戦国鎌倉悲譚 剋
- 人質 (101)
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小田原北条家の尖兵、玉縄北条家の当主・氏舜は、一門を率いて関東の戦場を駆けめぐっていたが、心中では仏門への憧憬を捨て切れず、己の生きる道に思い悩んでいた。里見家より人質として送られて来た美しく気高い尼僧・青蓮尼を一目見たときから、その苦悩は一層深まる。理念と情念の相剋を描いた胸に沁みる物語。 | ||||
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僕も「天秀尼 豊臣家最後の姫」という時代小説を3/7ミヤオビパブリッシング(宮帯出版社)より発売しますので、その物語とリンクする場面があって、興味深く拝読しました。敦賀信弥 | ||||
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里見義弘の妻になった青岳尼について興味があったので、こちらの本を購入。 物語は青岳尼と義弘との間の姫、初実(青蓮尼)と北条氏舜との交流にふれたもの。 この作家の本はたてつづけに五冊ほど読んでいて、史料を駆使して物語を組み立てるのがうまいな、と感心していました。 ただ、女性の描写があまり目を引くところがなく、さびしいかな……。恋物語はどうだろう? という期待もありました。 母が尼僧の身分を捨てて、義弘とかけおち(?)した結果生まれた自分を責めている美貌の姫(尼僧) 個人的に断定すると、ヒロインはビッチ。 自分から「抱いて」とせがむのはかまいません。そのあとがいけない。 なにしろ、一夜妻になった引き換えに、氏舜に仏の道を選ばせて「救う」つもりだった、という詭弁。男性にとってはむごすぎ……。素直に「好き、抱かれたかったのです」と言えばかわいいのにね。女として生きる覚悟がないなら誘うな、尼僧でしょ、とつっこみを入れたくなるのはわたしだけでしょうか? それでも氏舜は青蓮尼を強引に還俗させて正妻に(側室ではないところに男の誠意がある)しようとする。青蓮尼は拒否して、顔を焼く。 戦国の世で自分の意志を曲げないのは賞賛されるべき、と決め付けてヒロインを造形したのでしょうか? さらに、軟弱な氏舜にも共感できませんでした。 戦闘シーンが充実しており、他の人物がキャラ立ちしている高感度が、主人公たちのイマイチな性格が残念です。 | ||||
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同じ作者の「」と若干被るような気もする内容です。間宮康俊と玉縄衆が出てきて、主人公と周辺の人物が良い人というだけですが、無理して書いている感があってあまり面白くありませんでした。 私個人は北条家ファンなので強く格好良く描いてくれれば、たとえ滅びの道を進んでも悪く思いませんが、こうも美化して書かれると気持ち悪いです。どうせ書くなら、北条氏舜を「花の慶次」ばりに書いてほしかったですね。これでは、ただの良い人止まりです。 | ||||
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戦国時代,関東北条家の一翼を担う分家として『玉縄北条家』がある.玉縄北条家でもっとも有名なのは,“地黄八幡”でその名を知られる北条綱成である.福島(くしま)家の綱成が北条の氏を賜り,当主の氏康と肩を並べて時代を生き抜く様は,数々の小説で題材となっている.しかしながら,その跡を継いだ氏繁となると知名度は落ちる.さらにその次世代となる氏舜になれば,知っている人の方が少ないだろう.本作品は,この氏舜を主人公としている. 自分自身は戦国時代の武将が好きで,氏舜の名前は知っていた.が,戦国武将としては優秀な印象はなく,どちらかというと良いイメージのない武将の一人であった.本作品を読んでも,武将としての氏舜のイメージはそう大きく変わらない.だが,一人の人間として好きになった. あまり良いイメージの無い武将を好きな人物にさせる伊東潤氏の筆運びには,脱帽するしかない.戦国時代の武将としては無名に近いだけに,時代背景を知らない人が読んでも十分楽しめると思う. | ||||
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