(アンソロジー)
あなたに謎と幸福を ハートフル・ミステリー傑作選
- 死なないミステリ (100)
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心がほっこりする、ってどんな作品なのかなと思いながら読んでいました。 どの作品も、ミステリアスな中にも最後が読後感よく、温かい気持ちで読み終えれる素晴らしさ。 私の中では、矢崎さんの『君の歌』は学園もので途中、事件の説明が少々ややこしさはあったけど読後は、爽やかで温かい気持ちになれました。 宮部さんの『ドルシネアにようこそ』は喜子が、 最後のほうで伸治に言った言葉には涙ぐんでしまうほどでした。東京もまんざらでもない、と思えてきます。 | ||||
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短篇集『あなたに謎と幸福を――ハートフル・ミステリー傑作選』(細谷正充編、PHP文芸文庫)に収められている『ドルシネアにようこそ』(宮部みゆき著)は、宮部みゆきが長篇のみならず、短篇ミステリー巧者でもあることを示しています。 舞台は、人々がバブル景気に浮かれていた頃の営団地下鉄日比谷線の六本木駅。主人公の篠原伸治は、六本木駅からそう遠くない速記事務所でアルバイトをしながら、3回不合格だった一級速記士の受験勉強を続けています。彼のアルバイト先の近くに、芸能人やスポーツ選手も常連客という有名なディスコ「ドルシネア」があります。 「伸治もまた、『ドルシネア』ではお呼びでない青年である。『一度<ドルシネア>に行ってみたいわね』と甘えてくれるガールフレンドもいない。あの店で終末の夜を過ごす若者たちは、彼にとっては異邦人だ」。 「それでいて、(六本木駅の改札の脇にある伝言板に)『ドルシネアで待つ』と、伝言を書く。彼の書いた伝言は、彼がアパートに帰るため駅に戻ってきたとき、そのまま彼を出迎える。そして何時間かのちには、駅員の手で消されてしまう。それだけのことだ。伸治の伝言を読む相手はいない。最初から誰もいない。それでも毎週、伸治は同じ伝言を書く。実在しない相手に向けて、存在しない約束を。そうしておけば、華やかな終末の六本木を、(速記の)原稿を手に一人ぼっちで、擦り切れたスニーカーで歩いていく自分の姿に、いくらかでも堪えやすくなるような気がするから」。 「ところがその伝言に、ある日突然、返事がかえってきた」のです。「1月の第2金曜日のことだった。三輪速記に原稿を届けて駅に戻ってくると、伸治の書いた伝言の脇に、女性の文字でこう書いてあったのだ。『ドルシネアに、あなたはいなかったわね』。ちょっとの間、つっ立ってそれをながめてしまった。きれいな字だ。伸治の伝言に寄り添うようにして書いてある」。 この返事は、いったい誰が、何のために、書いたのでしょうか。伸治は、思いがけない事態に巻き込まれていくことになります。 | ||||
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後半2作品は読ませる。 他の作品は短編のせいと言うよりストーリー自体が平凡。 ミステリーというくくりで読み始めると物足りない。 | ||||
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