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イノセント・デイズの評価:
6.20/10点 レビュー 5件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.20pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
イノセント・デイズの感想
私は自殺を容認しませんが、人生から逃げたくなる人の気持ちもわかります。生まれてきた以上、必ず誰かの人生に影響を与えていることは確かです。何を持って迷惑かはわかりませんが、周囲の人を不幸にするなら、やはり自己満足以外の何ものでもないように思います。読み進めるうちに、生きることの価値は人に寄って異なることは前提にしても、正義、真実…何が正しく、何が偽りなのか、考えることさえ無意味に感じてしまいそうになりました。考える自分以外の視点を持つことは難し、ズレや矛盾を修正しようとしても出来ないことの方が多いのですが、それでもなんとか折合いをつけて生きて行くことしかできないと、再確認した作品でした。唯一言えるのは、人は自分の幸せを求めて生きるしかない、そしてそれは自分勝手であり自己満足でしかない…っていうことでしょうか。
丁寧な文章は情景が浮かびやすく読みやすかったのですが…。登場人物全てにほとんど共感することができず、中々読み進められませんでした。ラストシーンこそ多少の感情移入ができましたが、個人的には好みの作品ではありませんでした。
表紙が怖くて避けていました。死刑を宣告された「田中幸乃」を形成するに至った過去のエピソードが、パズルのピースのように一つずつはめ込まれ、最終的に放火殺人事件の真相へとつながります。きれいな話が好きな人には合わないかもしれませんが、個人的には久々にはまった作品です。
率直に言うと嫌いな本ですね。もう、出てくる人物達との感性が全く合わない。その為、本書はより一層他人事な気持ちであり傍観して物語を眺めていました。とすると誰にも感情移入できない為、可哀想とも怒りも起こらずです。日本推理作家協会賞なので何か面白い仕掛けがないかなという期待を求める読書をしていました。それも叶わずでした。ま、内容が嫌いとはいえ本書の物語はとても読み易かったのが好感。世の中のニュースで飛び交う事件の数々。人相や雰囲気、凶悪犯罪者のテロップ。読者がやっぱりねと感じさせる加害者の悪い過去の表現たち。凶悪犯罪者は本当に凶悪な犯罪者なのか?そんな外見の印象の裏にある内面や人との関わりの複雑さが描かれていました。正直な所、他人はあくまで他人で本心なんて分かりません。本書の物語にしても皆の願いが叶ってハッピーエンド!としても別に良いですし、何も救われないでバッドエンド。。どちらでも捉えられるわけです。明確的な解答を示すのではなく、物語に触れて読者はどこにどう感じるかお任せですね。好きなキャラクターがいればその視点で幸か不幸か示されるのですが、全員嫌いなタイプな為に勝手にすれば状態でした。日々垂れ流される事件のニュースの1つに過ぎず、何も記憶に残らず通り過ぎる物語でした。 ▼以下、ネタバレ感想
元恋人の妻子を放火殺人の罪で死刑判決を受けた「田中幸乃」。彼女の人生がこの1冊に詰まっている。なぜ、彼女は“凶悪な”殺人犯となってしまったのか…。多視点で語られる「田中幸乃」の人物像と人生。真実を知るには、最後まで読むしかない。久々の読了だ。この本は、新聞でデカデカと取り上げられており、気になったので、手にすることに。間を開けると、大変混乱するため(多視点かつ登場人物の多さ)、一気読みを推奨する。読後感は、モヤモヤが残る。激昂する人もいるだろう、落胆する人もいるだろう、安堵する人もいるだろう。それは、感情移入を“誰にするか”による。詳しい感想はネタバレ含めて下で。 ▼以下、ネタバレ感想
私は自殺を容認しませんが、人生から逃げたくなる人の気持ちもわかります。生まれてきた以上、必ず誰かの人生に影響を与えていることは確かです。何を持って迷惑かはわかりませんが、周囲の人を不幸にするなら、やはり自己満足以外の何ものでもないように思います。
読み進めるうちに、生きることの価値は人に寄って異なることは前提にしても、正義、真実…何が正しく、何が偽りなのか、考えることさえ無意味に感じてしまいそうになりました。
考える自分以外の視点を持つことは難し、ズレや矛盾を修正しようとしても出来ないことの方が多いのですが、それでもなんとか折合いをつけて生きて行くことしかできないと、再確認した作品でした。唯一言えるのは、人は自分の幸せを求めて生きるしかない、そしてそれは自分勝手であり自己満足でしかない…っていうことでしょうか。