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双月城の惨劇



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双月城の惨劇の評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(8pt)

あざとすぎる……でもこういうの大好き!

美貌の双子姉妹を主に持つ、ライン川渓谷にたたずむ古城”双月城”を舞台に繰り広げられる、人間の手には不可能と思われる奇怪な連続殺人と、第一次世界大戦時にはフランスとドイツに分かれ軍人として火花を散らした好敵手である二人の探偵による推理対決を描いた本格推理作品。

国内作家の作品ながら1930年代のドイツが舞台で、登場人物もみなヨーロッパ人。
文章も、意図的かはわかりませんが全体的に翻訳物のような固さと淡白さがあり、ジョン・ディクスン・カーの翻訳作品だと言われたら信じてしまいそうになる一作です。

個性的な建物、怪奇趣味、密室、首なし死体、連続見立て殺人、双子入れ替わり、アリバイ崩し、推理対決……
本格における”美味しい”題材のフルコースのような作品で「こういうの好きなんだろ?」と言わんばかりのあざとすぎる作品でしたが、悔しいですがこういうの大好きです。

しかし決して私のような読者をシチュエーションで釣るだけのB級作品ではなく、終始魅力あるストーリーと高い完成度を感じた、「本格ミステリ」の良作だと思います。
一つ一つにはそこまで目新しさを感じないものの、作中通して数えると二桁に上るのではないかというほどの多彩なトリックが用いられるのも、トリック好きには嬉しいポイントです。

とりあえず「こういうのが好き」という方には読んで損をさせない一冊だと思います。




▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

双月城の惨劇の感想

WW2後のドイツ・ライン川付近に立つ城館を舞台に発生した連続殺人。、シャルル・ベルトランシリーズ1作目にして氏のデビュー作。妖しげな謎に論理的な解決、推理合戦、大トリックとあらゆる要素が凝縮されていて面白い。探偵役のベルトランも魅力的な人物でした。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(7pt)

双月城の惨劇の感想

密室、双子、名探偵対決など古典本格の面白さがギュッと詰まっている傑作!

ジャム
RXFFIEA1

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