卒業―雪月花殺人ゲーム



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初公開日(参考)1986年05月
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長編小説

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卒業 (講談社文庫)

1989年05月08日 卒業 (講談社文庫)

大学4年の秋。就職、恋愛に楽しく忙しい仲よし7人組・その中の一人、祥子がアパートの自室で死んだ。部屋は密室。自殺か、他殺か!?残された赤い日記帳を手掛りに、死の謎を追及する友人たち。だが、第二の全く異常な事件が起って…。錯綜する謎に挑戦する、心やさしき大学生・加賀恭一郎。卓抜な着想と緊密な構成で、現代学生のフィーリングを見事に描いた、長篇ミステリーの傑作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.40pt

卒業―雪月花殺人ゲームの総合評価:6.70/10点レビュー 141件。Cランク


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全20件 1~20 1/1ページ
No.20:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀シリーズ1作目をこのタイミングで読了。
初期作品であるからなのか、中盤までのフラットな展開にほんの少しの物足りなさを感じつつ、ネタお披露目段階も難しく感じました。
終盤もここまでやるか、という展開でしたね。
ラストの一言はどういう意味なんだろう…

kmak
0RVCT7SX
No.19:
(3pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎の初登場作品なのですが、あまり活躍の場がなく不完全燃焼な感じがしました。

くっち
4QZYGZFW
No.18:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎のデビュー作。
トリックは安易だが、しっかり推理を楽しめる流れになっていて、読み応えがあった。
「おお!」と思うような部分は無かったが、読んでおいて損はないと思う。

白髭9
BK2OMGW4
No.17:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

トリックの設定が・・・

いったい、茶道をやってる方の何パーセントの人が、この儀式を(理解しなくても)知っているのであろうか?
このトリックの良し悪しは別にして、あまりにも親近感を覚えないテーマを取り入れてあり、犯人捜しの意欲がなくなりました
何度も図を見ながら理解するだけで精一杯
私が東野作品に惹かれるのは、謎解きや推理ではなく、登場人物たちが繰り広げる人間模様や、まさにそれぞれが実在して生きているように描かれて、キャラ分けもきっちりさせている点だ
その点においては、初期の東野作品のため、少々、青臭いが、(茶道の件以外は)読んでいて楽しかった
沙都子と加賀恭一郎の会話や相手に対する思いの温度が伝わってきて、ほのぼのしてしまった
最も魅力的な登場人物:相原沙都子(主人公)

mustang
PCGQIQ4X
No.16:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

青春は斯くもほろ苦く

T大学生の加賀恭一郎、相原沙都子、金井波香、藤堂正彦、若生勇、伊沢華江、牧村祥子は高校からの仲の良いグループであり、大学に入ってからも交流が続いていた。
卒業を前に控えた9月、加賀と金井は学生剣道選手権大会の県予選に出場し、ともども優勝候補の筆頭になっていた。しかし順当に優勝した加賀とは対照的に金井は優勢だと思われていた試合でまさかの敗北を喫してしまう。
その一ヵ月後、波香の住んでいるアパートを訪ねた沙都子は、同じアパートに住む祥子が手首を切って死んでいる姿を発見する。残された日記から、夏に講座旅行に行った際に、犯した一夜の過ちから、恋人である藤堂へ罪悪感が生じた故の自殺だと思われていた。部屋は窓も扉も鍵が掛かっており、密室状態でその事実を一層裏付けたが、死亡推定時刻前後で部屋が開いていたという新たな証言を得て、俄然他殺の線が濃くなった。事件に不審を抱いていた沙都子と加賀は独自に捜査をし始める。
そんな中、高校時代の恩師、南沢雅子の誕生日を祝う「雪月花之式」の日が今年も訪れた。事件以来、疎遠になりかけていた6人が加賀を除いて一同に会し、例年通り「雪月花之式」を実施する。しかし和やかだったその茶会の席で、金井波香が苦悶の表情で絶命するという事件が起こる。死因は青酸カリによる中毒死で、飲んだお茶に含まれていたらしい。
一体誰が、どのようにして波香を殺したのか?状況的には無作為に殺されたとしか思えないのだが・・・。

東野圭吾作品のシリーズキャラクターとなる加賀恭一郎刑事が、まだ学生の頃に起きた事件を扱ったもので、最初に加賀刑事ありきで始まったのではないところに非常に好感を抱いた。恐らく東野氏は1作限りの主人公にするつもりだったのだろうが、加賀の、剣道を軸に鍛えられた律とした姿勢とまっすぐな生き方が気に入り、シリーズキャラクターに起用したように思われるふしがあり、非常に楽しく読めた(もちろん私も加賀のキャラクターにはかなり好感を抱いた)。

さて事件は1作目同様、密室殺人&衆人環視の中での毒殺と本格ミステリの王道である不可能状況が用意されており、なかなかに、いやかなり難しい問題だ(よく考えると1作目の『放課後』も第1の殺人が密室殺人、第2の殺人が衆人環視の中の毒殺である。よほどこの手の謎が好きなのか、それともアイデアを豊富に持っていたのか)。
最初の殺人は管理人が厳しく入場者を見張る女人禁制のアパートで起きる、一見リストカット自殺とも思える事件。死亡推定時刻にすでに被害者は部屋にいて手首を切っていたという状況だったのだが、その前の時間にたまたま隣人の女子大生が、扉が開いて明かりが点いていたとの証言を得て、密室殺人の疑いが強まる。

第2の殺人はもっと複雑で茶道の一種のゲームである「雪月花之式」という独特のルールの中で起こる事件で、本作のサブタイトルにもなっている。これがそれほど難しくは無いのだが、一口に説明できないルールで、混乱する事しばしばだった。
しかし一見無作為に殺されたとしか思えないこの殺人が意図的に特定の人を絞り込むように操作されていたのは素晴らしい。ある意味、ロジックを突き詰めた一つの形を見せられたわけで、手品師の泡坂氏の手際の鮮やかさを髣髴とさせる。

こういったトリック、ロジックもさることながら本書の魅力はそれだけに留まらず、やはりなんといっても加賀と沙都子を中心にした学生グループ全員が織成す青春群像劇にある。東野氏特有の青臭さ、ペシミズム、シニシズムが絶妙に溶け合っており、とても心に響くのである。熱くも無く、かといってクールすぎず、一人前を気取りながらも、あくまで大人ではない、大人には適わないと知りながらも斜に構えていたあの頃を思い出させてくれた。
特に本作では彼らの青臭さ、未成熟さを際立たせるキャラクターとして、刑事である加賀の父親、そして彼らの恩師である南沢雅子の2人は特筆に価するものがある。
あくまで前面に出ることは無く、置き手紙での参加でしかないのだが、加賀の父親が息子をサポートする場面は加賀にとって助けではありながら、しかし越えるべき壁である事を示唆している。
また南沢雅子の含蓄溢れる台詞の数々はどうだろうか!大人だからこそ云える人生訓であり、生きていく上で勝ち得た知恵である。
このキャラクターを当時28の青年である東野氏が想像したことを驚異だと考える。どこかにモデルがいるにしてもああいった台詞は人生を重ねないと書けない。東野氏が28までにどのような人生を送ったのか、気になるところだ。

東野氏に上手さを感じるのはその独特の台詞回しだ。常に核心に触れず、一歩手前ではぐらかすような台詞はそのまま学生が云っているようだし、活きている言語だと思う。また祥子が自殺に及んだ真相についても、あえて婉曲的に表現するに留めている点も、読者に想像の余地を残したという点で好感を持った。
実際、人生において真実を知ることは多くない。むしろ謎のままでいることの方が多いのだ。東野氏の作品を読むとその当たり前の事に気付かせてくれるように感じる。
本作は彼のベスト作品の1つではないだろうが、胸に残る率直な思いに嘘は付けない。私にとってはベスト作品の1つであると断言しよう。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.15:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎シリーズの記念する第一弾。

時は加賀の大学4年の卒業までの1年を描いた作品。

ストーリーは、加賀の友人が理由もなく原因(自殺か他殺か)すら分からず突然亡くなるところからスタートする。

そうして第二の殺人なのか自殺なのかが起こり・・・。

このころよりストーリーテラーのきざしは見えるものの、全体的に古臭く文庫では副題「雪月花殺人ゲーム」が示すとおり、少々この面白くない謎解きのしつこさに辟易されられるところは、まだまだ駆け出し作家の思い入れが見て取れる。

従い、読者はおいて行かれた気分満載で、まだまだ多分に作家としては洗練されておらず青臭い作品。

まあ、面白くないわけではない程度か。

とはいえ、最後はきっちり締めるところなどは、現在の東野に通じる記念すべき作品であることは、間違いない。 了

とも
4ND5R58B
No.14:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

雪月花のトリックを小説で使いたかっただけ、と思われる作品。人物描写もあやふやだし、設定も都合良過ぎでグダグダ引き延ばして小説にしたような印象を受けました。

カミーテル
MCFS6K6O
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

キャラが立っていてよかったです。
雪月花のルール説明が長くて複雑感ありますが、要所は強調されているので流し読みでも大丈夫かと思います。

kasu
4SQ7LMRK
No.12:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀の最初の事件です。とはいっても、刑事ではなく大学生時代のお話。
加賀シリーズを順番に読めば最初に読むべき作品ですが、新参者や赤い指が有名すぎて、そちらを先に読んだ人(ドラマを見た人も)にとっては外伝的な作品に見えるかもしれません。
父親との関係、初恋、大学時代の生活などファンにとってはたまらない情報が沢山盛り込まれていますが、本題の殺人トリックはとても地味な感じでした。
(ちなみに阿部寛の大学生役には無理があるので、ドラマ化はしない方がいいでしょう。他の役者じゃイメージも壊れるし。。。)

フレディ
3M4Y9ZHL
No.11:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

「放課後」に続く東野圭吾の学園ミステリー第二弾で加賀恭一郎初登場の作品になる。
大学4年生なので阿部寛に置き換えて読むのはかなり困難ではある。

「放課後」といいこの作品と言い、作者はちょっと学生に何か偏見を持っているのだろうか。
いくら親友だろうと、その人の全てを知っている訳ではない。
確かにその通りなのだが、ほぼ知っているから親友なのだと思うのだ。
その親友を殺すに至る動機にしては余りにも弱過ぎないだろうか。
大学4年生といえば、子供から大人への・・・っていう段階でもないと思うのだが・・・
しかも学業もスポーツもトップクラスの面々なのだ。
その割に殺害に至るまでの思考が単純すぎる。
「頭にきたから殺す」的で、親友に手をかける事に対する本来そこにあるべき紆余曲折の苦悩・躊躇といったものを感じることが出来なかった。
学生=子供、青い 作者がそのように思っているような気がしてならない。
タイトルの「卒業」は、そういう「青さ」からの卒業、そんな風に読めてしまった。
主要登場人物が誰一人として幸せになれない卒業ってのもどこか無理矢理で「大人になる前の試練を与えてあげました」的な感じがして共感できなかった。
だから読後感はイマイチ。

一方ミステリーの方だが、これもイマイチ。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎シリーズ初の読了。解決編が難解すぎて理解できなかったことを除けば、ガリレオシリーズよりこちらの方が好みかもしれない。

水生
89I2I7TQ
No.9:
(5pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀刑事の大学生時代の作品です。
シリーズ1作品目のため、最近の作品の新参者、麒麟の翼等に比べると物足りなく感じます。
まあ、刑事になる前のエピソードとして読んでみると良いのではないかと思います。

松千代
5ZZMYCZT
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

加賀恭一郎シリーズ第1弾。
初めのくだりはやや分かりにくい表現もあったが、全体的な流れはさすが東野圭吾といった具合で、一気に読み進めました。
ある程度、東野圭吾を読んでからチャレンジしてみたら良いかもです。
私は『赤い指』を先に読みました。

マグル
ZH9M7YFR
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

茶道はよくわからなかったが、話の内容は良かったと思う。

みい
XL0AKYF3
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想

ちょっとわかりずらいトリックだったかな?あれをしってる人なら楽しいんだろうけど。そもそもちゃんとしたものなのかも不明。おもしろくもつまらなくもないかな。なんかダラダラな感じでした。

はやと
LP6O9U8L
No.5:
(6pt)

青春ミステリーかな?

東野圭吾の江戸川乱歩賞受賞第一作というより、今では刑事・加賀恭一郎のデビュー作といった方が通りがいいかも知れない、1986年の作品である。
大学卒業を控えた4年生のグループの内、一人の女子学生がアパートの自室で死んでいるのが発見された。彼女は自殺したのか、殺されたのか? その謎が解き明かされない内に、もう一人の女子学生がお茶会の席で青酸カリによって死亡する。はたしてこれは、連続殺人事件なのか? 仲良しグループのメンバーである加賀とそのガールフレンド・沙都子が、事件の謎を追いかける・・・。
最初の事件は密室、二番目は多くの人の目の前でのできごとという、推理小説としては贅沢な舞台構成。しかもどちらも決定的な証拠が発見されないため、心理的な側面からの犯人探し、動機探しがじっくりと展開されてゆく。最後の謎解きや殺人手段の選択がやや甘いという気がするが、作者のミステリー作家としての力量を認めさせるに十分な作品だと思う。
ただ、青春小説という枠組みのせいか、登場人物がほとんど善人で、少数の悪人も凄みが足りないため、全体に薄っぺらい印象を免れなかったのが残念。
加賀恭一郎ファンにはオススメです。

iisan
927253Y1
No.4:
(7pt)

初心者には・・・

東野氏の初心者には少し難しいかも

ホッサー
5OPBZYUJ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

加賀恭一郎の最初の作品?


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MUMU
YYDFLVXQ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

卒業―雪月花殺人ゲームの感想


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ぴよくみ
4WLMRKM9
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

う~ん。イメージわかない

加賀シリーズの最初と言うことで読んでみましたが、
昔の作品だからかイメージがわき辛くてモヤモヤしたまま読み終わってしまいました。

なっつ
9KCW4J9X
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