1/2の騎士



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←非ミステリ

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↑現実的

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初公開日(参考)2008年10月
分類

長編小説

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1/2の騎士 (講談社文庫)

2010年01月15日 1/2の騎士 (講談社文庫)

“幸運のさる”を見つけた中学生が次々と姿を消し、盲導犬は飼い主の前で無残に殺されていく―。狂気の犯罪者が街に忍び寄る中、アーチェリー部主将の女子高生・マドカが不思議な邂逅を遂げたのは、この世界で最も無力な騎士だった。瑞々しい青春と社会派要素がブレンドされた、ファンタジックミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

1/2の騎士の総合評価:8.81/10点レビュー 16件。Aランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

1/2の騎士の感想

なんというか盛りだくさんな物語でした。投げかけているテーマは社会派とも感じられますし、ミステリとしては異常犯罪の犯人の行動に驚かされたり、学園小説・児童文学的にはマドカとサファイアの物語を楽しむと言った具合。
あらすじにファンタジーとありますが、主人公の女子高生マドカと出会ったお化けのサファイア(あだ名)の存在がファンタジーなだけで、中身は現実的なお話です。
著者の読書本はこれで3冊目ですが、現実世界に不思議な設定をほんのちょこっと入れた絶妙な味があります。

街に存在する異常犯罪者のコードネーム『ドッグキラー』『インベイジョン』『ラフレシア』『グレイマン』と言った名前付けが能力が分からないボスを攻略していくようで興味が沸きます。『ドッグキラー』は文字通り盲導犬を次々と殺す犯罪者。その後の犯罪者も名前からどんな異常犯罪が街で行われているのか?それを知った時のヤバいモノに関わってしまったと感じる所が見事です。
『インベンション』の舞台背景や伏線、犯罪内容には唸りました。その後の『ラフレシア』についても舞台背景に驚きます。物語が進むごとに犯罪も凶悪になり、1話ごとに舞台背景や解決を通じて弱者のメッセージを感じたり、ボスの攻略と共に主人公とサファイアの関係が深まり成長していく。そんなゲームのような気分を受けました。
不思議な面白さでした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

1/2の騎士の感想

初野さんといえば、『ハルチカシリーズ』というイメージが私の中ではあるのですが、この作品は著者の新たな代表作になったのではないかと思います。
この作品の魅力は、とにかく「面白い!」と何の疑問もなく感じることができるところです。ですから、読後はすっきりした、すがすがしさを感じるのではないでしょうか。ミステリーとしての完成度も高く、大満足の本でした。
唯一のネックは値段の高さかもしれません。文庫本でも900円を超えるのは、他の文庫本と比べると高いように思われます。しかし、それを払って余りある楽しさが、この作品にはあります。まず後悔することはないでしょう。

アルバトロス
CRRRDTJB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.14:
(4pt)

リリカル

2008年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。
 異常犯罪者ものである。しかも、もりのさる、ドッグキラー、インベイジョン、ラフレシア、グレイマンと5人も登場し、主人公が彼らと戦っていくことになる。あまりにも異様かつ想像を超えた犯罪であり、それがみごとに解き明かされるところは、ミステリとしてのおもしろさを存分に味わわせてくれる。
 そして、物語の全体に満ちた、張り詰めたような、壊れそうな、美しさ。コミカルでリリカルで絶望的。
 記憶に残る一冊だ。
1/2の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:1/2の騎士 (講談社文庫)より
4062765659
No.13:
(5pt)

読んで損なし

登場人物が魅力的だし、設定もかなり個性的で面白い!更に話も面白いので、文句なし5つ星です。ミステリーとしても青春物としても良く出来ていて、久々に心にグッと来る作品でした。
1/2の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:1/2の騎士 (講談社文庫)より
4062765659
No.12:
(3pt)

強引?

世界観に入り込めないと厳しいと思いました。
私は違和感しかなかったので主人公が悪に立ち向かう動機もトリックもその暴き方も強引だなーと。
最後まで置いて行かれた感じでした。
描写は丁寧できれいなので別の作品なら合うかもしれないとは思いました。
1/2の騎士 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:1/2の騎士 (講談社文庫)より
4062765659
No.11:
(4pt)

探偵小説

マドカとサファイア、二人の物語。

きっかけは、学校でのちょっとした噂話や都市伝説、
そこから凶悪な事件へと姿を変えていく演出は秀逸でした。
一つ街で起きている出来事にすぎないはずなのに、
そうとは感じさせないスケールの大きさがありました。

マドカのまっすぐな気持ち、それを支えるサファイア、
時に困難な選択を迫られながらも進んでいく姿は、
青臭さを超えた眩しさがありました。

中篇的連作で構成され、私はハロの後日談が一番の
お気に入りです。ハロとロク、マドカと友人、
彼らの人間性や関係を一幕のうちに凝縮して描いた
名シーンです。

結末だけを見れば、円満解決といえるものは少ないです。
しかし都合の悪い事実も受け止めて、それでも進んで行こう
とするキャラ達には好感が持て、希望や勇気を強く感じさせて
くれる作品でした。
1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)より
4061825429
No.10:
(4pt)

二人の少年少女と、住む街を汚す敵たち

この作品はデビュー作、2作目と比べれば
はるかに「読みやすさ」の点で非常によいものになっています。
ちょっとばかり設定に「変態要素」がありますが
露骨な変態描写は出てきません、
安心して読んでください。

この本は1作完結形式の本です。
彼ら二人に待ち受ける敵は
まさに狂気に満ち満ちたものたち。
時にマドカが危険に見舞われることがあります。

出てくる敵は4+1人。
最初の前哨戦の敵はちょっとした理由で
際したことのない相手ですが
その先の相手はどれもが狂っている相手です。
ただし、「ラフレシア」のみはワケありです。
それはこの本のテーマでもある少数派、
にも関係してきます。

後半に及んでくるとだんだんと
サファイアが消えつつあるようになります。
その姿のなんと痛ましいこと。

結構きつい描写があるのに関わらず
そんなに読後感は悪くありません。
それは最後が未来のある終わり方だから。

ただし、犯人の性格は
かなりきついのでそこのところは要注意。
1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:1/2の騎士 harujion (講談社ノベルス)より
4061825429



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