吸血の家



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初公開日(参考)1992年10月
分類

長編小説

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吸血の家 (講談社文庫)

1999年07月01日 吸血の家 (講談社文庫)

江戸時代から遊廓を営んでいた旧家にもたらされた殺人予告。かつて狂死した遊女の怨霊祓いの夜、果たして起きた二つの殺人事件。折しも乱舞する雪は、二十四年前の惨劇にも似て…。名探偵・二階堂蘭子が解きあかす「密室」そして「足跡なき殺人」の謎。美しき三姉妹を弄ぶ滅びの運命とは!?本格長編推理。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.25pt

吸血の家の総合評価:8.05/10点レビュー 19件。Bランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

作者のミステリ愛が窺える怪奇ミステリ

この作者さんの本を読むのは2冊目です。以前読んだのは『東尋坊マジック』といって、旅行代理店の水乃サトルという、本作とは別でシリーズ化されている探偵物の一作でした。そちらのほうは登場人物のセリフが多く、物理トリックもやや難解で、頭に入ってこなかった印象がありました。
比較して本作は、なかなか出来が良かったです。昭和の時代を描いているため、雰囲気が横溝正史を思わせます。
本作のメインの謎は3つ。現場に犯人の足跡のない事件が2つと、犯人の出入りが不可能な密室殺人。東尋坊マジックとは異なり、正統な本格ミステリと呼べます。
また、特徴として注釈が多く見られます。後半の謎解きするにあたって、この伏線は〇〇ページに書いてあったと説明してあるので、わざわざ探す手間が省けて親切です。また、物語の前段、昔の事件で足跡のない現場の殺人を解説するにあたり、様々な古典ミステリ小説を引き合いに出し、トリックを分類しています。作者がたくさんのミステリを読み、ミステリを愛しているのだと窺えました。
ただ、先に挙げた本作の3つの謎とは別に、犯行を予告した不審人物が、足跡残すことなく消えた謎について如何なものかなと思います。後半の足跡のないトリックを引き立てるためにジャブ程度に描いたのでしょうが、トリックがあまりに陳腐で、先行き不安に感じました。メインでないとしても、もう少し捻ってほしかったです。
それからもう一つ、過去に起こった事件を解説するシーン。東尋坊マジックと同じように、セリフが長々続きます。まずは自力で過去の事件を調べて予備知識を得て、それから当事者の当時の状況を語ってほしかったです。
他にも、いくら別解潰しとしても探偵が低レベルな質問をするシーン、ワトソン役の主人公の迷推理に賞賛してしまう迷警部、犯人との格闘シーンで急にレベルを落としたような低レベルの文体など、気になる箇所が目立ちましたが、概ね満足できました。
作品の雰囲気◯、メイントリック◎ですが、細かなところで△
評価は☆7としておきます。

bamboo
NU17PFML
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

吸血の家の感想

二階堂氏の作品にはホント独特な雰囲気がありますね。
設定は横溝正史っぽいけど読んでみると、舞台も山奥の僻地って感じじゃなく屋敷も洋風ですから、横溝っていうよりもカーですね。
これまで何作か読んでいて「ほんとにミステリが好きなんだな、この人」って思うんですけど、古典名作いいとこつまみ食いって感じもしなくはないです。
あと、このシリーズは探偵役を好きになれないんですよね。毎回。
個性も魅力もないかなぁ・・・
この作品については、トリックは面白かったですね。
ただ、あの犯人がこんなトリックを思いつく人物にはとても思えないんですけどね。
だから読了後、どこかしっくりこないんですよね。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

吸血の家の感想

内容は面白かったが蘭子の言動が鼻に着く。確信を得られなくとも周りの人達に助言をしていれば犯行が食い止められたかもしれないのに。とにかく蘭子に苛ついた。

HUNTER×2
A4G4U3I8
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

吸血の家の感想

「吸血の家」現代版本陣殺人事件ぷらす犬神家といった作品。全体に漂う血吸い姫の呪いから来る雪密室や密室殺人。二階堂蘭子と黎人のコンビがその謎を鮮やかに解くロジックの展開も素晴らしく、カーが日本を舞台に書いていたら本作品のような作品だったかも。短編版も発刊され、これもオススメです。

氣學師
S90TRJAH
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15:
(3pt)

普通

24年前の足跡が無い殺人について、どうしてそうなったかはなるほどと思いましたが、犯人は反則な気がしました。
優れた素人が事件解決に協力するというパターンはこの作品・作者に限らずお決まりなのでスルーしますが、それにしても警察が頭悪すぎないでしょうか。
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269
No.14:
(5pt)

怪奇要素とトリックの案分がいい

出版的には2作目ですがデビュー作より書かれた時期は先とのこと。
個人的には今までの読んだ著者の小説の中でベスト。
王道中の王道な設定。怪奇要素とトリックの案分。犯人と探偵の関係性。どれも好きです。
後期になればなるほど、だんだん猟奇というかスプラッタ要素が盛り込まれることが多く思われますが『吸血の家』ではそれが控えめなのも個人的には評価ポイントです。
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269
No.13:
(2pt)

習作なので...

著者の実質的なデビュー作だそうですが、これだけ書くことができれば、新人(当
時)としてはあまあでしょうか。しかし、長編を書くだけの筆力が未熟(とはいって
もその後に成熟はしていないのですが)で、推理小説というよりも犯人当てクイズ
本を読んだような感じでした。

トリックで、テニスコートに犯人の足跡が無い件は、インチキ臭くてカタルシス
は得られません。逆に丁寧に伏線を配した密室殺人はよろしかったかと。
なお、終盤にバタバタと人が死に、金田一耕助ばりに低い蘭子の殺人防御率はい
ただけませんよね(人が死ななければ物語は盛り上がらないのでしょうが)。

また、地の文や会話文にやたらと!とか!?とかを入れる癖は初めからだったの
ですね。編集者が注意しなかったことは不思議です。痛いあとがきには鼻白みま
した。

さらに、仰々しい登場人物欄にて脇役まで並べ立てたのは笑いました。無能な黎人君
は「記述者」の称号だったのですね。トンデモ推理をドヤ顔で披露して、それを信じ
た中村警部の阿呆さ加減と、蘭子から全否定された部分はまったくの無駄な件でした。
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269
No.12:
(5pt)

傑作ここにあり。まさにもっと注目されるべき。

トリック自体がすごいというより、論理的に考えればこの方法しかない、という謎解きができる。読者参加型のだいご味がある。その一方で、怪奇さ、おどろおどろしさ、すべてがサービス精神と共に(?)盛り込まれていてファンを喜ばせてくれるような心意気を感じます。素晴らしい作品だと思います。
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269
No.11:
(3pt)

特に有りません

特に有りません
吸血の家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:吸血の家 (講談社文庫)より
4062646269



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