イノセント・デイズ



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初公開日(参考)2014年08月
分類

長編小説

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イノセント・デイズ (新潮文庫)

2017年03月01日 イノセント・デイズ (新潮文庫)

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は…筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。日本推理作家協会賞受賞。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.20pt

イノセント・デイズの総合評価:6.86/10点レビュー 231件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

イノセント・デイズの感想

私は自殺を容認しませんが、人生から逃げたくなる人の気持ちもわかります。生まれてきた以上、必ず誰かの人生に影響を与えていることは確かです。何を持って迷惑かはわかりませんが、周囲の人を不幸にするなら、やはり自己満足以外の何ものでもないように思います。
読み進めるうちに、生きることの価値は人に寄って異なることは前提にしても、正義、真実…何が正しく、何が偽りなのか、考えることさえ無意味に感じてしまいそうになりました。
考える自分以外の視点を持つことは難し、ズレや矛盾を修正しようとしても出来ないことの方が多いのですが、それでもなんとか折合いをつけて生きて行くことしかできないと、再確認した作品でした。唯一言えるのは、人は自分の幸せを求めて生きるしかない、そしてそれは自分勝手であり自己満足でしかない…っていうことでしょうか。

はつえ
L7BVQMDY
No.4:
(5pt)

イノセント・デイズの感想

丁寧な文章は情景が浮かびやすく読みやすかったのですが…。
登場人物全てにほとんど共感することができず、
中々読み進められませんでした。
ラストシーンこそ多少の感情移入ができましたが、
個人的には好みの作品ではありませんでした。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:
(10pt)

イノセント・デイズの感想

表紙が怖くて避けていました。
死刑を宣告された「田中幸乃」を形成するに至った過去のエピソードが、パズルのピースのように一つずつはめ込まれ、
最終的に放火殺人事件の真相へとつながります。
きれいな話が好きな人には合わないかもしれませんが、個人的には久々にはまった作品です。

Hidezo
GX0TU62Y
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

イノセント・デイズの感想

率直に言うと嫌いな本ですね。
もう、出てくる人物達との感性が全く合わない。その為、本書はより一層他人事な気持ちであり傍観して物語を眺めていました。
とすると誰にも感情移入できない為、可哀想とも怒りも起こらずです。日本推理作家協会賞なので何か面白い仕掛けがないかなという期待を求める読書をしていました。それも叶わずでした。

ま、内容が嫌いとはいえ本書の物語はとても読み易かったのが好感。
世の中のニュースで飛び交う事件の数々。人相や雰囲気、凶悪犯罪者のテロップ。読者がやっぱりねと感じさせる加害者の悪い過去の表現たち。凶悪犯罪者は本当に凶悪な犯罪者なのか?そんな外見の印象の裏にある内面や人との関わりの複雑さが描かれていました。

正直な所、他人はあくまで他人で本心なんて分かりません。
本書の物語にしても皆の願いが叶ってハッピーエンド!としても別に良いですし、何も救われないでバッドエンド。。どちらでも捉えられるわけです。
明確的な解答を示すのではなく、物語に触れて読者はどこにどう感じるかお任せですね。好きなキャラクターがいればその視点で幸か不幸か示されるのですが、全員嫌いなタイプな為に勝手にすれば状態でした。
日々垂れ流される事件のニュースの1つに過ぎず、何も記憶に残らず通り過ぎる物語でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)
【ネタバレかも!?】 (5件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

イノセント・デイズの感想

元恋人の妻子を放火殺人の罪で死刑判決を受けた「田中幸乃」。
彼女の人生がこの1冊に詰まっている。
なぜ、彼女は“凶悪な”殺人犯となってしまったのか…。
多視点で語られる「田中幸乃」の人物像と人生。
真実を知るには、最後まで読むしかない。

久々の読了だ。
この本は、新聞でデカデカと取り上げられており、気になったので、手にすることに。

間を開けると、大変混乱するため(多視点かつ登場人物の多さ)、一気読みを推奨する。

読後感は、モヤモヤが残る。
激昂する人もいるだろう、落胆する人もいるだろう、安堵する人もいるだろう。
それは、感情移入を“誰にするか”による。

詳しい感想はネタバレ含めて下で。


▼以下、ネタバレ感想

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りゅかさん
DSQDHULA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.226:
(4pt)

ある意味?

エレーン。
みゆきさんの 生きていてもいいですか?
聴いて下さい。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.225:
(5pt)

ラストまで楽しめました。

主人公が死ぬのか、死なないのか、最後までドキドキしました。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.224:
(5pt)

どうにもやるせない物語だが、なぜか読後感は陰鬱ではなかった

どうにもやるせない物語だが、なぜか読後感は陰鬱ではなかった。
救いはどこにあるのか。
おそらく著者が題名の「イノセント ”innocent”」に込めた意味は二つある。一つは「無辜(無罪)」。そしてもう一つは「無垢」。欲望や執着がない。汚れがなく世間ズレしていない。著者は主人公・田中幸乃をそんな希有な人間として描きたかったに違いないと思う。その意図が読み手に伝わったとき、「恨み」の感情が薄れ、安堵の気持ちが芽生えるのだろう。それがこの物語の救いであるように思える。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.223:
(5pt)

悲しい結末の責任はヒトにある

フィクションで、これだけ端的に、そして綿密に裁判(刑事裁判)の問題点を指摘した作品はかつてなかった。世間では冤罪事件が数々と明らかになった現在でも、多くの日本国民は他人事だと脇において考えているが、当事者になった瞬間にとんでもない制度の欠陥を自覚することになる。日本の刑事裁判はそもそもおかしいという前提に立って、日常生活を過ごさなければならない。裁判所も検察も正義などない。過去の判例や学説を全て取り込んだAIにより一次審査だけでもやったほうが裁判はよほどましになるだろうと思うが、証拠の採用も評価も偏重されているのは間違いない。そもそも裁判官の資質として、社会的経験の蓄積が必要だ。最も可塑性が高く、柔軟性がある時期に、様々な現実に遭遇し、事実がどうであったか、人間はいかに合理的に行動できないか、科学的な知見に基づき、学習すべきだ。いきなり法律の勉強などすべきではない。多くの誤審は、裁判官の未熟さと、裁判官人事制度、裁判の構造に問題がある。本書のような作品が世に問う意味は大きい。単ある物語ではなく、日常に潜むストーリーとして読んでもらいたい。悲しい結末はヒトが生み出しているのだ。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910
No.222:
(5pt)

ハッピーエンド、それともバッドエンド?

それは読む人の捉え方次第なんだろうなと。深く考えさせられました。
とても読んでいる間苦しかった。でも読んで良かったと思える作品です。
1人の女性のドキュメンタリーを見ている感覚でした。
イノセント・デイズ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:イノセント・デイズ (新潮文庫)より
4101206910



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