暗鬼夜行
- 学園ミステリ (176)
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東京輪舞で田中角栄を高く評価していた著者が、権力の為に汚職を行う作中の浜田議員を辛辣に描くのはギャグという他ないのでは?というのが正直な感想。 田中角栄の評伝は多数読んでるが、田中角栄の方が桁違いに汚職を行い金をバラマキ(ジャーナリストにすらばら撒いている)、メディアに圧力をかけ、最後まで権力に執着して子分に裏切られて消えていった政治家だ。田中角栄が良くて浜田議員をここまで辛辣に描くのは道理が通らないだろう。 そもそも、現代人は田中角栄を美化しすぎだ。(そもそも人は昔を美化したがる) 物語としても読書感想文の盗作という些細な問題を雪だるま式に広げていくのは面白いといえば、面白いがやはり話として無理があるだろう。所詮は読書感想文である。 | ||||
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同じ著者による機龍警察シリーズは抜群に面白いし、推理作家協会賞を受賞した「土漠の花」も傑作。執筆ジャンルが幅広いなとは思っていたが、本作はなんと学園ミステリー。期待して読んだ。 最後まで読めば、それなりに盛り上がりもあって納得はするのだけれど、途中で明らかに頁数稼ぎとも思える部分があって個人的には少なからず白けた。それがなければなあ・・・と思う。 ありていに言えば、面白いことは面白いが、400頁を要する内容ではない、ということだろうか。大まかなストーリーとその結末が知りたいのなら、思い切って途中はすっ飛ばして読んでも良いと思う。 | ||||
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読書感想文コンクールの過熱や、SNSによる疑心暗鬼など、割と出だしは面白かったが、盗作されたという元の入賞作品をだれが見ることができたのか?という点において描写が甘く、そこからいろいろな点で納得がいかなくなった。オチはあーなるほどねとは思ったし、ラストの主人公にはニヤリとさせられた。が、読書感想文&読書という趣味そのものをこういうふうにネタにされると納得がいかない。私だけかもしれないけど。 | ||||
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上手な作家ですね。改めて月村了衛の腕の確かさを確認した小説でした。 人間の欲が、たかが「読書感想文」をされど「読書感想文」にしていく過程の展開はお見事でした。ストーリーテラーとしての月村了衛の凄みは十二分に伝わってきたのですが、ずっと違和感を覚えながら読み進めたのも事実でした。 本作のテーマは中学校での「『読書感想文』盗作疑惑」ですので、いくら関係者が利害を持ちながら揃っているかと言っても、ここまで問題が大きくなるとは到底思えない題材でした。小説の中ですから、どんなことでも可能ですが、関係する教師があまりにも無能で、一般的な感情を持ち合わせていない描き方はどうなのでしょうか。また、その周辺の人物の性格も薄っぺらく、真っ当な大人の思考力を持ち合わせていないのではとずっと疑問視していました。 また対比的に登場する中学生(一部の主要メンバー)の頭の明晰さと冷静さには恐れ入りました。末恐ろしいという言葉がありますが、まさしくその表現がぴったりです。 現実問題としてこんな中学生がいるとは到底思えません。その違和感は読み続けている間中ずっと脳裏を占めていました。 教育現場が閉ざされた世界だと描いていますし、この閉鎖空間に蠢く人物たちは真っ当な思考力を持ち合わせていないというイメージが鮮明に伝わってきました。その描き方はどうなのでしょうか。 | ||||
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学校教育の現場を題材にしている。 教師の上司と同僚、教師と生徒、教師とPTA、教育委員会、地域住民、政治家。 教師を取り巻く様々なステークホルダーが登場。 将来の夢が叶えられず、仕方がなく教職に就いたという教師たる資質が問われていく。 加え、スマホ校則、SNSによる情報伝達、学校の統廃合を話題にし一石を投じている。 教育現場には、疑心暗鬼がうずまいて、うごめいて、この物語に希望はなく。 これが教育現場の現実を物語っているのだろうか。 | ||||
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