西郷の首



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西郷の首 (角川文庫)
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初公開日(参考)2020年11月
分類

長編小説

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西郷の首 (角川文庫)

2020年11月21日 西郷の首 (角川文庫)

友はずっと友だ。それだけは忘れるなー。血なまぐさい事件が相次ぐ幕末。百万石の加賀藩は、対立する攘夷派と開国派の狭間で大きく揺れていた。足軽の島田一郎と千田文次郎は互いに支え合いながら、熾烈な戊辰戦争を生き抜く。明治になると、一郎は反政府活動家に、文次郎は軍人にと正反対の道を歩むようになるが…。武士は何のために生き、何のために死ぬのか。激動の時代を正面から描いた、著者渾身の傑作歴史小説。(「BOOK」データベースより)




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No.19:
(1pt)

内容が薄い

加賀藩を舞台に、幕末の動乱期から御一新を経て、明治11年紀尾井坂の変の始末まで書かれたものです。
主人公2人を含めた人物造形の薄っぺらさ、出来事の掘り下げのなさに驚きました。
タイトルも内容と合っていません。

紀尾井坂の変の下手人たちはすぐに処刑しなければ良かったのにと思います。
30年位監獄に入れて世の移り替わりを見せておけば、彼らの思想や行動が、日本をより良くする如何なる結果も(その萌芽すらも)もたらさなかったことが、単に特権や生計手段を失い、時流に乗れなかった私怨を果たしたに過ぎないことが、時の経過とともに骨身に沁みたんじゃないでしょうか。

死刑を想定した決起ではあったものの、処刑の際の潔さは事を起こした余勢もあったと思います。
世間が日清戦争の勝利に酔いしれている頃に、忘れられた囚人として処刑したらどう振舞ったか分からないと思いました。
西郷の首 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:西郷の首 (角川文庫)より
4041099749
No.18:
(5pt)

西郷隆盛の首という士族の終焉としての象徴

幕末~明治維新の加賀藩士・足軽2人が主人公の小説。タイトルからすると、西郷隆盛さんの小説家とおもいましたが、全然違いました。西郷どんの期待をしている方にとっては期待はずれかもしれませんが、私にとっては期待以上の小説でした。西郷隆盛の首という士族の終焉としての象徴が、この小説のタイトルになっています。そこで対比されるように、武士としての誇りを守り続けた一郎と、新しい時代へと適応させていった文次郎。その2人の対比が熱くもあり切なくもあり…なんとも言えない気持ちになりました。終盤にかけては特に面白く、一気に読みました。非常におすすめの小説です。
西郷の首 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:西郷の首 (角川文庫)より
4041099749
No.17:
(5pt)

主人公が加賀藩の足軽?

主人公が加賀藩の足軽?
幕末物で随分マイナーだな?
西郷とどう繋がるんだ?と思いつつ読み進めると驚愕の展開で自分の勉強不足を痛感。最後は涙無しでは読めません。何でこんなすごい作品が書けるんだろう?
西郷の首 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:西郷の首 (角川文庫)より
4041099749
No.16:
(5pt)

本格歴史長篇の傑作だ

幕末、加賀藩士で無二の親友である文次郎と一郎、明治維新に翻弄され別々の道を歩むことに世の中に不平を持ち罪により、自己陶酔のなか死した一郎より、軍人になり、迷いながらも、愚直に任務を全うした文次郎を私はリスペクトします。
西郷の首 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:西郷の首 (角川文庫)より
4041099749
No.15:
(4pt)

武士の終焉に関わる友情物語

西郷隆盛と大久保利通の友情については広く知られているが、その二人の死に関わった人物もまた親友と言える関係だった。
西郷と大久保がたもとを分かつように、歴史の荒波は、本作の主人公の島田と千田を引き裂いていく。
幕末におけるわき役である加賀藩を舞台に、幕末の状況が語られたうえで、士族の不満と暴発に至る心情が丹念に描かれていく。

タイトルは「西郷の首」だが、西郷隆盛はほとんど出てこない。
だが、「西郷の首」が士族にとって「武士の時代の終焉」を明確に示すものであるがゆえに重要なのだ。
否応なく直面することになった武士の時代の終焉。武士ではなく軍人として生きる千田と、士族として志士として生きる島田。
西郷の首についての、二人の受け取り方の違いと、その後の分かたれた道。
歴史に翻弄される悲哀の友情物語であり、個人的には名作だと思う。
西郷の首 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:西郷の首 (角川文庫)より
4041099749



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