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(短編集)

サクラ咲く



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【この小説が収録されている参考書籍】
サクラ咲く (BOOK WITH YOU)
サクラ咲く (光文社文庫)

サクラ咲くの評価: 4.21/5点 レビュー 28件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 1~20 1/2ページ
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No.28:
(4pt)

まだとても純粋だった10代の頃

この作家さんはまだ3冊目です。「ふちなしのかがみ」で好みの感じの心理ホラーだと思い、次の「太陽の座る場所」ではまってしまいました。
この本には3つの短編が収められています。

「約束の場所、約束の時間」進研ゼミ 中二講座(2009年)
「サクラ咲く」進研ゼミ 中一講座(2010年)
「世界で一番美しい宝石」小説宝石(2011年)

ということなので特に最初の2つはジュニア向け小説のようです。最初のものは少年少女SFの古典「時をかける少女」のようなお話です。主な登場人物は中学生で、読んでいて「これはジュニア向けのラノベというより、ひょっとして小学校高学年から中学生向けの子供のための作品じゃないのか?」と思ってしまいました。
哀切で苦い「太陽の座る場所」が気に入った自分としてはちょっと幼すぎました。

あとの2作は舞台が高校に移るためまだ共感しながら読むことができました。登場人物たちはみんなまだとてもピュアで純粋。何かあると自分が悪いのではと反省したり、自信がなくて言いたいことも言えなかったり。だんだんと10代の頃の記憶がよみがえってきて、思い出せば自分もこんな感じだったな・・と遠い目に。
主人公たちは「学校っていうのはクラスの中心にいるようなキラキラした連中のためだけの晴れがましい舞台だ。目立つヤツと目立たないヤツが同じ校舎を使ってるけど、そこで見えてる景色は全然違うんだろう」と自分は決して主役にはなれないと自虐しています。
けれどいろんな経験を経て友情を育み、コンプレックスを克服し、恋もかなって、最後には「学校は俺たちみんなのものだ」と思えるようになります。
絵に描いたようなハッピーエンドの青春もので、自分はこんなふうに何もかも実現させて100%学校生活を謳歌するまではできなかったなあ・・とちょっとむなしい気持ちに。すっかり大人になってしまったんだな・・とため息が出ました。
高校生までの10代にぜひおすすめしたい作品集です。励まされると思います。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.27:
(5pt)

学生にぜひ読んでほしい

学生向けの作品だと思いますが、45歳のおっさんでもかなり感動しました。
辻村深月さん、スロウハイツの神様でものすごいファンになりましたが
この本もかなりよかったです。
それぞれが少しずつつながっていて、3作とも素敵な作品でした。
1作品目、2作品目は同じ時系列でつながっていますが3作目でやられました。
気持ちもほっこり、すっきりな作品でした。
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No.26:
(5pt)

中高生時代を思い出す

だいぶ昔のことで忘れてしまったことも多い中高生時代。このお話のように、ドラマチックなことはなかったけれど、少し似たこと、主人公と同じような想いがあったことを思い出しました。
自分か、自分が、と押しの強い人が得をする会社にいるので、このお話の世界が羨ましく感じます。いいお話だと思います。
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4334767044
No.25:
(5pt)

あーこれだよなぁ

辻村さんの得意とするものを存分に感じられた。そんな一冊。よかった。
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No.24:
(5pt)

ジュブナイル

最初の「約束の場所、約束の時間」は、辻村さんの好きな「ドラエモン」をオマージュした作品だろうか。児童読み物風である。しかし、続く「サクラ咲く」と「世界で一番美しい宝石」にはいつもの辻村色が垣間見られる。本が好きで図書館に入り浸る「マチ」や「立花先輩」は、作者自身の投影だろうか。どちらも清々しいラストである。彼女・彼ら登場人物の今後が、別作品で読めることを期待する。相変わらず辻村作品を読むと、あの生徒時代の、青臭い、苦々しい、甘酸っぱい感覚が蘇ってくることよ。
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No.23:
(1pt)

取材不足

わたし陸上を20年やってる者です。
中学の陸上部部員が新人戦に出るくだりについて・・・
①12月に中学校の新人戦はあり得ない。
②中学リレーのアンカーは通常ゴールから120mで待機。
③他チームからの走路妨害があった場合、通常救済措置として再レースが行われる。

以上のことから作者は陸上の取材をしてないのではと感じました。
陸上関係者はみんな違和感を覚える内容です。
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No.22:
(3pt)

ライトノベルの様な

中学生の話のせいか、ライトノベルの様な感じ。
読み易いのは変わらないのですが。
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No.21:
(4pt)

後味が気持ちいい本

どの章の作品も読んでよかったな~と静かに思える本。最後2編がとても好み!!!よい!!!
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No.20:
(5pt)

短編集だから読みやすい。

友達から作者の本を勧められて、いろんな中から短編集なら読めると思い、購入しました。小説を読んだのは老眼になってから久しぶり。だけど、青春時代を思い出しながら楽しく読めてよかったです。次は長編にチャレンジします。
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No.19:
(2pt)

う~ん・・

単純に好みの問題。文章は、簡潔でさらっと読めたけど。残念です。
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No.18:
(4pt)

ヤラレタカナ

この一作目の小品の語り方が、子供向けの作品な感じで、 「あれ?外したかな?」の第一印象で、私のこの作家さん作品の読書が始まりました。でも次の二作、三作目で、当たり!でした。 引きずり込まれそうです、いえ、引きずり込まれましたあ。今は暫く、蔓たぐりが続きそうな楽しみな予感です。
歴後少し経ったおっさんですが、心地よい読後感です。
辻村深月さん、ありがとう。
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No.17:
(5pt)

電車で読んではいけません

こんな学生生活が送りたかった
それに尽きます
一話終わるたびに目頭を押さえるお話でした
ありがとうございました
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No.16:
(5pt)

イッキ読み‼︎

すごくおもしろかったです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
読んでいて、とても続きが気になり、なかなか手がとまりませんでした!おススメです( ✌︎'ω')✌︎
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No.15:
(3pt)

短編集

「約束の場所、約束の時間」「サクラ咲く」「世界で一番美しい宝石」の3つの作品が載った短編集。
どれも人と人とのふれあいというかといった話で優しくて良かった。
人付き合いがあまり得意でない人が出るかなー。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
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No.14:
(5pt)

学生時代に出会いたかった

3作とも心にしみて、子供たちに読んでもらいたい、直向きな学生時代を過ごしてもらいたいと感じました。同時に、自分が中学生の頃に読んでいたら違った生活を送れたのかなと、少しだけ淋しい気持ちになりました。
最後まで読んで「えーっ」とページを戻りました。その仕掛けがいいです。
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No.13:
(3pt)

分かり易いジュブナイル

明解に分かり易いティーン向けのお話だと思った。
普通に楽しみました。
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No.12:
(4pt)

時の罠から来ました

万城目さんの作品が読みたくて、購入した「時の罠」に、

辻村さんの作品も載っていました。

読みやすく、暖かい気持ちで読み終わることができ、

2作目にこの作品を選びました。

みなさんがレビューで書かれているように、

若い人向けなのかもしれませんが、

充分楽しく読ませていただきました。

収録されている3つの作品はこの一冊の本に収まって、

はじめて大きな感動に変わります。

そんな作者の世界観に出会えて良かったと、思っています。

さて

次回は何を読もうかなぁ
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044
No.11:
(5pt)

こんな本が読める今の中高生は幸せだ

中高生の気持ちを丁寧に描いているが、
決してヒリヒリはせず、読みやすい。

3作品のいずれも、人との出会いによって
ポジティブに変化していく話だが、
表題作がズバ抜けて良い。

主人公の中学1年生 塚原マチは
推薦されたクラス委員の書記を断らず、
書記になった。

委員長には活発で、別の小学校出身の
守口みなみがなった。

この出会いをきっかけに、マチの世界が広がっていく。
夏休みの自由研究をマチ・みなみ・クラスの男子2人の
計4人で行うと、更に世界は広がって行った。

また、マチは本を読むのが好きで、
中学校の図書館で本をめくっていると
サクラチルと書かれた紙が落ちたのに気付く。
これをきっかけに、誰か分からない人との
本に紙をはさむことによる交流も始まって行った。

マチの生活が生き生きしていくのを読むのは
すがすがしい気持ちにさせてくれた。
加えて、こんな本が読める今の中高生は幸せだ、と思った。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
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No.10:
(4pt)

中高生向けの青春ストーリー・・

3編の短編集。
中学や高校が舞台。
主人公も別々。

それぞれが、中高生特有の悩みや思いを持ちながら
過ごしている。

周囲との関わりの中で大切なものを見つけていく過程は、
心地よかった。
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No.9:
(5pt)

本屋で見つけて迷わず買った

本屋で見つけて、辻村深月の新刊(しかもチラッと見たらタイムトラベルもの?)だったので迷わず買った。
買って電車に乗ってからちょっと後悔した。ぼくは書店でカバーをつけてもらわないことにしているのだが、この本なんでこんな萌え系の装丁なのか・・・。 吊り革につかまりながら、前に座っている人の視線が気になって仕方なかった(笑)。

どうやらこの「BOOK WITH YOU」というシリーズは中学生くらいをターゲットにしているらしい。
実際、3作品収録されているうちの2作は進研ゼミ「中一講座」と「中二講座」に連載されていたものだ(最後の作品は小説宝石掲載なので、中学生オンリーというわけでもなさそうだが)。

第一作と第二作は主人公もまさに中学生。やはりこの人はこの辺の年代を描くとうまい。
ネタバレになるので中身は書かないが、想定読者層が中学生(以上)というだけあって、ストーリーが素直で読みやすい。かと言って大人が読むにはちょっと耐えないということもなく、それはそれなりに素直にたのしんで読めた(実はけっこう泣けるお話だった)。

3つの作品は一応独立したお話になっているが、それぞれの登場人物が他の作品でもチラッと顔を出すのは辻村作品のお約束どおりだ。3作目は舞台が高校に移っていて前の2作とどうつながっているのかちょっとわかりにくいが、実はそこがこの作品集の肝だったりする。
3作それぞれを楽しんだあとで、その相互の関連がわかってみれば、感動がじわっと広がってくるというわけだ。その辺は辻村深月の真骨頂と言っていいだろう。
サクラ咲く (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:サクラ咲く (光文社文庫)より
4334767044

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