島はぼくらと



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初公開日(参考)2013年06月
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長編小説

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島はぼくらと

2013年06月05日 島はぼくらと

直木賞受賞、第一作 待望の書き下ろし長編 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。 美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。 父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。 熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。 島に高校がないため、4人はフェリーで本土に通う。 「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、 島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。 故郷を巣立つ前に知った大切なこと――すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

島はぼくらとの総合評価:8.17/10点レビュー 66件。Aランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

島はぼくらとの感想

白辻村か黒辻村かって事になると、この作品は明らかに白辻村で、っていうか「真っ白」な作品。
これまで読んだ辻村作品では「異質」かも。悪い意味ではなくて良い意味で。
「こんな作品も描くんですね」って少し意外でした。

舞台は瀬戸内海に浮かぶ島。
島の生活ってのが、どこでもこんな感じなのかは分からないですが、元々住んでいた住民たち以外にも、Iターンで渡ってきた人達や、諸事情あって内地から逃げるように移住してきたシングルマザーが多く生活をしているという設定。
そしてそこには、島というある意味閉鎖された空間ならではの、大人たちにしか分からない複雑な事情が絡み合っています。
テーマは島に過ごす人間たちの繋がりの強さと別れでしょうか。
主人公はこの島に住む男子2名、女子2名の高校生なのですが、本来大人たちで何とかクリアしていくはずのそれら事情も、狭い世界の中では子供たちにも筒抜けで、巻き込まれたり、或いは、自ら巻き込まれに行ったりします。
将来、島から出るというのが基本路線の彼らの中には、島に残る事を宿命付けられた網元の娘もおり、繋がりが強いが故により別れが辛いものになるといった設定には、わざとらしさも感じざるを得ないんですけどね。
4人の高校生たちは価値観等、それぞれにタイプが異なっており、同じ島に暮らしていなければ友達にすらなれたかどうか。
そんな事を色々考えながら読んでいると、最後に涙腺崩壊するかも。
色々な諸事情がウルトラC的に上手く収束してラストはハッピーエンド、っていうのは、この作者さんらしく無い終わり方な気もしないでもないです。
なので後々印象に残らない作品なのかも知れませんが、読後相当「ほっこり」したのは間違いありません。

作品間での登場人物の往来が珍しくない作者さんですが、この作品には辻村作品では5指に入るであろうキャラである「あの人」が登場します。
チラッとの登場ではなくかなりの活躍と存在感を出してます。
地域活性デザイナーのあの人とタッグを組んでの続編がありそうな気がしますね。(まだ出てないよね)

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:
(5pt)

島はぼくらとの感想

離島を描いた非常に透明な作品
Iターンの実情など、芯をついているとは思うが、きれい過ぎる気も。

mick
M6JVTZ3L
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

島はぼくらとの感想

ミステリーの分野ではないですが、最高でした。
青春感動物ってことで、ちょっと避けてたのですが、もっと早く読めばよかった。
辻村作品にはときどき、田舎の風習や、しきたりに縛られた人生が描かれます。
田舎を捨てるように出てきている自分には、多くの共感できる点があり、残るものの立場、出て行く人の立場について考えさせられます。
この本は、そんな窮屈な田舎の人間関係の中での、出会いと別れが描かれています。
他の作品とのリンクという、おなじみのサービスもあって、あの名前が出てきた時には震えました。
それが誰かは、読んでからのお楽しみです。

Hidezo
GX0TU62Y
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.63:
(5pt)

最初は読むか悩んだけれど、読んで本当によかった

素敵なお話でした。島の中のコミュニティでどう生きていくか、その人間模様が主に4人の少年少女の目線で描かれています。
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
406218365X
No.62:
(5pt)

人と人のつながりの面白さ

人間関係や感情の動きを感じる物語が好きな人にオススメしたいです。日常的な出来事が中心のストーリーですが、その中で生まれるみんなの思いや複雑な人間関係、人と人のつながりを感じられるお話です。登場人物達と同じく地域の結束が強い田舎出身の私ですが、共感する部分もあれば、ハラハラどきどきするような場面もたくさんありました。とても面白くて、読みやすかったです。
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
406218365X
No.61:
(4pt)

面白い

うまーく話がまとまってる。本当に辻村さんはすごいです。最初つまんねーって思ったけど、終盤に向かうにつれどんどん面白くなった!
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
406218365X
No.60:
(5pt)

素晴らしい作品です

今までの作品の作風とは全く異なる作品です。瀬戸内海の冴島という高校生4人の青春物語です。こういう作人も書くんだという作品です。私は読み始めていっきに読みました。従来の作品と作風は違いますがぜひ読んでください。
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
406218365X
No.59:
(2pt)

もう青春小説は書けないのかも

辻村深月の『名前探しの放課後』までの作品が好きで、近年また若い人をメインに描いていると知り読んでみました。

結論から言うと、もう若い頃のように「10代の理解者」と呼べるほどの青春小説は書けないのかな、という感じでした。
10代4人を中心に描かれていますが、圧倒的にママ贔屓なエピソードが多く、昔の作品のように若者たちを描く熱量がないなと。
4人の関係についての描写も中途半端で、昔ならもっとしっかり書いてくれてただろうに、と残念になりました。
学校や友情、恋人、夢…どの視点でもあっさりしていて物足りなかったです。
恋愛パートは特に肩透かし。

若者4人を中心に、その周りの大人を描きたかった作品なのかな。
島はぼくらとAmazon書評・レビュー:島はぼくらとより
406218365X



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