ブラック・ドッグ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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2016年に刊行された長編パニック小説。動物愛護のためなら殺人も辞さない団体が、品種改良から生まれた化け物のような犬たちをけしかけて、ペット販売イベントに集まった人々を殺戮するという、社会派エンターテイメントである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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絶叫→海のなんとか→灼熱→凍てつく太陽→ロングアフタヌーン→フラッグドッグと来ました。面白かったー。凍てつく太陽やロングアフタヌーン、絶叫を読めば作者の死生観もなんとなく分かるし、ロングアフタヌーンでイヌについても述べているからは行っていきやすかった。 スプラッターとか無差別とか胸くそ悪いという人も多いが、自分は無差別な自然災害、東京大空襲、原爆投下、ナチスのガス室など全ては良い人は残るわけではないのにリアリティ感じました。 抗えない何かがあるんだろうなと。 とりあえずイヌは日本犬が土着で無理な交配で作ってなさそうなので一番いいかなと思いました。 中学生は生きててほしいと願ってました。 | ||||
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氏の作品は、選ぶテーマが社会性に富んでおり、それを独自の世界観で強烈に描くところが、他のミステリ作家と一線を画している。ぶっ飛んだ設定やキャラも、氏が文章化すると、妙な実在感を持ってこちらに迫って来る。壮大な映画を見ているような気がする。(絶対に映像化は不可能だけど) どす黒い変態的悪趣味なところも魅力のひとつ。 | ||||
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人間の禍々しい欲深さやエゴのシリアスな描写と黒い獣の迫力のある報復劇にページをめくる手が止まらない 登場人物としてはかなり外道なキャラクターもいるが肉を喰ったり愛玩動物にしたり商売にしたりする人間は全員報いを受ける対象なのだろう 我々は食事、生活において生き物に敬意を払わなければいけない 当たり前な事だからそこ忘れがちである | ||||
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オチを読めば、単に動物に襲われるだけのアニマルパニックものではないと分かりますが、終盤まではほとんど単なるアニマルパニックものに読めてしまうかと思います。 悪い点 ・人間的魅力のある登場人物が少ないです。こいつは犠牲者になって欲しいなと思うクズと、記号で構成されているだけで人間的魅力を感じないキャラクターが多いです。 ・登場する猛獣の正体が分かりにくいと思います。外見が描写されないのでビジュアルをイメージして読むことが出来ないし、生み出され方の記述も無いので「狼男じゃないよな?四足歩行の動物なんだよな?」と疑問だらけで読み進めました。 私は読み終わっても「犬に類する外見であろう」程度しか読み解けませんでした。 良い点 ・オチで動物愛護過激派側の思想、事情が明かされる。単なる人間同士の権力闘争とかいうオチではなかった。 オチ以外で星2個半、オチがはっきりしているので3個半といったところです。 作品によっては「事件を解決してみれば単に主人公への逆恨みでした」というものもありますが、これはオチのある作品です。 | ||||
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目的のために殺人も辞さない過激な動物愛護団体が、会場に集まった人々を謎の黒い獣に襲わせるお話。とにかく登場人物が多いです。誰が主人公というわけでもないので、誰が死ぬのかも分からない状態です。 とにかく人が死にまくるという感じで、動物愛護などの問題もあったり、叙述トリックなどもあったりとグロテスクなだけではなかったのですが…こんなに無差別に人が死ぬ理不尽さに何か意味があるのかよくわからないし、過激な動物愛護団体の目的が一応のでしょうけど、それがイマイチよく伝わってこなかったです。 | ||||
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