琉球警察



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    初公開日(参考)2021年07月
    分類

    長編小説

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    琉球警察

    2021年07月15日 琉球警察

    沖縄を取り戻せ! すべてを奪われた戦後の沖縄。 その絶望の中でも前を向いていた男たちがいた。 奄美郡島徳之島出身の東貞吉(ひがしさだよし)は、琉球警察名護警察署に配属になり、 米軍現金輸送車襲撃事件の主犯逮捕の手柄を立て、公安担当になる。 沖縄刑務所暴動で脱獄した人民党の末端、島袋令秀(しまぶくろれいしゅう)に接近し、自分の作業員(スパイ)に育てることに――。 令秀が人民党の瀬長亀次郎(せながかめじろう)に心酔していくなか、貞吉は公安としての職務を全うするために、敬愛する瀬長を裏切ることができるのか。 矛盾と相克に満ちた沖縄で、主人公は自らの道を歩んでいく。 一気読み必至のバイオレンス・ロマン(「BOOK」データベースより)




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    琉球警察の総合評価:9.71/10点レビュー 7件。Bランク


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    No.7:
    (5pt)

    良く、戦後から復帰までの沖縄の歴史を検証してます❗

    図書館で偶然みつけ、興味が湧き、購入しました。沖縄の大学で勉強し、戦後から復帰までの歴史、瀬長亀次郎氏の活躍に興味がありました。サンフランシスコ条約で、日本から切り離された南西諸島で、奄美の人達が、沖縄にたくさん出稼ぎに行ってたのは知ってましたが、先に復帰したことで、賃金を下げられたり、不利益を被った事は初めて知りました。小説の後半は、米軍高官と公安の繋がりが安易に描かれたのは⁉️と思いましたが、これだけエンターテイメントの仕上げは労作です‼️
    琉球警察Amazon書評・レビュー:琉球警察より
    4758413851
    No.6:
    (5pt)

    コンサル出身の作者が綿密な調査により、米国占領下の沖縄裏面史を「告発」した快作

    伊藤潤さんの事は、TVの歴史番組で知り、歴史小説を数冊楽しく読んだ。今回、戦後沖縄に舞台を置いた作品を書いている事を知り本書を手に取った。歴史小説と同じくストーリーテリングの上手さには舌を巻いたが、それ以上に設定のディテールの細やかさに驚いた。評者は常々沖縄に関心を持ってきたが、本書で知る新しい事実が多数あった。奄美諸島出身者が沖縄人に差別を受けていること。米国支配下で、土地を取り戻す事をベースにした地に足のついた反米活動があり、沖縄県人が熱烈に支持していたこと。返還前にも、本土の公安の監視や工作が続いていたこと。伊藤さんは、外資系会社を数多く勤務後、コンサルタントを経て作家になったので、事実調査はお手の物と語っている。事実が分かり易い小説の形で提示されると、一般の読者も受け入れ易いと思う。巻末の対談で、「告発」を主題に小説を書いてきたと語っている。沖縄は日本の戦後の発展の裏面史である。本作は多くの読者に読まれ沖縄の歴史を理解促進に役立つと思う。今後も骨太の作品を期待したい。
    琉球警察Amazon書評・レビュー:琉球警察より
    4758413851
    No.5:
    (4pt)

    妙にリアリティがある

    瀬長亀次郎を題材にした小説。

    実際に、米軍の指揮命令系統にいながら、瀬長に陶酔していた人たちって多いんだろうなぁと思いながら読むと妙にリアリティがある。
    琉球警察Amazon書評・レビュー:琉球警察より
    4758413851
    No.4:
    (5pt)

    重過ぎる歴史の現実の中で、予断を裏切る巧な構成と臨場感。第一級の冒険小説。

    兎に角、息を持つかせぬ活劇シーンが要所に差し込まれ、舞台設定が暗転する。予断を裏切る展開は、息をつかせない。第一級の冒険小説と言って良いだろう。
    人物描写の描き分けが類型的と言えなくもないのだが、テンポとメリハリを付ける為には、仕方がなかったのだろう。沖縄が抱える余りにも多くの問題を書き込んでいるので、人物像に曖昧さが残ると小説の骨組みが揺らぐ虞がある。沖縄の歴史と現実をしつこい程に書き込む事によって、小説としての厚みが増し、人物描写の類型性と言う弱味をも強味に変えてしまったと言うことなのだ。

    著者の丹念な、歴史調査・考証には敬意を表するが、本書81頁に「ポリタンク」が小型漁船の燃料補給(保管)容器として出て来るのは如何なものか? 1950年代は5ガロン缶(18リットル缶)またはペール缶(20リットルの小型ドラム缶)または、ポリタンクと同じ形をした金属缶(ジェリィ缶)が使用されており、ポリエチレン製の燃料容器は流通していなかったと思う。

    沖縄がサンフランシスコ講和条約によって本土から切り離された1951年から、今年は70年目に当たる。この年に、本書を手にする事になったのは偶然だろうか。1973年に沖縄返還(祖国復帰)が実現したとは言え、考えさせる事が多かった本でもある。
    琉球警察Amazon書評・レビュー:琉球警察より
    4758413851
    No.3:
    (5pt)

    沖縄をおもう人々

    終戦後のアメリカの統治下にあった沖縄が舞台。
    アメリカから共産主義者と見なされていた瀬長亀次郎に魅かれながらも、職務を全うしようとする奄美出身の公安警察の東貞吉の苦悩を中心に当時の沖縄の情勢が語られる。

    戦後から沖縄が受けてきた差別や迫害、「沖縄を取り戻す」という悲痛な叫びと、アメリカと共存せざるを得なくなりつつある混乱期を生き抜く沖縄の人々のリアルが胸に迫ってくる物語。
    琉球警察Amazon書評・レビュー:琉球警察より
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