貘の耳たぶ

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種別
長編
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あらすじ

2020年02月06日 貘の耳たぶ (幻冬舎文庫)

自ら産んだ子を「取り替え」た、繭子。発覚に怯えながらも、息子・航太への愛情が深まる。一方、郁絵は「取り替えられた」子と知らず、息子・璃空を愛情深く育ててきた。それぞれの子が四歳を過ぎた頃、「取り違え」が発覚。元に戻すことを拒む郁絵、沈黙を続ける繭子、そして一心に「母」を慕う幼子たち。切なすぎる「事件」の、慟哭の結末は…。(「BOOK」データベースより)

評判

貘の耳たぶの評価:

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貘の耳たぶの総合評価:

7.33/10点 レビュー 18件。

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No.18
(5pt)

有り余る余情。

第一章が「繭子」の視点を軸として、「取り替え」と、それ以後の子育ての様子が描かれ、第二章で「郁絵」の視点から、もう一方の家族を描くとともに、ふとしたきっかけから「取り替え」が産院の過誤という形で発覚し、では2人の子供を再度「交換」する、という形で物語は語られてゆくのだが……。こんな物語に冷静な書評が書けるわけがない。特に物語が一気に進展する第二章では、すべての原因を作った繭子の心情は描かれず、それどころかその後繭子がどうなったかも示されないのだ。読者はそれをただ推測することしかできず、推測も絶望感に縁取られる以外にはない。敢えて書かないことが余情を誘う典型的な作品。
貘の耳たぶ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の耳たぶ (幻冬舎文庫)より
4344429397
No.17
(5pt)

有り余る余情。

第一章が「繭子」の視点を軸として、「取り替え」と、それ以後の子育ての様子が描かれ、第二章で「郁絵」の視点から、もう一方の家族を描くとともに、ふとしたきっかけから「取り替え」が産院の過誤という形で発覚し、では2人の子供を再度「交換」する、という形で物語は語られてゆくのだが……。こんな物語に冷静な書評が書けるわけがない。特に物語が一気に進展する第二章では、すべての原因を作った繭子の心情は描かれず、それどころかその後繭子がどうなったかも示されないのだ。読者はそれをただ推測することしかできず、推測も絶望感に縁取られる以外にはない。敢えて書かないことが余情を誘う典型的な作品。
貘の耳たぶ Amazon書評・レビュー: 貘の耳たぶより
4344030990
No.16
(3pt)

血縁関係とは何か

繭子のダメな人間ぶりに不快感を感じ、なかなか読み進めなかった。陣痛の痛みに自然分娩から逃げて帝王切開で出産したり、赤ん坊の沐浴を絶対に無理と初めから諦めたり、どう考えても育児から逃げることばかり考える。取り替えが発覚しても言い出せず、それにより郁絵が苦しむのに同情してしまう。子供は親を選べない。だからこそ産んだ子に対する責任は重大だ、と感じさせる小説だった。不快な小説だったが、構成は良くできていた。
貘の耳たぶ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の耳たぶ (幻冬舎文庫)より
4344429397
No.15
(3pt)

血縁関係とは何か

繭子のダメな人間ぶりに不快感を感じ、なかなか読み進めなかった。陣痛の痛みに自然分娩から逃げて帝王切開で出産したり、赤ん坊の沐浴を絶対に無理と初めから諦めたり、どう考えても育児から逃げることばかり考える。取り替えが発覚しても言い出せず、それにより郁絵が苦しむのに同情してしまう。子供は親を選べない。だからこそ産んだ子に対する責任は重大だ、と感じさせる小説だった。不快な小説だったが、構成は良くできていた。
貘の耳たぶ Amazon書評・レビュー: 貘の耳たぶより
4344030990
No.14
(5pt)

毒のある親に育てられた主人公のその後

(長文です)頭で理解できた後に、共感する事が出来た。 子供を取り替えた女性と取り替えられた女性、二人の"新しい母親"の話。漠然とした不安から「この子は彼女の子供になった方が幸せでは?」と、取れたネームタグを無意識に取り替えてしまう。事の重大さに気付き今度は「戻すチャンスは?」「バレる!」と怯え始める、さらに頭が一杯になる。解らないけど解る、妊娠も出産も経験ないが、平常で無い精神状態はある。せいぜい「言ってしまった」程度の後悔で終わるが・・新生児の足に着けるネームタグが正しく装着されていなかった上、この主人公は母性や責任感を "確実に持っている" ため「私ではこの子を不幸にする」と思い込み、我が子の幸せのためやってしまった。自分が信用出来ない、思い込みの原因は母親との確執だが「母親になる」漠然とした不安や、不安定な精神状態、命がけである出産が一番の要因なんだろうと思った。帝王切開した事で誰かに攻められるのでは?普通分娩にこだわった結果、子供に障害が残ってしまったら?二人の母親ともが、理不尽な理由で誰かに傷つけられる不安に悩まされている。不幸なきっかけから端を発した重大事案も、あるきっかけで発覚し『病院』が『取り違え』の責任を問われる。子供たちのため内々に解決を探る中、主人公の母親が「黙ってるなんて ずるい!マスコミに話して公にする!」と騒ぎだす。結果子供たちは守られる。取り替えられた母親は実の息子が、とても大事に慈しんで育てられていた事に気付くが主人公のその後はどうなるんだろう。 世の中の人間すべてが母親から産まれている事を考えた、自身が不幸を連鎖をさせない親である事に(主人公が)他者により伝えられて欲しいと思った。
貘の耳たぶ (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 貘の耳たぶ (幻冬舎文庫)より
4344429397

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