わたしのノーマジーン
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ユーモア、ファンタジック、ダーク。 | ||||
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人間の言葉を話す赤毛のサルが、身体障害を持った女性と出会い、生活を共にしていくうちに絆が生まれる―― | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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なんとやさしさに満ち溢れたお話なんだろう。 読み終えることが(エンディングを知ることが?)恐ろしくて、 何度後戻りして、いくつものお気に入りエピソードを、 読み込んだことだろう。 シズカとノーマジーンの心温まるエビソードと相反する、 彼らをとりまく、厳しく切ない背景。 喜怒哀楽が濃縮されたストーリー。 ”完全な人間なんていない”を聞き違えて、 はにかみながら ”xxxxxxx”と言うノーマージーン。 わたしのノーマジーン、小さないのち。 | ||||
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終末感の漂う世界で、たった一人、車椅子で生活するシズカ。 介護ロボットが届くはずだった家にやってきたのは人の言葉を話す一匹の赤毛の猿ノーマジーンだった。 当人が死んだ後に評価された桐島の鞄を修復する仕事でなんとか暮らしていたシズカの生活を静かにそして確実に揺らしていくノーマジーン。 「シズカの背中を押すためにぼくはきたんだ」 一人で籠もった生活をしていたシズカと純真無垢な赤毛の猿ノーマジーンのやり取りが微笑ましく、そして苦しい。 ノーマジーンとの暮らしで、少しずつ変わっていくシズカ。 ノーマジーンが抱える謎を知ることになるのはクリスマスの夜…… 「退出ゲーム」「初恋ソムリエ」の“ハルチカ”シリーズで知った初野晴さんの作品。こんな物語を書くんだと感激してしまい、一気に読み終えました。 "寓話ミステリー"と帯には記されていますが、ミステリというよりはSFという感じ。 第2部の唐突な視点は賛否あるようで、ウチもあまり好きじゃないけど、物語の閉じ方はかなり好き。 | ||||
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すごく素敵な世界観、シズカとノーマジーンの心温まる日々に切ない気持ちに浸っていると「賊徒の視点」の章からずっしりと重たい展開に… ひとつわからなかったのが、シズカが真実を知ってからノーマジーンに対する気持ちにどうして変化がおきたかということ。シズカのそれまでの辛い境遇の中で母親に対する思いが描かれていないから、真実を知ってシズカがノーマジーンに対してどう思ったのかがわからなかった。いや、なんとなくわかるんだけど…う〜ん…なんか全体的に「おしい」と思ってしまったので★4です… | ||||
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革製品の修理をしながらひっそりと暮らす足の不自由な女性の前に現れたのは「ノーマジーン」と名乗る猿でした。終末論が蔓延する世界で、心を閉ざさざるを得ない人間と人の言葉を解する猿との奇妙な共同生活が始まります。次第に心を通わせながらも、二人の過去が明かされるときがー。何気無い日常を不意に切り裂く残酷さと切なさが印象に残る近未来の物語ですが、作品全体を通徹する一種の「甘さ」が気になります。 | ||||
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終末論が流行し、荒廃した近未来が舞台 人里はなれた所で孤独に暮らす足の不自由な革鞄(修理)職人の女性が主人公 その女性のもとに言葉を話し、子供程度の知能のある猿が訪れることから物語は動き出します 彼女らの過去が語られたとき・・・ 猿と女性の微笑ましくもある日常が綴られるとともに、終末思想、死刑制度、犯罪者の親族などの重い題材も扱われている それらの題材に明確な答えが示される訳ではありませんし、解決もなされません しかし、それでも「生きていく」という力強さが伝わってきました | ||||
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