誘拐犯の不思議



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初公開日(参考)2010年07月
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長編小説

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誘拐犯の不思議

2010年07月17日 誘拐犯の不思議

写真を見た二之宮彩子は、十ヶ月ほど前に自らが被害者となった、身代金目的の誘拐事件の顛末を語り始める。彼女は無事救出され、事態は収束しているが、犯人はみつからず、未解決のまま。捜査に乗り出した水乃サトルは、真犯人によって完璧に構築されたアリバイの前に立ち尽くすことになる…。名探偵と誘拐犯の、緊迫感に満たち対決!迫真の本格推理長編。 (「BOOK」データベースより)




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誘拐犯の不思議の総合評価:6.20/10点レビュー 10件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(4pt)

二階堂氏の誘拐もの

密室のイメージの強い二階堂氏が挑んだ誘拐ものの本格推理作品。
冒頭心霊研究科が登場するが、これはあくまで味付け。本筋に入ると誘拐された女性と脅迫を受けたその父親との攻防がカットバックで描かれる。さらには周囲で謎のホームレス惨殺事件が・・・・とまた東野某氏のアレにかこつけたような事件が起こる。
このカットバック方式が二階堂氏らしく思いっきり思わせぶりなので、アリバイトリックはだいたい予想が付いてしまうが・・・・。
近年は蘭子シリーズよりもサトルシリーズの方が読み応えのある作品が多いが、本作も突出した出来ではないが、標準以上の出来である。
誘拐犯の不思議 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐犯の不思議 (光文社文庫)より
4334765211
No.9:
(4pt)

誘拐とアリバイ

2010年に出た単行本の文庫化。
 水乃サトルの学生時代シリーズの一冊。
 サトルの恋人が巻き込まれた誘拐事件がテーマ。過去の因縁が複雑に絡まり合った、いかにも二階堂作品らしいストーリーだ。さらにグロテスクで陰惨な殺人事件が繰り返され、謎の心霊写真家もサトルに挑戦してきたりと、雰囲気も素晴らしい。
 トリックの部分は、それなりによくできていると思うが、読者の予想を覆すというほどではない。
誘拐犯の不思議 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐犯の不思議 (光文社文庫)より
4334765211
No.8:
(2pt)

ちょっと残念な作品

冒頭、心霊写真家が登場するので、けっこう期待して読んだ。
「智天使〜」の再読に引き続いてだったということもあったしね。
でも、これはいまひとつだった。

「智天使〜」には妙な熱がこもっていた。
たぶん、某作に対する著者なりの考えが、まさに怨念のようにこめられていたんだろう。
しかし、本作はまったく凡作の、ごく普通レベルのミステリだった。
しかもトリックはみえみえだしね。

この「〜不思議」シリーズは、著者の蘭子シリーズがかなり寡作になった今、著者の本格ミステリの本筋だと思う。
たぶん、「〜マジック」シリーズよりも本格度が高いものにするつもりだったんじゃないかな。
しかし、どうも最近の著者の作品は、どっちのシリーズもいまひとつの本格度だ。
本格ミステリとしては、ロジックの密度が低いのと、著者にしては謎が弱い。

もっとも、最近の蘭子物はもう本格ミステリじゃなくなっているし、著者も少々劣化が始まっているのかもしれない。
クリスティを例外として、どうしても本格ミステリの作家は、年をとると本格度が劣化してしまう。
クイーンもカーも、高木彬光や島田荘司だってそうだ。
しかし、まだまだ著者は老け込む年齢ではない。
サトル物で、もっと本格度の高い、密度の高いロジックの作品を書けるはずだ。
本作は残念だったが、がんばってほしい。
誘拐犯の不思議 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐犯の不思議 (光文社文庫)より
4334765211
No.7:
(3pt)

このサスペンスのノリは嫌いでない

水乃サトルシリーズの一作。
 冒頭とエンディングで作者大好きなオカルト色を多少演出しているが、メインは誘拐事件を誘拐された娘とその父親という2つの視点が交互に語られるサスペンスタッチな展開に引き込まれる。
 
 指紋からあっさり犯人は判ってしまうが、次にアリバイ崩しとなるが、ここまで来るとあの有名な密室シリーズと同じ構造になっていることは、ミステリファンなら判ってしまうだろう。

 基本的にアリバイ崩しなんてどうでもいい派なので、サスペンスシーンだけで純粋に楽しんでしまった。

 蛇足で言うと、心霊写真家のエピソードは全く不要。今後の展開の伏線だというのなら、今後に期待したい。
誘拐犯の不思議 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐犯の不思議 (光文社文庫)より
4334765211
No.6:
(3pt)

肝心のトリックが簡単すぎた

新本格ミステリー作家の一人、二階堂黎人氏の最新作です。

本作はアリバイトリックが本筋です。見事に構築された鉄壁のアリバイを名探偵が破る、というオーソドックスなスタイルです。

なのですが、肝心のトリックが簡単に見破れてしまい、想像通りの結末で、かなり残念でした。伏線の貼り方が分かりやすすぎるとでも言いましょうか。この辺りに著者がもう一つ抜けられない壁があるような気がします。

また、非常に気になるのが会話です。なんというか、洗練されてない印象です。大学生の探偵が使う言葉も、助手(?)の言葉も、なんだか時代がかった匂いがしてきます。舞台はバブル華やかなりし頃で、まさに私の青春時代とかぶるのですが、そこに設定した理由が不明です。連作なので、そのどれかにその時代でないといけない理由があるのでしょうが、単体で読むと疑問を感じます。

本格物をこなす作家が少ない昨今のミステリー界では貴重な存在なので、是非もう一段上の作品を出してもらいたいと強く思いました。
誘拐犯の不思議 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐犯の不思議 (光文社文庫)より
4334765211



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