盗作・高校殺人事件
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できれば、前作「仮題・中学殺人事件」と合わせて読んで下さい。 コレ、三部作の二作目と言う事になっているのですが、一作目では冒頭に「読者が犯人!」というトンデモナイ宣言が飛び出します。 本作では、最後に「作者が被害者で、犯人で、探偵」という宣言が為されます。(帯にこの文句、使われてますけど) それのみならず、辻氏お気に入りの名探偵コンビ・キリコ&ポテトが共に「今、書かれている推理小説の登場人物である」という構造も共通していまして…… 何で、そんな複雑な構造を取っているのか?と言う点にも、実は物語全体に関わる「罠」が仕掛けられているのです。 絶対ネタバレしちゃダメなタイプの作品なので、これ以上は書けませんが…… 割り合いオーソドックスな密室殺人が連続して起こり、そこでの謎解きはミステリー・ジャンキーの皆さんならおそらく辿り着けるでしょう。 細部にしっかりとヒントが散りばめてありますから。 でも、物語に仕掛けられた「罠」はそれからが本番なのです。 或る意味、凝り過ぎのきらいさえある「その先」を以下に読み解くか? 昭和から届いた、令和のミステリーファンの挑戦状、きっと楽しめる筈ですし、ラストで私と同じく「やられた!」と叫んでいただきたいと思います。 | ||||
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十代向け推理小説である。気になっていたのだが、なんとなく手が出なかった。 創元から新装版が出たので気軽に読めるようになった。 40年近く前の風俗が出てくるので、今となってはまるで時代小説だ。 冴えない少年とスーパー少女というコンビも、何やら懐かしい。レトロな青春譚は悪くはない。 トリックや事件の真相にも意外性があって楽しめた。 惜しいかな無駄に複雑な構成のおかげで、物語に没入できない。 本作自体が駆け出し作家による創作という趣向なのだ。私は「入れ子構造」や「メタフィクション」が嫌いだ。 そういうのは正統な話づくりができない作家の反則技だと思う。 外枠を無視すれば、ライトミステリの佳作として評価できる。 | ||||
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中学・高校時代このシリーズのファンで読んでいました。 本の程度は良いと思います。 | ||||
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都会っ子の可能キリコが金田一耕助が訪れそうな「鬼鍬村」で事件に巻き込まれる、おどろおどろしい伝奇ミステリー・・・・ではありません。。映像化は難しいと思われますが、キリコが活躍する幽霊消失事件、田舎のプレハブハウスの密室殺人、都会の高層ホテルでの密室殺人へと連鎖していく一連の流れは昨今の二時間ドラマでも十分面白く作れると思います。埋もれさせておくには惜しい作品です。金田一少年の事件簿ばかり映像化しないでも、ここにも鉱脈はあるんですけど・・ | ||||
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ポテト・スーパー・シリーズの第2弾。願わくば、最初の3作は順番に読んで欲しい。 1976年に出たものの復刊。 本書は、帯に「作者は被害者です。犯人です。探偵です」と謳われているとおりの作品である。こんな困難な設定をどうやって成立させるか。そこにすべてがかかっている。 読み終わって、なるほど、と思う。良くできている。 しかし、感心するほどではない。なにより、犯罪そのものに関わるトリック、ストーリーのお粗末さにあきれてしまう。 しかし、本書の優れているのは、70年代の高校生の抱えていた数々の問題が、悲哀を込めて描かれている点だ。読後感は悲しい。 そういう意味では、読んで欲しい一冊。 | ||||
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