横浜1963
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「社会派ミステリー」のキーワードで上位にピックアップされた作品。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主要人物の人物像などしっかり描けてあり読みやすかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先月読んだ琉球警察(2021)がとても良い作品だったので、数年前に初の社会派ミステリーとして上梓したこの作品を購入。琉球警察と同じく戦後の米軍基地と住民、警察との関係を描いている小説。まるですでに映画化されているかのように、当時の横浜の雰囲気が脳内で映像化され、様々な音楽が流れるてくる。 主人公は、娼婦と米兵との間に生まれたハーフの警察官と戦時下に日系人強制収容所で幼少期を過ごし、米国に忠誠を誓う日系3世の兵曹長。見た目と国籍が正反対の二人の生い立ちを知ることで、戦中戦後、我々がたどってきた苦悩の歴史の一端を知ることができる。 二人はある猟奇的殺人事件を追っていくのだが、伊東潤さんの作品の真骨頂は、やはり史実に基づく、こだわり抜いたディテールの積み上げではないだろうか。つまり細部に魂が宿っているのだ。 例えば、事件の鍵を握る米軍将校の車「ポンティアック・テンペスト」には、まだ日本にはなかったカーステレオが付いており、4トラックカートリッジでボブ・ディラン「風に吹かれて」を聞くことができる。思わず「カーステなんて当時、日本にあったのかよ」、「おいおい、ボブ・ディランって当時の日本人は知ってたのか」と読み終わった後、グーグル検索してしまう。 作品を仕上げるための歴史調査や時代考証にどれぐらいの時間をかけるのだろうと感心するとともに、意地悪なアラ探しさえ、したくなってしまうのだ。またそこが楽しいんだけど。 そして物語は、ベトナム戦争、ケネディ大統領暗殺などの史実を織り込みながら、思わぬ結末をむかえる。この作品も大満足でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前のオリンピックを控えた横浜での事件です。 とても、硬質で面白いミステリーです。50年程前の横浜と横須賀とが舞台になっています。風俗を読むのも楽しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の近しい場所が散りばめられた この小説は よりイメージがデフォルメされてまるで映像で見ているようにワクワクしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自らが属する社会の周縁に押しやられざるを得ない者たちが人としての尊厳とプロの矜持をかけて巨大な敵に立ち向かう。ハードボイルドの王道をいく傑作です。 同じく作家の誉田龍一氏の解説が素晴らしい! この作品を鮮やかに読み解いた上で、「作家・伊東潤論」に達しています。伊東潤ファン必読の解説です。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|