世界地図の下書き
- 坪田譲治文学賞受賞 (1)
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全1件 1~1 1/1ページ
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朝井リョウ、最近私がハマりつつある作家である。人の感情を書かせたらこれほど共感できる作家もいない。そして表現の妙。なかなか言葉にしづらいあの感覚を文書とするならこうなのか、それが正解なのかと納得させられてしまう。小学生という周りのあらゆる事象に敏感な時期を描いたこの作品とのマッチはもちろん良かった。 | ||||
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朝井さんの作品は、こちらを初めて読みました。ドラマを見ているような描写で作品の世界観に入り込んで読むことができました。 文学作品にありがちな難しい言い回しなどなく、小学校高学年の子から読めるのではないでしょうか。 | ||||
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大好きな人のためにがんばることとか、 幼い子供たちが自分の人生を自分で決めていくこととか、ぐっと来るものがあり、療養中の自分に勇気をくれました。それぞれのキャラクターがとてもよく書かれていて、表紙のイラストの子供たちが私の頭の中でアニメのように動き回りました。作者の朝井リョウさんに注目したいと思いました。 | ||||
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すごく感動 | ||||
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物語としては良くできてる。気の回る子供たちと色々あって助けてくれる大人。 でも、最後のあたりでちょっと感動しきれなかった。 前半は割と淡白に重い話が描かれたりしていていたが、途中からテンポもよくなってきて一気に読めたけど、もっと大団円で終わればスッキリしたのに、もやっとしたものが残る。 途中で、自分たちの目的のために安易に窃盗と火遊びを選ぶことを「冒険」っぽく書いているところはいかがなものと思う。”施設の子”はどこかがおかしく、目の前のことに夢中になるあまりに危険な行為や不法行為を平気で行うという像を描きたかったのだろうか。 子供たちは施設の職員を慕っておらず、なめている、バカにしている感じもするのでそういう施設の人や学校の先生も彼らの境遇のせいできちんと叱りつけることができず、ゆがんだまま育ってしまう現実を描いているということであればとても社会派なんだろうけど。主人公の子もほかの子も、結局最後まで救われてないしね…。 一番最後の文も蛇足だった感が否めない。赤いものを「それは赤かった」と書いてしまったら文学ではない。それまでの流れでみんなもうわかってること、行間にとどめるべきを説明されてしまうことになんか冷めてしまい、出かけた涙が引っ込んで真顔で読み終えた。 | ||||
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スタジオジブリの方が描かれた表紙の絵がとてもキレイで、この本を手に取りました。 両親を亡くし、児童養護施設に来た主人公。ちょっと年上のお姉さんや同級生の男の子に支えられ、徐々に新しい環境になじんでいきます。 何年かしてその年上のお姉さんが高校を卒業し、施設を出ていくことになります。 親戚に進学の援助ができないと言われたお姉さんは大学をあきらめなくてはならなくなり、就職するのですが、そんな彼女の門出に何かしたいと思った主人公は、施設にいる仲間たちとある計画を立て・・というお話。 親からの虐待、学校でのいじめ、さまざまな問題を抱えた子どもたちが出てきますが、心の葛藤を経て、成長していく過程がよく描かれていると思いました。 今、自分の希望が叶わなくても、自分を大事にしてくれる人がそばにいなくても、これからの未来に希望を託し、そのために何ができるか自分で考え、勇気を出して一歩を踏み出す子どもたちにエールを送りたくなるラストシーンは、涙無しでは読めません。 著者の本を初めて読みましたが、とてもいい作家さんだと思いました。これからもこの人の本を読んでみたいです。 | ||||
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