(短編集)
半席
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時代は江戸。徒目付・片岡直人が事件のなぜの的を射抜く。 | ||||
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「半席」「真桑瓜」がとても良い。 直人の父が最初に付いた「小十人」という役職は大河ドラマで渋沢栄一が一橋家で最初に付いた役職でした。青山文平さんは本当に深くきっちり調べているので、リアリティは半端なく、片岡直人、内藤雅人の設定、描写も申し分なく、 三五屋に出て来る食べ物も皆美味しそうで、ほうじ茶まで思わず飲みたくなる。 藤沢周平を継ぐ作家かと言われいますが、新しい流れが生まれつつあると思います。 なんと作家は1948年生まれで、私より年上でこれが一番驚いた。これを読んだらすぐに「泳ぐ者」を是非。続刊のストリートにタイムラグがありません。 | ||||
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短編掲載をまとめたものとはいえ、冒頭がどれも同じなのでもう少し整えてから出してほしかった。 | ||||
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青山文平は、小説家の前に、研究家だ。 江戸時代、あまり注目されない下級武士や農民たちの日常を深く深く調べ上げる。 だからここまで書けるのだ。 そこまで書かなくてもいいと思う読者もいるだろう。 しかし、そこを書かなければ、青山文平の時代劇は成立しないのである。 彼の描く主人公の愚直さは、彼の愚直さなのでもあろう。 共感する。 シリーズ化して欲しい。 ただ、片岡直人という名前は、某パフォーマーを思い浮かばずにいられないので、 できれば、変えて欲しいのだが。 | ||||
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父は、御目見以上の役に就いて旗本になったが、その後役を解かれて御家人に戻った。一代御目見以上だった。片岡直人は、今の半席の状態からもう一度御目見以上になり、子も生まれた時から旗本である永々御目見以上になるのをを目指している。今の徒目付は、そのための腰掛のつもりであったのだが、次第に徒目付の表の仕事はもとより、徒目付組頭の内藤正之から押し付けられる幾つもの裏の仕事に魅力を感じていく。この裏の仕事とは、決着がついて刑が決まったしまった科人が、なぜそんな罪を犯したか明らかにするというものだ。謎を解くための着想を得る過程が、なかなかに面白い。その中で、片岡は成長していくのだ。片岡の心の動きを読んでいくのは、魅力的であった。終わり方も、さわやかでいい。 | ||||
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筋書きが、この時代の武家社会の階級風習などの、説明が、くどすぎて、肝心の本筋になかなか入り込めなかった。一編を残して残念。 | ||||
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