■スポンサードリンク
沈黙の町で
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
沈黙の町での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 1~20 1/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いとは思うが、やはり最後がかなり駆け込み気味だったのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
分厚くて少し躊躇したが、久々に奥田さんの作品を読んでみたくて購入。 やはり人物の描写がうまい。登場人物数人に焦点を当てて、それぞれ(中学教師、いじめをした生徒の母、若い女性記者、亡くなった生徒の母、20代の検事、いじめをした生徒1名、女子生徒1名…計7名)の視点で物語が語られる。今回は、事件が起こった日を基点とし、4月からの過去を織りこみながら進んでいく。 この形で進んでいくことで、亡くなった生徒も含めた中学生たちの日常が徐々に明かになっていく。そしてクライマックスは…といっあ形だ。 奥田さんは本当に読者を引き込む力がある。他の著者と比べて、読みやすく、情景を頭に浮かべやすい。途中で読み止めても、続きが気になって仕方がなかった。通勤で行き交う学生たちを見るたびにこの本の続きが読みたくなった。それは本当に奥田さんの書くクセがあり、それにどっぷり浸かれるから。今回は登場人物が多く、舞台も切り替わることが多々あったので、自分の知り合いや有名人に当てはめながら物語に入っていくのに苦労したけど。 何事も白黒はっきりさせずにグレーにしておくのがいい、というフレーズが読了後に自分には一番残ったと思います。 クライマックスには賛否両論あるかと思うけれど、これでいいと感じます。あの締め方にして、その後は読者に投げて、色々と想像させる狙いがあるのかと。読了後まで読者の想像を掻き立てるのは、やはり奥田ワールド。スッキリしないかもしれませんが、1つの結論に収めない彼の意図を感じます。それこそまさにグレー。 こうやってまた、次の奥田さんの作品を期待してしまいます。この本との出会いにも本当に感謝です。これからも応援しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに読み返しました。当時は読後に「いじめられる側にもそれなりの理由がある」というテーマを感じて、さすがの視点だな、と思いました。 そして15年後くらいの今読んでみて、「この主人公、現代でいえば、”発達障害”というのだな」と思いました。発達障害には詳しくないので違っていたらごめんなさい。でもそういう人間がいるということを、「発達障害」という言葉を使わずに描いたところが、さすがの奥田さん、プロの作家だなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生のリアルな行動や心情を微細に描くのはいいが、いかんせん学内の話なので誰々を蹴った、先生に誰々の告げ口をした、など個別のエピソードがしょぼい。これで500ページ余りを持たせるため、ダラダラと間伸びした印象。結局地の文で真相を書くなら刑事やら検事やらは不要なのではと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学2年生の屋根または銀杏の木からの転落死。 果たして事故か、自殺か、さらには未必の殺人か。 いじめの痕跡から2少年を逮捕、2少年を保護処分。 13歳と14歳の差で別れた。事件への真相はなかなか進まず不起訴処分となるが遺族、いじめの加害者家族、学校側との軋轢は増すばかりだ。 後半少し残したところで読書中止。 結論が見えてこない。 真の事実が社会に明らかにならない点が残念だった。 文学通算2558作品目の感想。2021/08/13 16:05 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田英朗さんの本に最近ハマっています。 日常にありそうな設定で、キャラクターの心の動きの描写が絶品。 人の持っている陰陽、心の深いところの描写が読者にも当てはまるところが多々あり、物語に引き込まれて、読む手が止まりません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまで読んだ作品とは異質。ちょっとシアリアス。奥田はまた気楽な作品を読みたいね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
奥田英朗さんの本です。 「いじめ」ネタですね。 いじめられていた男子生徒が、不審死をとげる。木に飛び移ろうとして失敗したのでは、と思えるが、突き落とされた可能性もある。 死んだ男子学生の背中につねった跡が無数にあったことから、「いじめ」と断定。 直前まで一緒にいたとされる男子生徒を、傷害で警察は逮捕する。 しかし、はたして、それが真相なのか…? 警察、マスコミ、生徒、それぞれの立場から、その事件が語られていき、やがて真相が明らかになる…。 とりあえず、あいからわず上手いので、飽きずに読めました。 面白いですね。 また、いじめられていた名倉がすべて「善」である、ということはなくて、 「そら、いじめられてもしゃーないわな」 というキャラだったりして、「かわいそうないじめられっ子」というキャラではないのよね。 また、名倉の叔父というのが、良いキャラしてまして、物語を遠慮なくかき回していきます。 ただ、話としては、瑛介が、いささかええ格好しいというか、 義理と人情系で、すべて罪をひっかぶる…的な描かれ方がされていて、それがためにいろいろと物語が複雑になっているのですが、 こいつが、なんというか、ご都合主義っぽく感じなくはないですね。 まあでも、暇つぶしには良い本でした。 あいかわらずの、うまさです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊良部先生シリーズ以来の奥田ファンです。この本はテーマが暗そうなので敬遠してきました。 いじめにあった中学生とその友人たち、それを取り巻く親たち、教師、警察、検察、新聞記者 が登場しますが、各々の人物の行動が「成程そう思ってそう行動するだろうな」という感じで 違和感がない。これがリアリティになっている反面、作品の単調さにもなっているようです。 暗くて重いテーマですが、奥田さんの軽い文体が、深刻さから救っているようにも思いました。 少なくとも社会問題を抉り出すといったタイプの作品でなく、中学生の日常描写的な作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
警察、母親、中学生、検事、教師、多種多様な登場人物、 イジメ問題からの自殺なのか事故なのか気になり、 読み始めたら止まりませんでした。 読まずにいるのは、勿体ない本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品はすごく地味だけど私としては、奥田ワールド中で「無理」か「邪魔」に続く素晴らしい作品だと思います。3回読みました。是非映画にしてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どこでも起こりそうな雰囲気を持ちながら進んでいく事件を通して、色々な考えや思惑が連結し増幅されていく様が描かれています。重い気持ちになりますが、引き込まれる様に読めるとは思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつものとおり、続きが読みたくて仕方なくなり、一気読みでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学2年生の転落死体が校内で見つかった。 それを巡る学校や地域の動揺を柱にしたストーリーである。 となると、いやでも宮部みゆきの『ソロモンの偽証』と比較してしまう。 確かに根本のシチュエーションは余りにも似ているのだけれど、そこはやはり奥田英朗である。 群像劇として、関係者の視点を交錯させつつ描き、宮部とは全く違う世界を描き出している。 最後にはちゃんと謎解きというか、真相解明もある。 けれども、読後感に宮部のようなカタルシスはない。 かといって、天童荒太のような不穏さもない。 この感覚は、ぼくは嫌いではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Kindle版で購入しました。 私は奥田英朗のファンでこの小説含め11タイトル読みましたが正直これはちょっとないんじゃないかなあと思います。 最後の最後まではリアルな話にひきこまれ夢中で読んだのですが、なんと言っても終わり方が起承転結の結がないまま尻切れトンボで終わっています。 一部では当時のいじめ問題と重なり連載打ち切りで終了したというように噂されているのでもしかしたらその影響もあるのかと思われます。 全体としてはとても面白かっただけに残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説に登場する人物は、どの町でもいそうな人ばかりです。そして、よくある中学生の集団心理を浮き彫りにしています。 登場人物のいずれかの人物に自分を投影してしまいそうなくらいな現実感があります。 ふとした落とし穴、そして人間の弱さの連鎖が悲劇を増幅して世間の耳目を集める有様を描いています。 おもわず、学校の先生にお勧めしたくなるような一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
水をこぼしたのか届いた本はヨレヨレでした。売れるレベルではありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生々しいですが、これが中学生なんでしょうかね。 自分の子供は隠し事なく育ってほしいとこです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初はいまいちかなぁと思ったが、途中から引きずり込まれるように読み続け、突然に終わった…なかなか問題作と書かれているのが納得できる作品です。自分にも中学の子供がいるが、子供がこの本を読もうとしてたら止めるか迷う…読んで色々な事を学んだりしてほしいけど、反面心を深くえぐられて欲しくない…。子供達の赤裸々な感情が交錯して、大人のエゴと正義感と正論とが泥沼状態にうまく表現されている。この作者の作品はユーモラスな表現が多くて和むものも多いのだが、この作品に関しては少し違うと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生のエゴ、親のエゴ、それぞれの立場が切なく書かれており、リアリティーのある作品になっている。いじめる側、いじめられる側にそれぞれ理由があり、なかなか読むのが辛かった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!