双月城の惨劇
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.67pt |
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美貌の双子姉妹を主に持つ、ライン川渓谷にたたずむ古城”双月城”を舞台に繰り広げられる、人間の手には不可能と思われる奇怪な連続殺人と、第一次世界大戦時にはフランスとドイツに分かれ軍人として火花を散らした好敵手である二人の探偵による推理対決を描いた本格推理作品。 | ||||
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WW2後のドイツ・ライン川付近に立つ城館を舞台に発生した連続殺人。、シャルル・ベルトランシリーズ1作目にして氏のデビュー作。妖しげな謎に論理的な解決、推理合戦、大トリックとあらゆる要素が凝縮されていて面白い。探偵役のベルトランも魅力的な人物でした。 | ||||
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密室、双子、名探偵対決など古典本格の面白さがギュッと詰まっている傑作! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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16ページ上段で「ロケ・ハン」と いう語句を使ったり(時代は1930年代 始め。日本でも1943年に、徳川夢声の 日記で使用例はあるが違和感がないだろうか)、 ドイツ人の名前にノイヴァンシュタイン (Neuschwansteinからか)とか、ストロ ハイム(Stroheim? オーストリア出身の映画監督や、 プロレスラーでシュトロハイムと呼ぶところを、ストロ ハイムにしていた人物もあったが)としたり するのは、どうかと思う。 100ページ上段で、死体に妊娠の兆候が なかったから、そこから導かれる可能性 がA. B.の2つしかないと述べられているが、 さらにC. として「マリアが妊娠していたのは 嘘だし、死体もマリアではない」も考え なくてはいけないのでは(これは語り手の パトリックの思いなので、作者の立場から 言えば、後からいくらでもごまかせるが)。 | ||||
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すぐつきました。古き良き古典的推理小説。 | ||||
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「新本格ルネッサンス」と銘打っていますが、これはルネッサンスではなく「縮小再生産」です。そもそも探偵役のベルトラン氏には、名探偵を名乗る資格がありません。 ベルトランは第1の事件の現場を見て、およその真相を察していたはずです。にもかかわらず、その後もったいをつけている間に、3人もの死者が出てしまいます。それでいて不明を恥じるでもなく、なぜだか常に偉そうです。根本的に他人の生命を軽視しているとしか思えません。 おまけに身分差別丸出しの発言はするわ、罪もない人(としか思えないのですが)を殺した犯人を野放しにするわで、尊敬できるところが一つもありません。名探偵が出てくるから「探偵小説」なのであり、名探偵気取りのバカしか出てこない小説は、「バカ小説」とでも呼ばれるべきでしょう。 名(?)探偵がこの調子ですから、ワトソン役のパトリック君にいたっては、ワトソン史上ダントツの頭の悪さです。彼が書いているという設定だけあって、大袈裟で紋切り型の文章も見るに堪えません。 あえていいところを探すなら、第1の事件のメイントリックだけです。ただこれも、島田荘司あたりを読み慣れていれば、真相が見えてしまいます。その他の大きすぎる欠点を補うには到底足りません。 | ||||
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カッパワンからリリースされた加賀美氏のデビュー作で、推薦は二階堂黎人。二階堂氏の少々褒めすぎではないかというくらいの大絶賛推薦文が付いている。 カー好きの著者なので、さらに参考文献に二階堂氏の初期作を掲げていることもあり、二階堂氏の初期作路線の直球本格推理の力作である。 デビュー作でこの充実度はやはり凄いものがある。 最近の叙述トリックや変則的なプロットに異議を唱えて古き良き王道の不可能状況と物理トリックを駆使した作品であり、これは二階堂氏の初期作にも通じるが、伏線などがけっこう見え見えでトリックが判明しても意外性というのはさほどなく、驚愕というよりは納得の落ちになってしまい、インパクトは薄まるのが惜しいが、長編をものともしないリーダビリティの高さがあり、王道推理が好きな人には必読と言える。 | ||||
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2002年に新書版のカッパ・ノベルスとして出たものの文庫化。 587ページという厚さである。 著者の長編デビュー作で、名探偵ベルトランが活躍する。 ラインの古城で起こる連続殺人事件にフランスとドイツそれぞれの名探偵が挑戦するという趣向。首なし死体、密室、入れ替わり、推理対決と見所がたくさん。サービス精神に溢れたミステリだ。昔ながらの本格ファンにはたまらない一冊だろう。 しかし、謎の処理という点では不満が残る。全体的にフェアでないように感じた。 ひとつ、素晴らしい「動機」がある。 | ||||
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