||||
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571ページ、一気読みでした。 幼少期に心に傷を負った主人公は言葉を話すことができなくなりますが、 絵を描くことと、鍵を開けることに才能を見出し、のめり込んでいきます。 そして犯罪者の大人達に利用され人生が翻弄されていく。 やがて大きな代償を払うことになりますが、得難い恋人に巡り合います。 場面設定、時間軸の創り方、会話が秀逸です。 本作は、なんとか賞に輝いた。 ということなので疑いつつも頁を進めましたが、 紛れもない名作です。 | ||||
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主人公の青臭くて捻くれた独りよがりの言動が鼻について感情移入できず、300ページあたりで断念。 話もつまらない。 どうして高評価なのががまったくわからない。 そこがこの本の最大のミステリー。 | ||||
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