第四の男
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ここのところ、作中の石崎さんが情けないギャグ担当で、性格も心なしか暗くなった感じがしていたが、初期の4作にあったキレが戻っている。やはり読者としてはミリア&ユリの保護者であってほしい。 | ||||
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石崎氏の女子高生シリーズの一編で、今回は誘拐事件がメイン・・・・かと思いきや最後は例のごとく孤島の密室での殺人事件の真相を探る本格推理テイストです。終盤まで引っ張ってきた誘拐事件の真相はこの種の推理ものではあまり意外性はないが、そこで終わらないのが本作の凄いところ。 あと数ページもないじゃないか・・という読者の心境を見透かすかのように急展開で推理が展開されていきます。またまたDNAがキーとなっています。DNA鑑定が謎の中心になるミステリーはこのシリーズくらいではないか。 このシリーズの特徴であるノベルス版で200ページ弱というコンパクトなボリュームなのですぐ読めて、尚且つ本格ミステリーとしての魅力は十分備えているのでお勧めです。 | ||||
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石崎氏の作品は初体験。 登場キャラはシリーズ共通のようなので、探偵役として作中で出てくる石崎氏とミリア、ユリ、仁美のトリオとの関係性はよく分からないまま読んだが、事件と無関係な掛け合い漫才のような会話が多すぎてテンポが悪くなっているように感じる。もちろんコミカルなやり取りはあって良いが、推理やストーリー展開そっちのけで、内輪ネタ的な(この場合、作者本人が面白いと思っている)悪ノリがクドいのが難点。また、三人の女子高生キャラの書き分けが出来ていないので、誰が誰だか分かりにくい。 今作もそうした女子高生トリオを通した作者の自虐的な「ボケとツッコミ」部分が多すぎるせいで、前半における「誘拐事件」の状況説明に全体の半分以上もページが費やされているにも関らず、ストーリー展開や推理にはほとんど何も進展が無い。 物語の終盤になってようやく推理が加速して面白くなっていくが、わざわざ孤島に舞台を移した必然性も無く、あの真相にしても、例の人物がストーリーにほとんど関っていないので、意外性のために設定されたキャラといった印象が強い。前半から後半のテンポの良さがあれば一気に読めたのだが…。 | ||||
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もう執念のように○○○検査と孤島が出てきます。古典アニメネタも出ます。石崎さんなんて何度殴られたんだろ(笑) これまた例のように、みっちりと推理合戦(というか集団推理だなあ)が行われて、伏線がきれいに回収されて終わります。パズルのピースのはまり方はなかなか良。それだけに帯にある「迷探偵・石崎幸二がシリーズ史上最悪の危機に陥る」というのが何か大体見当がつきますし、「危機」が明らかになった時点で、謎の解答もほとんど見抜けます。 それでいて飽きずに読めるのは作者がパズラーのツボを押えているからなのでしょうか、それともこちらがミリア・ユリ・仁美の○○トリオに毒されているからなのでしょうか。 | ||||
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ミりア、ユリ、石崎のトリオに仁美が加わって醸し出すトボケタ味と本格味が融合した本シリーズを私は愛好している。"孤島もの"に拘る姿勢も好ましいと思っている。読んでいて楽しい気分に浸れるのが良い。しかし、ミステリ的趣向に関してはデビュー作以来、単調減少の傾向が感じられ、少々寂しく思っていた。本作はそんな不満を吹き飛ばす久々の快作である。 全編、石崎イジメを貫いているのは通常通りとも言えるが、その徹頭徹尾振りが微笑ましい。そして何より、ミステリ的捻りが利いている。単に、誘拐、密室、過去と現在の事件の繋がりを組み合わせただけではない。終盤での畳み掛けには迫力を感じた。物語としても爽やかな仕上がりになっている。このレベルでシリーズが続く事を祈りたい。 | ||||
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