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放課後



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【この小説が収録されている参考書籍】
放課後
放課後 (講談社文庫)

放課後の評価: 6.64/10点 レビュー 11件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.64pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

う~~ん、、、動機がねぇ(´_ゝ`)

東野圭吾は好きな作家で、気になったものを適当に読んできたが、改めてデビュー作からすべて読み直してみようと思いました。
読んだ本は自分でコレクションとして保有しないと気が済まない性質なのでネットで新品を購入。
白夜行や幻夢、天空の蜂あたりの雰囲気が好きだったので、最初、手に取った時は、けっこう違和感があった。
でも、考えてみれば彼の20代の頃の作品、、、この作家が、これからどう変貌して行くのか、この時点ではまだ掴めない危うさを感じるものの、新人時代ならではの、みずみずしさと無謀さを感じた。
そして、どの作家でも初期の頃にありがちな、あれもこれもと詰め込み過ぎた感じが、やはり、この作品にはあった。
ただ、導入部からワクワクさせるような、人を惹きつける文章は、宝石のようにきらめいていた。
舞台が女子高というのも、若い作家にしか描けない設定で、非常に新鮮味を感じた。
やはり、偉大な作家というのはデビュー時から、他とは違う何かオーラのようなものを感じさせるものだなぁと感心した。

【ネタバレかも】
ただ、犯人の動機が、まさかの「〇〇〇ー」を見られたから、、、というのは、殺人を犯すほどの動機となり得るのか、、、
若さを感じる反面、無謀さを感じる点であった。
ただ、この動機を「あーなるほどなー」というようなものに置き換えると、この小説ならではのインパクトというか印象・個性がなくなってしまうような気がするし、、、
絶対に要らない部分は、主人公教師の妻とのアナザーストーリー!
ストーリーの中心がぼやけてしまうし、これに関するすべての部分をすべて削ったとしても、まったく本編の内容は損なわない。
本当に不要だと思うし、最後にこっちの結末を持って来て、仕上げようとしたのだろうが、なんとなく判ってしまっていたし、裏ストーリーの無用さがとても残念。
最も魅力的な登場人物:ケイこと杉田恵子

mustang
PCGQIQ4X

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