水底フェスタ
- 集落ミステリ (51)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.40pt |
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登場人物のリンクもないし、最後誰にも光がささない読後感の悪さといい、辻村作品としては異端なのかな? | ||||
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ただただ、切ない。 | ||||
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このドロドロした感じ!すきだなぁ。 | ||||
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初、辻村深月としては選んだのが拙かったか平凡な作品だった。この人のはどれもタイトルが洒落ていて、そういったセンスからも好ましいのだけれど、この本はありきたりの内容に終始しただけで特別この作家らしい | ||||
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なんだろう。 | ||||
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未読の方はご注意ください
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いいです | ||||
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辻村深月作品は「ふちなしのかがみ」「太陽の座る場所」「サクラ咲く」に続いて4冊目です。出版順に読んでいないので作風がどう変化してきたかはわかりませんが、今回が今まで読んだ中で一番重く衝撃的でやりきれない作品でした。 湊かなえ作品も相当ですが、こちらの方が究極のいやミスだったかも。 著者に多いテーマ、地方出身者のコンプレックスと東京に出て成功するということ、またはうまくいかず村に戻ってきてしまった人間の孤独、田舎にも東京にも居場所がないとはどういうことか、などが今回も描かれています。 ”芸能人”として注目される由貴美が村に戻ってきた、隠れるように1人で実家に滞在している彼女を、ロックフェスでみかけた高校生の広海はその都会的な魅力に惹かれます。最初は青春ものの雰囲気だった話は次第にこれでもかというほど壮絶な方向に向かっていきます。 8歳年上の大人の女性が地方の高校生を易々と手に入れるそのあざとさ。閉塞的な小さな村社会の断ち切れないしがらみ。権力を得たものがのさばり、それによっていわば低い階級に押し込められた地区や家族の怨念。狭い社会で人が妬みあい憎みあう醜さ。 そして一見町おこしに成功した村にはびこる収賄や、男女の愛憎と近親相姦まで、凄まじい要素をこれでもかと詰め込んだ作品です。 その救いのなさゆえか評価が低いレビューもありますが、まあそう思わせたら成功ということでしょうか。好き嫌いが分かれる作品だと思います。 最近、秋吉理香子「サイレンス」を読んだのですが、かなり似通った話ながらすっかり先が読めてしまい安易さが目立ってがっかりました。それに比べるとこの作品は要素の多さ、作品の複雑さ、真相がわかってくるにつれ二転三転するストーリーとまったく格が違います。こういうところで才能の差が出てしまうんだなと感じてしまいました。 主人公の広海は本当に純粋だったから許せなかったのでしょう。これから先、村は、そして彼はどうなるのだろうか。深い余韻を残した物語でした。 | ||||
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閉鎖的ではあるもののフェス開催で潤っている村。男子高校生の主人公は、突然帰郷した女性タレントの復讐に引き込まれていく。 この村には大きな秘密が隠されている…。村長の息子でもある主人公は、ばら撒かれた謎を拾い集める。 本作品は、真実がどこにあるのか二転三転するミステリだ。そして、切ない系ラブストーリーかつ、成長物語でもある。どうにも共感できない登場人物たちだが、著者の持ち味(?)のちょっとした残酷さは堪能できるだろう。 全てが明らかとなるラストは、こうなるだろうな、という予想の範囲内だった。もう一つ、ひねりが欲しい。 | ||||
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作者の作品は他にもいくつか読みましたが、少し雰囲気が異なっていました。 山間部で行われるフェスの盛り上がりを象徴するかのようなスピード感と ダムの水底で、水草がからむ粘着質なイメージがピッタリな作品だと感じました。 テンポよく先へ先へとページを繰っていると、何度も読み返し、反芻をせまる場面が何度か出てきました。私の場合、その場面まで読んでいたスピード感では場面の様子がよく理解できなかったのです。 ゆっくりと単語と単語の意味を咀嚼することで場面の様子が臨場感たっぷりに伝わり、文章の巧みさにひきこまれていきました。 安直な擬音語や擬態語、直接的なを用いないところがそうさせているのだと思います。 例えば水に何かが落ちるような場面でも、「バチャン!」「ドボン!」なんて雰囲気を台無しにする言葉(こうして書いているだけでも恥ずかしい)や、「水に落ちた」などという直接的な表現を用いないことで、その場面の臨場感や、登場人物の焦燥感を伝えることに成功しているのだと思いました。 まさに「水底フェスタ」。 水底でフェスをやったらこんな感じなんだと思います。 快楽と疾走感、息苦しさと不透明感。 読後に気持ちがよくなる作品ではありませんが、良作だと思いました。女流作家らしい視点で描かれた、いい本です。 | ||||
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読んでいて反吐が出そうになった | ||||
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