地獄の奇術師
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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二階堂作品初体験。古き良き探偵小説の香り漂う本格推理小説だ。 | ||||
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著者初読み。江戸川乱歩は全く読んだ事が無いので、雰囲気の類似性については良く分からないが、怪奇趣味に溢れた作品。事件の内容、名探偵、警察、犯人、トリック等、全てが作り物めいた世界観は、自分には新鮮で面白かった。高校生が殺人現場にガンガン入って行くので、警察はどうなってんの?、とか思うのは、「リアリティ」を少しでも求めてしまうせいで、本作の場合はきちんと割り切らないと楽しめないね。作者の、乱歩と海外古典ミステリーへの愛情も凄く伝わって来て、乱歩やカーも読みたくなった。でも、二階堂蘭子シリーズはもう良いかも。 | ||||
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探偵二階堂蘭子の初登場作品という事で期待していたのですが、物語冒頭から普通に登場している。 | ||||
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地獄の奇術師って名前はカッコイイんだけど、中身が苦手。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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二階堂黎人氏のデビュー作だが、講談社からの出版で90年代前半なのに何故か当時の綾辻や歌野や我孫子の新本格系作家と並べて語られることが少ないので不思議。 昭和40年代を舞台に横溝的戦争の傷を引きずった呪われた家族に起こる連続猟奇殺人を描いている。ミイラ男とかやや子供っぽい要素もあるが江戸川乱歩的なチープで胡散臭い雰囲気を醸し出すことに成功している。この地獄の奇術師と言われる男の正体とホテルでの密室殺人と書斎での密室殺人の3つがメインとなるが、この当時の新本格系の作品としては大がかりなトリックではなくかなりセコい(?)古典的トリックが使われている。ホテルの密室トリックは明らかに森村誠一の高層の死角からの引用であり、トリックを明かされてもまあ納得は出来るがよくあるパターンのものである。あまりトリックに期待せず、全体を覆うクラシカルな恐怖小説的側面を楽しみたい。後、他のレビューでも書いてある通り、真犯人は最初の数十ページ読んだくらいで推理小説をよく読んでいる人なら見当が付いてしまいます。まあ、それだけ読者に対してフェアに書かれているとも言えるが。 トリックや真犯人解明の過程は昔からある推理小説にありがちなオーソドックスなものだが、デビュー作としてはけっこう力作であると思う。 | ||||
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まず、序盤から犯人がバレバレなのが推理小説として大きな痛手だ。 死人が多いのも雰囲気づくりとしか思えない。 注釈で有名な作品の勝手な批評をしている割に、使用されるトリックは安手だ。 推理小説ファンとしてはどうしても面白く読めない作品である。 | ||||
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そもそも主人公が女子高生である必然性が無い上に、言動が全く女子高生らしくない。 密室トリックはしょぼすぎて唖然とする。思わせぶりな伏線をはりつつ、未回収でほったらかし。 しかも、推理小説を読みなれている人なら、割と早めに犯人がわかってしまう。 読んですぐ、ごみ箱直行でした。 | ||||
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著者の本格推理に対する熱意だと思うが、本格推理とはこうあるものだ!と言わんばかりにトリックがたくさん 出てきます。確かにすごいどんでん返しの量です。 地獄の奇術師も非常に不気味で、ホラー小説に近い残酷さで鳥肌が立ちます。 あまりに色々絡み合いすぎて、本当に?と逆にしらけてしまいますし、しつこい位出てくる色々な名作推理小説 の注釈も目障りで、全く物語に感情移入できません。犯人も途中で読めますが、どうでもいい気がしてきます。 1冊で世界中の名作推理小説やトリック、有名探偵のセリフを知りたい方はぜひご一読を。 | ||||
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1992年に出た単行本を1994年に講談社ノベルス化し、さらに1995年に文庫化したもの。 二階堂蘭子のデビュー作。 江戸川乱歩に影響を受けた、猟奇趣味たっぷりの物語。乱歩ほどグロテスクではないが、奇怪で残酷な事件を求めている人にはまたとない一冊だろう。 ミステリとしても、そこそこの洗練度にある。いくつものトリックが詰め込まれ、楽しく読むことが出来た。 ただ、ほとんど最初から犯人がバレバレなのが痛い。あまりにも隠し方が下手なので、ほとんどすべての読者が100頁も読まないうちに真相に気付いてしまうだろう。550頁近くもある本なので、興味を失わずに読み続けるのは難しいかも知れない。 | ||||
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