(短編集)

サクラ咲く



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初公開日(参考)2012年03月
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サクラ咲く (光文社文庫)

2014年03月12日 サクラ咲く (光文社文庫)

塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む三編の傑作集。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

サクラ咲くの総合評価:8.31/10点レビュー 29件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

サクラ咲くの感想

中高生向けの3編のジュブナイルな作品ですが、学校生活において目立たないように身を潜めているタイプに光を当てている辺りがこの作者さんらしいところですね。
3編を少しずつリンクさせているあたりもこの作者さんらしいですかね。
ただ「身を潜める」種の中でも質の良い子達なので「いつもと違って」この作品は読後感もいいです。
ただやはり、辻村作品を読んだ、って感じにはならないですね。

梁山泊
MTNH2G0O
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.28:
(4pt)

まだとても純粋だった10代の頃

この作家さんはまだ3冊目です。「ふちなしのかがみ」で好みの感じの心理ホラーだと思い、次の「太陽の座る場所」ではまってしまいました。
この本には3つの短編が収められています。

「約束の場所、約束の時間」進研ゼミ 中二講座(2009年)
「サクラ咲く」進研ゼミ 中一講座(2010年)
「世界で一番美しい宝石」小説宝石(2011年)

ということなので特に最初の2つはジュニア向け小説のようです。最初のものは少年少女SFの古典「時をかける少女」のようなお話です。主な登場人物は中学生で、読んでいて「これはジュニア向けのラノベというより、ひょっとして小学校高学年から中学生向けの子供のための作品じゃないのか?」と思ってしまいました。
哀切で苦い「太陽の座る場所」が気に入った自分としてはちょっと幼すぎました。

あとの2作は舞台が高校に移るためまだ共感しながら読むことができました。登場人物たちはみんなまだとてもピュアで純粋。何かあると自分が悪いのではと反省したり、自信がなくて言いたいことも言えなかったり。だんだんと10代の頃の記憶がよみがえってきて、思い出せば自分もこんな感じだったな・・と遠い目に。
主人公たちは「学校っていうのはクラスの中心にいるようなキラキラした連中のためだけの晴れがましい舞台だ。目立つヤツと目立たないヤツが同じ校舎を使ってるけど、そこで見えてる景色は全然違うんだろう」と自分は決して主役にはなれないと自虐しています。
けれどいろんな経験を経て友情を育み、コンプレックスを克服し、恋もかなって、最後には「学校は俺たちみんなのものだ」と思えるようになります。
絵に描いたようなハッピーエンドの青春もので、自分はこんなふうに何もかも実現させて100%学校生活を謳歌するまではできなかったなあ・・とちょっとむなしい気持ちに。すっかり大人になってしまったんだな・・とため息が出ました。
高校生までの10代にぜひおすすめしたい作品集です。励まされると思います。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.27:
(5pt)

学生にぜひ読んでほしい

学生向けの作品だと思いますが、45歳のおっさんでもかなり感動しました。
辻村深月さん、スロウハイツの神様でものすごいファンになりましたが
この本もかなりよかったです。
それぞれが少しずつつながっていて、3作とも素敵な作品でした。
1作品目、2作品目は同じ時系列でつながっていますが3作目でやられました。
気持ちもほっこり、すっきりな作品でした。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.26:
(5pt)

中高生時代を思い出す

だいぶ昔のことで忘れてしまったことも多い中高生時代。このお話のように、ドラマチックなことはなかったけれど、少し似たこと、主人公と同じような想いがあったことを思い出しました。
自分か、自分が、と押しの強い人が得をする会社にいるので、このお話の世界が羨ましく感じます。いいお話だと思います。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.25:
(5pt)

あーこれだよなぁ

辻村さんの得意とするものを存分に感じられた。そんな一冊。よかった。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.24:
(5pt)

ジュブナイル

最初の「約束の場所、約束の時間」は、辻村さんの好きな「ドラエモン」をオマージュした作品だろうか。児童読み物風である。しかし、続く「サクラ咲く」と「世界で一番美しい宝石」にはいつもの辻村色が垣間見られる。本が好きで図書館に入り浸る「マチ」や「立花先輩」は、作者自身の投影だろうか。どちらも清々しいラストである。彼女・彼ら登場人物の今後が、別作品で読めることを期待する。相変わらず辻村作品を読むと、あの生徒時代の、青臭い、苦々しい、甘酸っぱい感覚が蘇ってくることよ。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044



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