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ラン迷宮 二階堂蘭子探偵集
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……どちらかと言えば「悪い意味で」ですが(笑)。 ・「困難は分割せよ」に忠実なあまり解決がショボい(ネタバレになるので詳しく書きませんが 影響を受けているカーが「できるなら避ける」としている解決方法になっています) ・相変わらず薄っぺらい科学知識(例:「この時代、青酸カリの入手はさほど困難ではなかった」で済ませればよいのに 余計な薀蓄を書き連ねるせいで知識の浅さが際立っています) ・横溝正史風のジュブナイルミステリを書こうとしているが全体的にぎこちない 蘭子シリーズとしては『ラビリンスもの』とそれ以降の長編のつなぎとして割り切るならは悪く無いのですが…… | ||||
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怪物ものは何でもありになるので嫌い。だからラビリンスシリーズは最初の短編集しか読んでいない。久々の「普通の蘭子もの」を期待して購入。最後の「青の魔物」は序盤怪しかったがこれならよし。全体としてどの作品もトリック事態は作り込まれていて好き。しかしトリックを成立させるためにストーリーがゴタゴタ。トリックもバレバレ。ところで亜蘭の描写が皆無だがどんな子? | ||||
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「泥具根博士の悪夢」「蘭の家の殺人」「青い魔物」の順で収録されている。前の二つは中編、最後の一つが短編。 二階堂蘭子シリーズの長編は全て読んでいるが(二つの作品集も読んでいると思うが記憶がない)、あまり感心したことはない。ジョン・ディクスン・カーに対する思い入れが強いのは分かるが、正直、カーに比べてしまうと、イマイチという感じがぬぐえない。 ただ、本作品の「泥具根博士の悪夢」のトリックは、実現性はともかく、無理がなくていい。雪の足跡と4重に施錠された密室というのは、いかにもだが、それなりに楽しい。 一方、「蘭の家の殺人」は、その終盤部分でエラリー・クイーンの作品を思い出してしまった。だからだろうか、メインとなる12年前の事件の犯人が分かってしまい、それが残念と言えば残念。 二階堂蘭子シリーズは、いかにも大時代的で、そういった部分が面白さでもあるが、ちょっと鼻につくことも多い。しかし、この作品集では、あまり気にならなかった。 | ||||
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「泥具根博士の悪夢」、「蘭の家の殺人」、「青い魔物」の3本を収める短編集。 「泥具根博士の悪夢」は『密室殺人大百科(上)』に発表されたもの。3段階からなる密室もので、いかにも不可能犯罪なのだが、すぱっと解決されるのはさすが。とはいえ、どこか無理も感じる。 「蘭の家の殺人」は『メフィスト』に途中まで出たものに書き下ろしを加えて完成されている。過去の事件を探るタイプの内容だが、よくできていると思う。 「青い魔物」は書き下ろし。児童怪奇探偵小説風。 | ||||
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二階堂氏の看板キャラの蘭子の短編集の3作目である。前2作が90年代後半に出ていたので久しぶりのシリーズ最新刊である。 短編集となっているが、ほぼ中編2編と短編1編という構成となっている。 近年は作品の出来のムラが激しい二階堂氏だが、蘭子シリーズということもあり、なかなか力の入った読み応えのある作品となっている。 | ||||
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