水底フェスタ



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初公開日(参考)2011年08月
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長編小説

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水底フェスタ (文春文庫)

2014年08月06日 水底フェスタ (文春文庫)

湖畔の村に彼女が帰ってきた。東京に出て芸能界で成功した由貴美。ロックフェスの夜に彼女と出会った高校生・広海はその謎めいた魅力に囚われ、恋に落ちた。だが、ある夜、彼女は言う、自分はこの村に復讐するために帰ってきたのだと。村の秘密と美しい女の嘘が引き起こす悲劇。あまりに脆く切ない、恋の物語。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.40pt

水底フェスタの総合評価:6.94/10点レビュー 36件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(6pt)

水底フェスタの感想

登場人物のリンクもないし、最後誰にも光がささない読後感の悪さといい、辻村作品としては異端なのかな?
過疎村を守らんとする大人の非常識と、芸能界に身を置く異性が持つ非常識の間に挟まれたら男子高校生なんて翻弄されて当然だわ。
主人公のラストの行動も青臭く見えましたね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.4:
(7pt)

水底フェスタの感想

ただただ、切ない。

kmak
0RVCT7SX
No.3:
(7pt)

水底フェスタの感想

このドロドロした感じ!すきだなぁ。
物語の背景の説明が長くて、いつ話が始まるんだ?って思いましたが、途中から一気に加速しました。
田舎の閉鎖的な描写に多々共感。
出て行く者が、残る者を見下しつつも、どこかで縛られている。
でも、縛られながら、ある意味守られている。
何が正しくて、何が正しくないのか。考えさせられました。
この本、ダメな人はダメだろうな。ゼロ・ハチ・ゼロ・ナナの男版みたいな印象。

Hidezo
GX0TU62Y
No.2:
(5pt)

水底フェスタの感想

初、辻村深月としては選んだのが拙かったか平凡な作品だった。この人のはどれもタイトルが洒落ていて、そういったセンスからも好ましいのだけれど、この本はありきたりの内容に終始しただけで特別この作家らしい
オモシロさは無かった。地方の村とそこに住む少年。多感期特有のオトナへの不信と軽蔑。未来へのあやふやな憧れと意味のない恐れ。揺れ動く気持ちとはうらはらな怠惰な日常。やがて芸能界に身を置くひとりの女が出身の村に帰ってきた。母親は亡くなり親族は誰一人居ないと云うこの村に。フトしたきっかけで知り合うが彼女が帰ってきた理由は村への復讐のためと知る。そんなストーリーだけど、二人の関係と村の有力者たちが行ってきたひとつの便宜に対する少年の子供らしい怒りが波紋を広げていく展開になる話である。しかし、こういった内容の作品は他にも色々あり、狭い村社会に閉塞感を持つ少年の心の葛藤などが描かれたようなものはありきたりとしか云えない。ミステリー要素もさほど無くこの作家らしい色合いも無いとなると平凡な作品と思わざるを得ない。予備知識なしでタイトルで選んだがこちらの選択ミスだったのだろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(7pt)

水底フェスタの感想

なんだろう。
辻村深月さんは『どこか追い込まれた人間』を書かせたら日本随一ではないかと思う。

アルバトロス
CRRRDTJB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.31:
(4pt)

いいです

いいです
水底フェスタ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水底フェスタ (文春文庫)より
4167901579
No.30:
(5pt)

その壮絶さ、救いのなさでは天下一品です

辻村深月作品は「ふちなしのかがみ」「太陽の座る場所」「サクラ咲く」に続いて4冊目です。出版順に読んでいないので作風がどう変化してきたかはわかりませんが、今回が今まで読んだ中で一番重く衝撃的でやりきれない作品でした。
湊かなえ作品も相当ですが、こちらの方が究極のいやミスだったかも。
著者に多いテーマ、地方出身者のコンプレックスと東京に出て成功するということ、またはうまくいかず村に戻ってきてしまった人間の孤独、田舎にも東京にも居場所がないとはどういうことか、などが今回も描かれています。

”芸能人”として注目される由貴美が村に戻ってきた、隠れるように1人で実家に滞在している彼女を、ロックフェスでみかけた高校生の広海はその都会的な魅力に惹かれます。最初は青春ものの雰囲気だった話は次第にこれでもかというほど壮絶な方向に向かっていきます。
8歳年上の大人の女性が地方の高校生を易々と手に入れるそのあざとさ。閉塞的な小さな村社会の断ち切れないしがらみ。権力を得たものがのさばり、それによっていわば低い階級に押し込められた地区や家族の怨念。狭い社会で人が妬みあい憎みあう醜さ。
そして一見町おこしに成功した村にはびこる収賄や、男女の愛憎と近親相姦まで、凄まじい要素をこれでもかと詰め込んだ作品です。
その救いのなさゆえか評価が低いレビューもありますが、まあそう思わせたら成功ということでしょうか。好き嫌いが分かれる作品だと思います。

最近、秋吉理香子「サイレンス」を読んだのですが、かなり似通った話ながらすっかり先が読めてしまい安易さが目立ってがっかりました。それに比べるとこの作品は要素の多さ、作品の複雑さ、真相がわかってくるにつれ二転三転するストーリーとまったく格が違います。こういうところで才能の差が出てしまうんだなと感じてしまいました。
主人公の広海は本当に純粋だったから許せなかったのでしょう。これから先、村は、そして彼はどうなるのだろうか。深い余韻を残した物語でした。
水底フェスタ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水底フェスタ (文春文庫)より
4167901579
No.29:
(3pt)

著者の持ち味であるちょっとした残酷さは堪能できる

閉鎖的ではあるもののフェス開催で潤っている村。男子高校生の主人公は、突然帰郷した女性タレントの復讐に引き込まれていく。

この村には大きな秘密が隠されている…。村長の息子でもある主人公は、ばら撒かれた謎を拾い集める。

本作品は、真実がどこにあるのか二転三転するミステリだ。そして、切ない系ラブストーリーかつ、成長物語でもある。どうにも共感できない登場人物たちだが、著者の持ち味(?)のちょっとした残酷さは堪能できるだろう。

全てが明らかとなるラストは、こうなるだろうな、という予想の範囲内だった。もう一つ、ひねりが欲しい。
水底フェスタ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水底フェスタ (文春文庫)より
4167901579
No.28:
(5pt)

タイトルの妙

作者の作品は他にもいくつか読みましたが、少し雰囲気が異なっていました。

山間部で行われるフェスの盛り上がりを象徴するかのようなスピード感と
ダムの水底で、水草がからむ粘着質なイメージがピッタリな作品だと感じました。

テンポよく先へ先へとページを繰っていると、何度も読み返し、反芻をせまる場面が何度か出てきました。私の場合、その場面まで読んでいたスピード感では場面の様子がよく理解できなかったのです。
ゆっくりと単語と単語の意味を咀嚼することで場面の様子が臨場感たっぷりに伝わり、文章の巧みさにひきこまれていきました。

安直な擬音語や擬態語、直接的なを用いないところがそうさせているのだと思います。
例えば水に何かが落ちるような場面でも、「バチャン!」「ドボン!」なんて雰囲気を台無しにする言葉(こうして書いているだけでも恥ずかしい)や、「水に落ちた」などという直接的な表現を用いないことで、その場面の臨場感や、登場人物の焦燥感を伝えることに成功しているのだと思いました。

まさに「水底フェスタ」。
水底でフェスをやったらこんな感じなんだと思います。
快楽と疾走感、息苦しさと不透明感。
読後に気持ちがよくなる作品ではありませんが、良作だと思いました。女流作家らしい視点で描かれた、いい本です。
水底フェスタ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水底フェスタ (文春文庫)より
4167901579
No.27:
(1pt)

お金をドブに捨てたよう

読んでいて反吐が出そうになった
水底フェスタ (文春文庫)Amazon書評・レビュー:水底フェスタ (文春文庫)より
4167901579



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