(短編集)
ままならないから私とあなた
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| この作家さんは青春ものが多いのかな | ||||
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| 2年ほど前「そんなことがあるのか」と不思議な気持ちで読んだ。今回、映画『レンタルファミリー』を観て、この作品で疑似体験していた感覚がよみがえり、物語と映画が重なったように感じた。それ以前にこのテーマを書いていた朝井リョウさんの先見性に改めて驚く。 | ||||
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| 2つの話が入っておりどちらも面白かったが、特にレンタル世界が面白かった! | ||||
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| 読んでよかった。もう相変わらず朝井リョウ節炸裂という感じ。内容へのレビューは他の方が書いているので割愛しますが、深く感心したのは、朝井氏が決して雪子の考えを読者に植え付けてこようとはしていないと感じることでした。雪子と意見を交わす薫の考えも一理ある、それが読んでいてとても楽しい。おそらく3:7で雪子が正しいんだけど、薫の言うこともわかる。 朝井氏の著書は6冊目くらいですが、そしてアラフィフですが好奇心を刺激される読書体験をいつもさせてくれて感動する。 後半に雪子が薫に言うんです 「確かにバスケとかテニスとかって、水泳みたいに、溺れたときに役立つとかじゃないかもしれないけど、でも、そういう意味とかがなくったって、単純に楽しい、楽しいだけ、それ以外何の意味もないみたいなことが、意味のあるすべてのものを一気に飛び越えていく瞬間ってあるんだよ。そういう瞬間こそが、どれだけ意味のあるものよりも気持ちを明るくしてくれたりもするんだよ。」 ここを読んでいて朝井氏のエッセイゆとりシリーズはこれに当たるよなって思いました。単純に楽しいし特段意味はない話の数々ですが、読んでいて楽しいし明るい気持ちにさせてくれます。朝井氏の著書が好きです。 | ||||
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| 短編の「レンタル世界」は主人公の男が自分の狭い思想を振り翳している様子にフラストレーションが爆上がり、最後それを彼女にバッサリ切られている気持ちよさがあった。 一方「ままならない」は、どちらも譲れない思いがあるし、ゆっこの気持ち汲みたいけど…ゆっがディベートが下手でやきもき…さらに、かおるに言い負かされているのも納得いかない。 純粋に、0から1をつくる、とか言ってるけどそのためのベースはゆっこの音楽だから、完璧な0じゃないし、データ提供者の権利はどうなるの?と思ったし、それを勝手に研究に使って勝手に新作を公開して…というあんまりな仕打ちにさえも優しく諭そうと試みる主人公の甘さがしんどかった。 | ||||
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